39話
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バタンッッ
ハオが勢いよく扉を閉める。見られたくなかったんだな‥‥
「ハオ‥‥一回お前だけ部屋に入っても良いぞ?」
「俺達は何も見なかった‥‥」
「リンク、ポッセ‥‥助かるっ!」
ギィ!バタンッ!
ハオは一人で先に王室に入った。よっぽど焦ってたんだな‥‥
「アハハ‥‥イオナちゃん達も大変だね」
「うぅ‥‥お恥ずかしい所をお見せしました‥‥」
「まあまあ、俺達は何も見てなかった。そうだろ、リンク?」
「ああ、俺達は何も見てない」
クォーツ兄妹も大変だな‥‥
「ク、クララさん‥‥あれ、だいぶ疲れてません?」
「多分、イオナさんとハオ君の友達がいつ来ても良いように、納期がまだ先の仕事まで終わらせたんじゃないかな?」
「変なところで親バカですもんね‥‥」
「そうだね〜親バカだし変なところで厳しいけど、そういう所が親しみやすいしみんなからも慕われるんだろうね」
後ろでクララさんとユースさんがコソコソ話してるけど、全部聞こえちゃってるんだよなぁ‥‥
それにしても、クララさんはユースさんの顔が怖くないんだろうか。あんなに顔が近くてもニコニコ対応してるし、やっぱりポンコツだけど優しいな。
外見で人を選んでないっていうか。うん、ポンコツ天使だ。
バタン‥‥
扉の音がして、ハオが出て来た。
「ふぅ〜お待たせ。じゃあ入ろっか」
「いざ入るってなると緊張するな」
わかる。こんなの初めてだからどうしたら良いかわからないぞ‥‥
「アリスさんとユースさんは、私達と一緒に端て待機です」
「うん、わかった」
「リン君、ポッセ君。王様が頭を上げろって2回言ったら上げるんだよ?」
「おう、2回目だな」
「ありがとう、クララさん」
「それじゃあ行こうか。失礼します」
ハオはノックを2回して、扉を開ける。
王様は先ほどとは違い、キリッとした表情で座っていた。ギャップが凄いな‥‥
俺とジュンとクララさんの3人は王様の前で膝をついた。
「うむ。クララ・ハイゼル、ポッセ・ジュン、そしてリンク・ノイズよく来てくれた」
チラッと、目線だけ王様に向けるとめちゃくちゃ睨まれてた。な、何で俺だけ?‥‥‥はっ!イオナが俺の事好きかもって誤解してたんだった!ハオォォォ!!
「頭を上げろ」
隣でジュンがピクッと反応をする。
クララさんが予め、2回目に頭を上げるって言わなかったら絶対に上げてたな‥‥
「頭を上げろ」
俺達は顔を上げる。うん、やっぱり凄い睨まれてる。胃が痛くなってきた‥‥
「この度は、エンシェントドラゴンを討伐してくれて感謝する。何か褒美を上げたいのだが欲しいものがあるか?」
「私は何もしていないので受け取れません。褒美なら他の2人が良いかと」
クララさんが直ぐに答える。こういう時は頼りになるな‥‥
「そうか。ポッセ・ジュンと‥‥リンク・ノイズは何が欲しい」
今、俺を呼ぶ時だけ間があったな‥‥
「お‥‥自分も何もしていないので、受け取れません」
ジュンの奴、クララさんの真似をして逃げやがったな。俺も同じ理由で断るか。
「学生なのに謙虚だな。リンク・ノイズ、貴殿は何が欲しい」
「自分も特に何も「エンシェントドラゴンにトドメを刺したのは貴殿と聞いているが」あっ、はい」
被せられた上に、逃げ道が無くなったぁぁ!少しでも好感度を上げようとしたのに‥‥でも、欲しいものが特にないんだよな〜
「しかし、シュウさんと学園長の協力があったおかげです。なので、褒美ならその2人に送ってあげてください」
「‥‥わかった。話はこれで終わりだ」
「失礼します」
「「失礼します」」
クララさんに習って、俺とジュンも同じことを言う。クララさんがいて良かった〜。
「リンク・ノイズ。貴殿だけは残ってもらう」
「え?」
「それじゃあね、リン君」
「先に戻ってるぞ」
「ちょっ!待って!」
クララさんとジュンは耳元で囁いて、みんなと部屋を出てしまった。置いていかないでぇぇ。
「貴殿だけ残してしまって悪いな」
「い、いえ、大丈夫です」
「うむ、貴殿に残ってもらったのは大事な話があったからだ」
「だ、大事な話ですか‥‥」
絶対イオナの事じゃん‥‥どう言い訳をすれば良いんだ。
「実は、先日ドラゴン族の長‥‥つまりドラゴン族の王様が城に来た。要件が貴殿を龍の里に招待したいとのことだ」
龍の里!?予想外すぎるぞ‥‥エンシェントドラゴンの件か?
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