ティアの姉、参上
「えーーーーーーーーーーーッ!」
朝からティアのうるさい騒ぎ声が聞こえてきた。
「うるっせーなぁ。なんだよ朝から騒いで。」
「ヤ、ヤツが来る………。」
ヤツ?いったい誰だ?
「ん?ティア、その紙はなんだ?」
「あ、これ?ヤツが書いた手紙よ。」
「どれどれ………うーわ、なんだこの汚い字は!まるでミミズがサンバ踊ってるみたいだ。」
すると後ろから聞き慣れない声が聞こえた。
「悪かったわね。ミミズがサンバ踊ってるような字で。」
「おわぁ!」
「ウゲッ、来た~。」
振り返ると知らない美人がいた。
「ど、どなたですか?」
「ソイツは私の姉のマイアよ。」
「もー、ティアちゃん!ソイツなんて呼ばないでマイアお姉ちゃんって呼んで!」
「えー、嫌よ。」
「そんなこと言わないで~!お姉ちゃんて呼んで~!」
「鬱陶しい………。だから来てほしくなかったのに………。あとその胸を押し付けるな!もぎ取るわよ!」
なるほど過保護なお姉さんてことか…。ティアはこの人が苦手なタイプなのな。あと胸の大きさが今まで見たなかでダントツで一番だ。それもティアがあの人を嫌っている理由の一つか。
「ん?ティアちゃん、貴女の首から変な魔力が感じられるわ。なんかテイムに似ているような……。」
げっ!マ、マズイ。もしバレたらあの過保護なお姉さんのことだから殺されるんじゃないか?
「ん?この変な魔力………そこの男が発する魔力と全く一緒………。」
ヤ、ヤバい!殺される!
「ねえ、そこの君。ちょーっと話が聞きたいんだけど。イイカナ?」
も、もうおしまいだ!
俺は思わず目を閉じた。
しかしいくら時間が経っても何も起きないので目を開けるとマイアさんがじっと俺の顔を見ていた。
「あ、あの俺の顔に何か?」
「………タイプ。」
「は?」
「あ、い、いえなんでもないわ!貴方がティアちゃんをテイムした不届き者ね!ティアちゃんをテイムした理由は何!まさかティアちゃんを辱しめようと……。」
「いや、そんなことしませんよ。実は……。」
俺はマイアさんにティアをテイムした経緯を説明した。
「なるほど………。じゃあ貴方はティアちゃんをわざとテイムした訳じゃないのね。」
「はい。まったくの偶然です。」
「よし、じゃあ私にもティアちゃんと同じことしなさい。」
「…………what's?」
「ティアちゃんがこんな苦しい思いをしているなら私もお姉ちゃんとして同じ目に合うべきだわ!」
「別に苦しい思いなんてしてないけど。」
「ティアちゃんは黙ってて!とにかくお姉ちゃんの私もテイムしなさい。」
「はあ………でも他の女神にバレたらマズイんじゃないんですか?」
「別に。ティアちゃんは恥ずかしいかもしれないけど私は別に恥ずかしくないし。」
「そういうものですか。じゃあテイムしますね。」
「バッチこーい!」
俺はマイアさんの首を掴んで特殊verのテイムをした。
「さあ、私のことをテイムしたからには私のことをお嫁にもらってもらうわよ。」
「…………what's?」
「私は人間にテイムされた………つまりカズトくんに穢されたのよ!だから責任をとってもらおうと………」
「本音は?」
「カズトくんがすごいタイプ、もろ好みだったから。」
「んな理由で………」
「まあまあこれからよろしくね。」
また厄介なのが1人増えたか………。
因みに後で聞いたところこの人もガッツリ腐っているらしい。これを聞いた俺は俺で描くなよとしっかり念押ししておいた。
こっちもよろしくお願いします。
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