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魔王の娘〜元神獣と父探し冒険記〜  作者: 蜂蜜餡子
いざ世界へ。 バランディアの町編
76/99

75話 リエルの憂鬱と明かされる正体

誤字脱字は時間があるときに修正します。

 下の階へと降りてきたリエル達は普段とは異なるな光景を目にする事になる。

 いつもならカレンかエイダが居るはずの受付だが、どちらの姿もない無人の玄関口が広がっている。


 〖誰もおらんな。不用心じゃのう〗


 〖起きてくるのが早すぎたってことは無いと思うんだけど・・・どうしたのかしら?〗


 〖・・・何か外が騒がしくは無いですか?〗


 〖外?〗


 リエルには聞こえない人の声をナシタの聴覚が鋭敏に察知する。


 〖・・・これは厩舎の方じゃな〗


 続いてミヤビの魔力感知に引っかかったのは、昨晩ミヤビの体の汚れを落とすのに使わせてもらった厩舎の方にいる三人の存在だった。


 〖如何いたしますか?確認しに参りますか?〗


 〖・・・なんか嫌な予感がするからあまり行きたく無い〗


 〖じゃな。食堂で飯を食うほうが大事じゃ〗


 リエル達が食堂に向かって歩き始めようとした時、入り口からカレンが血相変えて飛び込んでくる。

 リエルと目が合うと、カレンは勢い良くリエルの元へ走ってくるとまくしたてる様に喋り始める。


「リ、リエルさん!?一体何をしたんですかアレ!?アレはリエルさんの仕業なんですよね!?どう言うことか説明して下さい!」


 カレンの剣幕の凄さに驚いたリエルは、後退りながら引きつった顔で言葉を返す。


「ど、どうかしたんですか?アレって一体何の事でしょう?」


 勿論リエル達にはカレンが言っているアレの心当たりは付いている。だが、ここは知らないフリで切り抜けるつもりのリエル。

 そこへ颯爽と現われたのは、大きく育った野菜を籠いっぱいにしてシエラだった。


「あ!リエルお姉ちゃんおはよう!見て見て!お庭で取れた野菜!」


 リエル達の元に駆け寄るとずいっと籠を差し出して見せようとするが、籠の重量に耐えかねてシエラはバランスを崩してつんのめり倒れそうになるが、咄嗟にカレンがそれを支えて転倒は間逃れる。


「そんなに沢山持って来て・・・気をつけなさい」


「はーい。お父さんにも見せてこよ!リエルお姉ちゃんまたねー」


 シエラは転び掛けた事も忘れて猛ダッシュで食堂の方へと走って行く。

 リエルもその後に続こうとするが、やはりカレンに呼び止めらてしまう。


「逃げようとしても駄目ですよ!一体どう言うことか説明して貰いますからね!」


「な、何がですか?」


「さっきシエラが持っていた籠いっぱいに詰め込まれた野菜、あれは厩舎の横にある小さな畑で採れた物なんですよ」


「そ、それは凄いですね。あんなに見事な野菜が育てられるなんて」


「はい。不思議な事にあの畑はお母さん達がこっちに移って来た日に種を植えた物なんですよ」


「そ、それはまた・・・随分と成長が早いんですね。は、ははは・・・」


「そうですね。偶然にもリエルさんに厩舎をお貸しした次の日にこんな事が起きるなんて、とても不思議な話だと思います」


 苦し紛れの乾いた笑いを返すが、ジトッとしたカレンの目が向けられている。

 完全に自分達の仕業だと考えているのが十分に感じ取る事ができる、猜疑心に満ちた視線に耐えられなくなって来た時―――


「あらリエルさん。おはようございます。今日はお早いですね」


「エ、エイダさん。お、おはようございます」


「・・・」


 二人が挨拶を交わしている横で、カレンは黙ってリエルを見ている。それを不審に思ったエイダはカレンに声を掛ける。


「どうしたのカレン?怖い顔して」


「・・・別に、何でもない」


 そう言ってカレンは受付のカウンターから奥へと引っ込んでしまう。

 エイダは受付の中に入ると来客に備える形でリエル達と向かい合う。


「あの子ったら、どうしたのかしら?」


「ど、どうしたんでしょうね」


 難を逃れ安堵し掛けたリエルであったが、エイダの一言でカレンが何故あそこまで執拗に食って掛かったのか知る事になる。


「シエラが頑張って世話をしていた畑で立派な野菜が取れたのに・・・嬉しくないのかしら?」


「え、あれってシエラちゃんが育てていた物何ですか?」


「ええ、早起きして水撒きやら草取りをして、お爺ちゃん達にも色々話を聞きながら頑張ってたんですよ」


 カレンが怒っていたようなそぶりを見せた理由は簡単だった。妹が頑張って育てていた物をリエル達がぶち壊しにしてしまったからである。


(考えが甘かった・・・ど、どうしよう)


 〖リエル様、どうか致しましたか?〗


 〖どうした?飯を食いにいかんのか?〗


 ナシタとミヤビにはリエルの困惑なぞどこ吹く風といった様子。エイダの話にも全くの無反応であり、カレンの態度の事にも関心のかけらも無かった。


 〖・・・あんた達は良いわね。呑気で〗


 リエルは悩みの種が増えた事を頭を抱えて転げ回りたい気持ちを抑え、代わりに大きくため息をつくと、とぼとぼと食堂の方へと力無く歩き出す。

 その後ろをミヤビ達も付いて行き、受付から一人と二匹を見送りながら首をかしげるエイダ。


「リエルさんもどうしたのかしら?」




 重い足取りで食堂へとやってきたリエルとミヤビ達。まだ朝の七時前だというのに食堂のテーブルには多くの人が朝食を楽しんでいるのが見て取れる。

 リエル達がカウンターへと向かいメルヴィンに三人分の食事をお願いして少しすると、料理が乗せられた配膳プレートが三セット、目の前に並べられる。

 いつもの様にメルヴィンがナシタとミヤビの分のプレートを進んで運ぶのを手伝ってくれる。

 リエルは他のお客さんに迷惑をかけない様に隅っこの席へと歩いて行き、テーブルに自分が持っていたプレートを置くと、残りの二つをメルヴィンから受け取り床へと並べる。


「いつもありがとうございます。メルヴィンさん」


「いえいえ。ごゆっくりと召し上がってください」


 そういうとメルヴィンは軽く会釈をリエルへと返してカウンターへと戻っていく。

 リエルは席に着くと周囲を確認して、胸ポケットを上から指で軽く叩く。すると――


「ご飯ね!」


 ポケットから勢い良く頭を出したクエレは眼前に置かれた料理に目を輝かせると、くるっと前転する様にポケットから降りてテーブルへと降り立つと、どれから手をつけようか目移りしているのが見て取れる。

 リエルが肉の腸詰にナイフを入れると、プシュっとナイフを入れた所から食欲を刺激する湯気と肉汁が浸み出てくる。

 そのまま食べやすい大きさにカットした物をリエルはフォークで刺してクエレの元へと持ってくる。

 差し出された料理をフォークから引き抜いたクエレはリエルの陰に隠れる様にテーブルに座り込むと、手に持ったその料理に齧り付く。


「―――っ!お~い~し~!」


 モグモグと口を動かし、飲み込んだ最初の一口への感想を堪らず漏らしてしまったクエレだが、食堂内の活気のお陰もあってそこまで目立つ事は無かった。


 リエルも魚の切り身を焼いた物にフォークを伸ばして口に運ぶ。だが、料理を咀嚼するリエルの表情は芳しく無い。


「むぐむぐ・・・・はぁ~・・・」


 料理を貪っていたナシタであったが、ため息をついているリエルに気づいて食べるのをストップすると、心配そうに声を掛ける。


 〖どうかなされたのですか、リエル様?先程からどうも御様子がおかしいように見えるのですが・・・〗


 〖んー・・・ちょっとね・・・はぁ・・・〗


 再び小さくため息をつくと、もそもそとパンを口に運び始めるリエル。ナシタの横で食事をしていたミヤビも不振に思い顔を上げるが言葉はなく、ナシタと顔を見合わせて首を傾げるのだった。




 食事を済ませたリエル達は早々に席を立つと、食器をカウンターへと返却してメルヴィンに料金を支払い食堂を後にする。その足で玄関口に向かい、受付にいるエイダから会釈を受けて宿からでると、昨晩交わした約束を済ます為冒険者ギルドへと向かう。


 朝から活気のある街の大通りを歩いていると、見たことがある人物が、同じ方向に向かって歩いているのを見つけたミヤビが声を上げる。


 〖むむ?あれは確かクラウスと・・・領主のなんとかという者じゃな〗


 〖確かハボットという名だったと記憶しておりますが・・・それがどうかしましたか?〗


 〖別にどうもせんが・・・と言うかリエルよ。お主どうしたんじゃ?さっきから様子がおかしいぞ?〗


 〖何処かお身体の調子がよろしく無いのですか?〗


 歩きながら何度もため息をついているリエルの様子に、ミヤビ達も見かねて理由を尋ねるが――


 〖本当にあんた達は分かってないのね。いい?カレンさんが怒ってたのは私達が原因なのよ〗


 〖なんじゃと?〗


 〖わ、私達のせいと言うとどう言う事なのでしょう?〗


 〖直接見てないからどうなったのかは分かんないけど、昨日ミヤビが巻いた水の力でシエラちゃんが頑張って世話をしていた畑を急成長させちゃったんでしょうね。シエラちゃんは気づいてなかったみたいだけど、カレンさんの方は昨晩のやり取りから私達の仕業だって分かってる感じだったしね〗


 リエルは自分の考えをミヤビ達に説明するが、やはりと言うべきか、ミヤビとナシタは“畑が立派に育った事の何が悪いのか?”と、さっぱりわからない様子で顔を見合わせいる。


 〖はぁ・・・やっぱり分からないのね・・・やっぱり止めなかった私が一番の原因なのよね・・・どうしよう・・・〗


 クエレを除く全員がそれぞれモヤモヤしたものを心に宿したまま、目的地である冒険者ギルドへと到着してしまう。

 ギルドの扉を開き中に入ったリエルの先にいたのは、先程大通りで見かけたクラウスとハボットだった。


「おや、リエルさん。おはようございます」


「ご、ご機嫌いかがかな?リエル――さん。あ、朝早くからお仕事とは精が出ますな」


「おはようございます。クラウスさん。ハボット様」


 三人が親しそうに挨拶を交わしている様子を見た周囲の――ハボットの事を噂レベルで知っている冒険者達は、驚きの想いを表に出さ無いように隠しながら、三人のやり取りを観察し始める。


 異種族を認めない横暴な人物だと噂されている貴族の領主が、なぜエルフ族と親しそうに会話を交わしているのか?

 噂に踊らされる様な者達なら実に興味を唆られる話だろう、聞き耳を立てている者は結構な数が見受けられる。


 リエル達とハボット達もそれに気づく様子はなく、軽い世間話程度のやり取りを続けているが、そこに割って入ってくる者が現れる。


「おはようございますーリエルちゃんー。お朝早くから来て頂いて有難うございます。ささ、マスターが奥でお待ちですのでこちらへどうぞー」


「リエルさんもマルドゥク殿に呼ばれた口でしたか。なら、我々も一緒という事ですかな?」


「いえいえ、お二人はもう少しお待ち頂いく必要が御座いますので、後ほど別の者が参りますから暫しお待ち下さい。ではリエルちゃん、行きますよ」


「は、はい。クラウスさん、ハボット様、お先に失礼します」


 リエルは二人にお辞儀をすると、キャスの後を付いてその場からカウンターの奥にある扉へと消えてゆく。


「全くマルドゥクの奴!私を後回しにするとはなんて奴だ!」


「マルドゥク殿にも事情があるのでしょう。リエルさんも昨晩の出来事に関係があると見て間違いないでしょうし、今は大人しく待つとしましょう」


 クラウスの方はルエル達にある程度理解を示していることもあって、今回のギルドからの呼び出しにも多少なりとも察しが付いている部分があるので落ち着いた態度を見せているが、ハボットの方は昨晩の出来事をあやふやな報告書でしか知らされていない為、情報のすり合わせは急務であった。


「ハボット様、クラウス様、お待たせ致しました。ご案内致しますのでこちらへどうぞ」


 現れたベリンダに連れられてハボット達もその場から移動するのだった。




「おっ、来おったか。待っておったぞ」


「おはよう、リエルさん」


 リエル達が部屋に入ると、既に待っていたマルドゥクとベルセフォネが声をかけてくる。


「おはようございます。お待たせしました」


「何、気にすることはないぞ。空いてる席に座るといい」


 リエルは近くの椅子に腰を下ろすと、キャスが紅茶の入ったカップを用意してくれる。


「ミヤビちゃんとナシタちゃんも飲みますか?」


「うむ。妾は頂くぞ。少々長い話になるじゃろうからな」


 ミヤビは人の姿を取ると、リエルの隣に座り

 、キャスから差し出されたカップを受け取り口をつける。


(ふむ、毒の類は入っておらんな。昨晩の一件でもしやと思ったが、この者達のリエルへの接し方に変化はないようで一安心と言ったところか)


「私は結構です」


 ナシタはリエルの傍で伏せる姿勢を取る。


「さて、聞かせてくれるんじゃろ?お主達が一体何者なのか」


 〖ミヤビ、良いのよね?〗


 〖うむ。問題ないじゃろう〗


 念の為ミヤビに確認したリエルは、ミヤビの言葉を受け、満を持している自分の正体を口にする。


「あたし、どうやら魔王の子供らしいです」


 淀みない口調でそう言い放ったリエルだったが、その言葉を聞いたマルドゥク達の反応は沈黙だった。


「・・・あの、やっぱり驚いてます?」


「ん、ああ・・・そうじゃな・・・ふむふむ」


「冗談・・・と思いたいけどアレを見た後だと・・・うーん」


「・・・驚きの事実ですね」


 反応はそれぞれだったがおおよそ感想は同じものだった。


「確認させてくれんか?嬢ちゃんが魔王の子だと示す様な証拠はあるのかね?確かに昨晩嬢ちゃんが見せた力は常識を遥かに凌駕する物じゃったが、本当に魔王の子供だというのに間違いはないのかね?」


「間違いない。妾の【魔眼】が読み取った情報の中に【魔王の娘】という称号が冠されているのを確認済みじゃからな。物的証拠と言われると、この子の力がその証明としか言えんな」


「・・・質問があるのだが良いだろうか?」


「答えるかは内容によるがな」


 ベルセフォネはミヤビに確認を取ると、己の疑問を口にする。


「ミヤビ――ちゃんで良いのだろうか。もしかして君も魔王の一人とかなのかしら?」


「妾は魔王とは違うぞ。色々あって今はこの子の従魔をやっておるが、元は神の一員――神獣に名を連ねる存在をやっておった」


 ミヤビの言葉は再び室内に沈黙を生み出すのに十分な内容を含んでいたのは疑う余地はないだろう。

 そんな沈黙の中、特に気にした様子も見せないミヤビは、紅茶の入ったカップを優雅に口へと運び、香りと味を満足そうに堪能している。


「・・・驚く事になるとは思っておったが、流石にこの内容は想定外じゃよ。正にとんでもない事実という奴じゃな。ミヤビ殿といい話を渋っていたのも十分理解出来るわい」


「理解してもらえた様で何よりじゃ」


「ご、誤解しないで欲しいんですけど、私のお父さんは魔王だってミヤビに聞きましたけど、悪い人じゃないらしいので、そこはその・・・」


「ルエルちゃんが悪い子じゃないのは理解してますが・・・」


「こちらで魔王のイメージが悪いのは妾も聞いたが、実際は神と魔王は同列の者。どちらが悪だ善だという違いは無い。詳しい事は言えんが人にも色々な者がおるじゃろう?それと同じ事じゃ」


 ミヤビから返ってきた言葉で、キャスは合点が言ったという感じで手の平をポンっと叩く。


「ふむ。実に興味深い話じゃな。じゃが、あまり知りすぎても不味そうな内容なのが残念じゃわい」


「ほう、もっと色々問い詰められるかと思っておったが意外と殊勝じゃな」


 ミヤビからかけられた言葉に軽く笑いを上げると、マルドゥクもそれに応える。


「流石に儂でもそれくらいの分別は持っておるよ。じゃが、これだけは聞かせて欲しい。それほどの存在である嬢ちゃん達がなぜ冒険者なんぞやっておるんじゃ?」


 ミヤビがリエルに顔を向けると、リエルは悩む事なく頷き、マルドゥクに自分達の旅の目的を明かす。


「お父さんに合うのがあたしの旅の一番の目的です」


「何じゃと?お父上と一緒に暮らしておった訳では無いのか」


「はい。あたしはレインウッドの村でお婆ちゃんと、お母さんの姉弟のエリック兄さんと一緒に暮らしてたんです。そこで色々あってミヤビと出会い、お父さんの事を聞いたんです」


 マルドゥクは髭をさすりながら、何度か頷きリエルを見る。


「なるほどのぉ・・・お父上が何処にいるのかは分かっているのかね?」


 マルドゥクの質問に対してリエルは左右に首を振る事で答えを示す。

 それに対して“ふむ”と一言漏らした後、マルドゥクから言葉は帰ってこない。


「それについて妾達から頼みがあるが聞いてもらえんか?」


「儂にできる事なら構わんよ。嬢ちゃん達には世話になっておるからな」


「リエルの父親についての情報が欲しい。こちらで把握している情報では全然足りん。何か大きな出来事の記録、もしくは不自然なほどの力を持っているような人物について何かあればと思っておるんじゃがな」


「ふむ。嬢ちゃんの力は見せてもらったが、あれ程の力を持っている訳じゃから、父上の方も・・・」


「雲をつかむ様な話じゃが、現状他に手がかりがない故、その辺りから当たっていこうと考えておる。妾達も他の町へ赴き情報を集めるつもりじゃ」


「お聞きしたいのですけど、神様でもリエルちゃんのお父様の事は把握できないのですか?」


 不思議そうに質問してくるキャスにミヤビは簡潔に答えを返す。


「詳しい事は言えんが、リエルの父親はちょっと変わった性格らしくてな。知り合いに情報を集めてきて貰ったのじゃが、居場所は分かっておらん」


「ふむ、大体の事情は分かったぞい。そう言う事ならこちらでも少し調べてみよう」


「私の方でも何か分かったら連絡させてもらうよ。冒険者としてそれなりに培った情報網もあるからね」


「よろしく頼む」


「宜しくお願いします」


 リエルは深く頭を下げる。


「さて、嬢ちゃん達の話も聞かせてもらった事じゃし、残すは昨晩の事件についてじゃな。キャス、ハボック達を呼んできてくれ。それとミヤビ殿はその姿のままで良いのかね?」


「む、そうじゃったな」


 ミヤビは椅子から降りると、ナシタと同じようにミヤビの傍で元の姿で横になる。それを確認したキャスは、ハボット達を連れてくるべく、部屋を後にする。


お疲れさまでした。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

楽しんで頂ければ幸いです。


次回から新しい町での話に移ろうと思ってます。

投稿はまた一週間後ということでお願いします。

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