方言使いのメイド
俺が起きてリビングに行くとクルルが疲れきった顔でため息を吐いていた。
「どうした?クルル。なんか悩みでもあるのか?」
「カズトさん……。ここも結構人数増えましたよね。」
「そうだな。俺、ティア、クルル、ルル、ファム、デルタ、春菜、夏海、勇人、ライム、ラビ、アギト………確かに結構増えたな。それがどうかしたのか?」
「人数が増えたのでそのぶん家事の仕事も増えたんです。でも人数が多すぎて………ファムさんはよく家事を手伝ってくれるのですがやはり大変で………。」
「ゴメンな。苦労かけさせちゃって。それなら家事をサポートしてくれる人をたの…………あ、でもここはダンジョンの中だから無理か……。どうすれば………。」
「それなら妾に任せるのじゃ!」
「何かツテがあるのか?」
「魔王城にいたメイドを呼ぶのじゃ。城にいたメイドじゃから有能じゃぞ。」
「でもここはダンジョンだぞ。来てくれるかな?」
「だいじょぶじゃ。魔王城によりも快適で待遇も大幅アップといえば喜んでついてきてくれるぞ。クルルよ、何人程でいいかの?」
「あっ、えーとそうですね……。3人くらいでいいですよ。」
「あいわかった。それじゃいってくるぞ。」
「「いってらっしゃ~い。」」
そして数時間後…………
「連れてきたのじゃ。ほれ自己紹介せんか。」
「はじめまして、うちはアンという者や。」
土佐弁………。
「うちゃポンちゅう者ばい。」
熊本弁………。
「私はタンという者だがや。」
名古屋弁………。
何でバラバラの方言なの?
「ねえ、カズト。この3人の名前をつなげるとアンポンタンになるわよ。」
「ほんとだ。というかアンポンタンて……。大丈夫なのか?」
「まあ、私らに任せとーせ、旦那様。」
「そうばい。うち達は自分でいうともばってん有能やけん!」
「私達はこちらのクルル様のサポートをせやあええんですよね。任せてちょう!私達3人がクルル様を楽にさせてあげます!」
「あの、少し手伝ってくれるだけでいいので………。」
こうしてダンジョンにメイドさんがやって来た。でも大丈夫かな?3人合わせてアンポンタンだけど………。




