俺、もうついていけない………
「クルル、ただいまー。」
「おかえりなさい、みなさ…… その方達は?」
「ああ、こいつらは………」
俺はクルルに勇人、春菜、夏海について話した。
「カズトさんのお友達でしたか。はじめましてクルルです。」
「いえ、私とこちらの夏海さんはもう和人さんのお友達ではなく嫁という関係になったので今後もよろしくお願いします。」
「よろしくね。」
「はい。こちらこそ。」
「ちょっとちょっと和人。」
「どした?夏海。」
「クルルさん。めっちゃいい人じゃない。あんた、あの人をテイムして嫁にしたのよね。」
「間違ってはないけど、誤解を招くような言い方はヤメテ。」
「ねえねえ和人。確かここでは地球の物を取り寄せることが出来るんだよね。」
「え?そうだけど。」
「じゃあ筋肉系の本を取り寄せてほしいんだけど。」
「やだよ。家のペット達に悪影響が及んだらどうしてくれるのさ。」
「筋肉系なら私持ってるわよ。」
「マジですか!」
「ええ、マジよ。他にもたくさんの種類があるわ。」
「ぜ、ぜひ見せてください!!」
勇人が土下座した。コイツが土下座したの初めてみたぞ。どんだけ見たいんだよ。
「コレクションは私の部屋にあるわ。さあ、ついてきなさい!!」
「イエッサー!!」
そして三時間ぐらいティアの部屋からは「フォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーー!!」という声や「イヤッフゥゥゥゥーーーーーーー!!!」という声が聞こえてきた。
「いやー、天国はここにあったのか。」
「どうだった?私のコレクション達は。」
「もう最高でした。今度の作品も楽しみにしてます、先生。今度描くときはぜひ手伝わせてください!」
「先生のクオリティすごかったです。私じゃ足元にもおよびません………。」
「春菜ちゃんのもなかなかだったわよ。今度お互いに新作描いて見せあいしましょ。」
「ぜひともお願いします!!」
「しかし委員長があの有名なBL漫画家『スプリンググリーンズ』だったとは。思わずビックリしちゃったよ。」
「貴女の実力なら今度の神界フェスに参加しても問題なさそうね。」
「神界フェス?なんですかそれ?」
「簡単に言えば神界のお祭りね。一番のメインイベントは女神達が自分の創作物を見せあうものよ。女神のほとんどは腐ってるから実質BLモノしかないわよ。」
「そんな楽園が存在しちゃっていいんですか!?」
「ええ、もちろん!」
「そんな最高のイベントに………ぜひとも出させてください!」
「それじゃ早速ネタを考えないと。私はどんなネタにしようかしら。」
……………コイツらはさっきから食卓の場で何をいってるんだ。
攻めがどうだの受けがどうだの、食卓の場で話すんじゃない!
後、俺をモデルにするのは絶対やめろよ!




