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オリヴィエの受難(旧題:彼女に神の祝福は無く)  作者: はーみっと
第一章

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世界観用語


術式

 本作品における超自然的な力を発現させる技術の総称。

 術者が持つ内的エネルギーと世界が持つ外的エネルギーを合わせることで、術者が望むように世界の書き換えを行う。書き換える規模が大きいほど、エネルギーと術式の規模は大きくなる。どれだけ素早く正確に大規模に世界を上書きできるかが、術者としての格の高さを示す。

 術者の意識空間に刻まれた術式パターンと口頭詠唱、それに類する印、サポート用の道具(カード・宝石・薬品)などのトリガーを起点に術式を発現することができる。消費する内的エネルギーと外敵エネルギー・術式パターンを基準に、いくつかに分類される。精霊術・錬金術・死霊術・聖術などの術式が主に知られているが、他にも多くの術式が存在する。

 術式による干渉力は、世界の抵抗力に加えて、術式を受ける側の抵抗力も加わるため、実用的な術式の構築は難しい。特に内的エネルギーがあれば誰にでも使える汎用的な術式の多くは試行錯誤の末に生み出されたものであり、新たな汎用術式の発見率は年々下がってきており、その中でもさらに実用的な術式は少ない。

 一方で個人用に調整あるいは開発された術式構築は常に改善されており、使えば使うほど技術として洗練されていく。ただしこれらの個人術式の多くは他者に流用することはできず、大抵の場合は一代限りである。


精霊術式

 大陸列強を中心に、世界的に広まっている術式。

 ほとんどすべての種族が持つ精霊の内的エネルギーを使用して扱う。その多くは汎用術式であり、火を起こし、水を浄化し、地を整え、風を調整するなど、基本的に生活基盤を支えるものが多い。誰でも手軽に扱えるため、法制度が最も進んだ分野であり、主人公であるオリヴィエが使用する術式の多くは戦闘用・軍用・対魔獣の術式であり、仕様や開発には多くの法的制限がある。

 誰にでも使える術式ではあるが、それらを極めようとする者の多くは変人奇人の類みられることが多い。


錬金術式

 精霊術式同様に、世界的に広まっている術式。

 精霊術式がその場で効力を発現する術式であるのに対して、錬金術式の多くは力を貯め込み継続的な使用を主な目的としている。代表的なものは単純労働力として使われる数々のゴーレムであり、次いで術式を封じる呪符、身体能力を上昇させる各種ポーションである。術式のパターンとして、口頭詠唱以外にも術を込めるための触媒が必要なパターンも多い。

 近接戦闘用の武器の他に、銃火器などにも錬金術式を刻むことが多くなり、術者の多くは職人・研究者気質の者が多い。


死霊術

 名前だけは知られてはいるが、世間的にはあまり広まっていない術式。

 死者を媒介にした術式であり、死者を操ることを目的としているため、基本的に他の術式よりも重い制約と監視が行われており、イメージの悪さから術者の数も少ない。本作品の時代においては、労役はゴーレムにとって代わられており、攻撃術式の多くも国際的な制約を受けているため、死霊術師の多くは殺人事件の被害者から証言の引き出しや死後労役の契約を結んだ者の死兵を生み出すのが主な仕事である。

 死体と接する機会が多いため、術者の多くは陰鬱な雰囲気を持つか、逆にやかましいほどに明るく陽気な者が多い。死後の世界に関しては術者個人個人に独自の見解があり、その手の議論は終わることがない。


聖術

《大禍》に対抗できる唯一無二の術式。

 使用には特別な内的エネルギーが必要であり、先にあげた術式が基本的に誰でも使える術式であるのに対して、この術式のみ生まれ持っての生得的な資格を必要とする。

 汎用術式であっても、資格のない者は聖術を使用できない。

《大禍》に対抗するための術式であるため、基本的に戦闘用に開発されたものが多い。

 汎用術式を含めて、聖の名を冠することを公式に許されているのは聖術のみである。

 王侯貴族の権力が失われた今も《大禍》に対抗できる英雄として権力を維持しており、聖術師の大家は世界の守護者として責任に応じた権力も持ち合わせている。傲慢で自信過剰な者が多いが、同時に責任感が強い者も多い。



リグルット共和国

 作中舞台の国。

 王侯貴族の統治が終わった後、共和国と名を改め、現在は共和国議員による統治が行われている。大陸列強の一つでもあり、それなりの発言力を持っている。この世界において種族間の闘争は多くはないが、その中でもリグルット共和国は多くの種族が暮らしている。国民の大半は中道であり、基本的に善良である。

 いくつかの国と国境間の問題を抱えてはいるが、国内はおおむね平和であり、ここしばらく大きな戦争の経験はない。国内外において多少の問題はあるが、安定した国家の一つである。



クランハフェン

 作中の主な舞台となる都市。

 リグルット共和国にある千年以上の歴史を持つ大都市であり、首都に次ぐ影響力を有している。聖術師の大家であるヘルムタール家の影響力が強く、リグルット共和国都市議会とヘルムタール家の長老会による政治的な綱引きが行われている。

 国内外の様々な企業が会社を構え、大陸各地の者や人材が集まる豊かな都市である反面、その富に群がる犯罪組織なども暗躍しており、それに対応するため強力な駐留軍がにらみを利かせている。




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