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43話

あと数話は、リンク以外のキャラの話が続く予定です。

 リンクが、アルカディア城に訪れて数日後。イオナは訓練所で騎士団の人と訓練をしていた。


「アイスブラストッ!」


 イオナが、魔法の練習をしているのを騎士団の人は少し遠くから見守っていた。


「イオナ様、最近気合入ってんな〜」


「学園の試験が終わった後、騎士団の人と訓練するようになったけど、その時よりも頑張ってるよな」 


「っ!やっぱり魔法の威力が低いわね。まだ魔力の練りが甘い‥‥」


(リンク君の、全てを無に帰す一撃(オールロスト)は凄かった。ポッセ君も頑張っているし、周りのみんながどんどん強くなっているのに、私だけ置いていかれるのは嫌!もっと強くならなきゃ!)


 イオナが特訓している時に、話しかけてきた女性がいた。


「こんにちは、イオナさん頑張ってますね」


「! マナさん、こんにちは。これからお出かけですか?」


 マナの服装は、騎士団の制服ではなく、白のニットに紺色のロングスカートと落ち着いた服装だった。


「いえ、もう出かけた後です。実はクララちゃんと、街で人気のデザートを食べに行ったんです。美味しかったので、イオナさんも今度食べに行ってはどうでしょう!」


「え、ええ。機会があれば行ってみます」


(マナさん、甘党だったのね。知らなかったわ‥‥)


「ふふ、感想を楽しみにしてます。イオナさんは、魔法の威力に困っているのですか?」


「はい。魔力の練りが良くないのか、威力が上がらないんです」


 そう言うと、マナは口元に手を寄せ考える仕草をした。


「そうですか。それなら、普段から魔力を練ってた方が良いですね」


「普段からですか?」


「はい。普段からやる事によって、スムーズに魔力を練る事ができますし、魔力の質も良くなります」


「なるほど。これからはそうします。ありがとうございます」


「お役に立てたなら良かったです。それと、魔力の練りだけではなく、魔法陣に魔力が通りきっていない場合がありますね」


「でも魔法は発動できてますよ?」


「ですが、詠唱魔法を使う時は魔法陣を使わずに、詠唱自体に魔力を込めて発動しますよね?その時に、魔力が少しでも少なかったらどうなりますか?」


「魔法の操作が不安定になったりします」


「はい、普通の魔法もそうです。魔法の操作が不安定にならないよう、魔法の威力を下げる事によって魔法を安定させるようになっています」


「そうだったんですね‥‥」


「このことは授業で習わなかったのですか?」


「はい、魔法関連の授業は、五大属性の基礎とその派生魔法位です。魔法自体の基礎は習っていません」


「ですか‥‥図書室で魔法関連の本を読むのも、ありかもしれせんね。知識は多くて損はありません。リンク君もこの前、熱心に本を読んでいましたよ」


「リンク君が‥‥図書室に寄りたいとは言ってましたが、そこまで熱心に‥‥負けてられませんわ!」


「その意気です。よろしければ、今から私と模擬戦をしませんか?」



「マナさんと、ですか?」


「はい、どうでしょうか」


(副団長級の人と模擬戦なんて滅多にできない!それに、前回のリベンジマッチにもなりますね!)


「やります!」


「ふふっ。では、試験ではないので、どちらかが降参したら負けにしましょうか」


「はい!」


 突然始まったイオナとマナの模擬戦に、

 騎士団の人達は驚きと、喜びの声を上げた。


「うぉぉぉ!!」


「どっちが勝つかな!」


「流石に、マナさんじゃねえか?」


「でも、イオナ様は最近頑張ってるぞ!」


「マナさんの服、良い感じに破けねえかな!」


「どっちも頑張ってくださーい!」


 イオナとマナは、訓練所の真ん中で向かい合う。マナは口元を引き攣らせていた。


「1人だけ、後でお仕置き確定ですね」


「ハハ‥‥マナさんはお綺麗ですから‥‥」


(私には、そう言った声が無いのがちょっと納得いきませんが‥‥)


「では、始めましょうか。お先にどうぞ」


「それじゃあ、お言葉に甘えて‥‥サンダーボルトッ!」


「氷魔法じゃない‥‥!アースウォール」


 イオナは、五大属性の中で一番速く攻撃ができる、雷属性の魔法を放った。

 それに対して、マナは冷静に土属性のアースウォールでサンダーボルトを防ぐ。


「フッ!」


 バコンッ!

 イオナはすかさず身体強化を使い、魔力で強化したレイピアで、アースウォールのへこんだ部分を貫く。


「ッ!攻撃に関しては、積極的になりましたね」


 マナはバックステップをし、レイピアを回避する。


「攻撃こそが最大の防御ですので!」


 イオナは、念の為距離をとった。

 一連の流れを見て、騎士団の人達は驚愕する。


「おぉ!マナさんのアースウォールをレイピアで貫いたぞ!」


「サンダーボルトの威力も申し分なかったな!」


「マナさんはマナさんで、反射神経がヤバすぎだろ‥‥」


「しかも、動きづらい格好であんな早く行動できるものなのか?」


(私も、少しは成長できたのかな。せめて前よりは良い結果を出す!)


(判断と、攻撃速度が上がっていますね。それに氷魔法以外を使用するようになった‥‥今回の模擬戦はわからないですね)

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