36話
今日もできたら2話投稿する予定です!
俺は記憶を解放して次の日、アリスと一緒に城に向かっていた。1番大きい建物だから道に迷わなくて済むな。
「そういえば何でアリスはついて来たんだ?呼ばれてないなら来なくても良かったのに」
「ダメ‥‥?」
(もしかしたらクララさんと会うかもしれないし、距離感がおかしいからまたリン君に近づくかもしれないもんね。そんなの許さないんだから!)
上目遣いは狡いだろ。記憶が解放した後、ずっとくっついてるからな〜気にするなとは言ったけど直ぐには無理か‥‥あと胸が当たってますよ。胸が。
「いや、ダメじゃないけども。あと、もう少し離れた方が良いんじゃね?周りの目があるし」
「えっ‥‥‥」
(そんなぁ‥‥嫌われたのかな‥‥)
アリスが泣きそうな顔になる。だって、周りの人に見られるの恥ずかしいじゃん!?俺が悪いの!?
「ご、ごめん。周りの視線が恥ずかしいんだ‥‥」
途端にアリスが笑顔になる。くっ、やっぱ女の子には勝てねえ‥‥
「そういう事だったんだね!可愛いね、リン君!それなら任せて、ミラージュ」
俺達の下に魔法陣が現れるが、特に変わりはなかった。
「今何をしたんだ?」
「光魔法で私達を見えなくしたの!これならくっついても問題ないよね?」
「お、おう」
普通そこまでする?しかも俺達を見えなくするって相当高難度じゃないか?くっつくために魔法を使うって贅沢な使い方だな。昔の俺なら考えられん。
そのままアリスと歩いていると、アルカディア城に着いた。
でっっか‥‥あいつらこんな大きい所に住んでいるのか‥‥今日はハオに城に行くって伝えてないから、今日が無理そうなら次に行く日だけでも決めときたいな。
俺は動の魔力をアリスに流し込んだ。
「キャッ!!」
「あっ、悪い。これで魔法は解除されたか?」
「う、うん。恥ずかしいから、次からは言ってからやってね?」
「ごめんって、すいませー‥‥‥ん」
「どうしたの、リン君?‥‥ヒッ」
俺は少しガタイが良くて顔がめちゃくちゃ怖い門番に話しかけた。話しかけてしまった。やってしまった!やべえ、こっわ‥‥絶対何人かヤッてるよ‥‥
「はい、どうしました?」
門番さんは笑顔を作ろうとしたみたいだったが、逆に怖かった。ニチャァっと擬音が聞こえそうな笑みだ。
「あ、あの〜ハオ・クォーツ様か、イオナ・クォーツ様はいますか?予定が思ってたより早く終わったから来れる日を伝えに来たんですけど。リンク・ノイズとアリス・ヴォルグが来たって言えば大丈夫だと思います」
「あ〜君がよく聞くリンク・ノイズ君だね。隣の子が幼馴染のアリスさんか。一応確認するからちょっと待っててくれるかい?」
「わかりました」
そう言ってそばにいた人に伝言して、待機することになった。急にフランクになったな‥‥待てよ?
「もしかしてユース・ヴィークルさんですか?」
「良くわかったね!ハオ君から聞いたのかい?」
「そ、そうです」
やっぱりぃぃ!!特徴が一致してる!ハオっ、想像の5倍顔が怖いぞ!
「リン君、知り合いなの?」
「いや、ハオとイオナと特別授業の時に一緒になった人って聞いてただけだ」
「そうだったんだ‥‥なんというか癖が強いね‥」
「ああ‥」
「何を話しているんだい?」
「「なんでもないです!」」
「息ぴったりだね。仲が良いね〜」
「当然です!」
アリスや、恥ずかしいからドヤ顔は辞めてくれ‥‥
「騎士団の人なのに何で門番をやっているんですか?」
「ははっ、エンシェントドラゴンの影響で未だにモンスターが大人しくてね。休みが増えたから、門番を休ませるために、代わりに担当しているのさ」
ホ、ホワイトすぎる!極光の騎士団に入るのもありかな‥‥
「リンク君、もう少し確認するのに時間がかかると思うから、それまで模擬戦をしないかい?」
おっ、丁度対人戦をやってみたい所だったからありがたいな。
「良いんですか?」
「ああ、それじゃあ着いて来てくれ」
俺達、3人は訓練所と思われる場所に来た。めちゃくちゃ破壊された後があるんだけど‥‥
「あの〜この破壊痕は一体‥‥」
「あぁ、イオナさんの修行の跡だよ。入学試験の時にマナさんに負けたから、騎士団の人とたまに模擬戦をやっているんだ」
「イオナ、頑張ってんな〜」
「直してから始めようか。アースクリエイト」
訓練所一帯が魔法陣に覆われ、破壊痕がみるみる修復されていった。
(直るのが早い‥‥エルマも土属性が得意だったけど、流石にこの広さをすぐには直せなそうかな‥‥少なくとも序列3位と同等の強さ)
「それじゃあ始めようか、リンク君」
「はい!いつでもどうぞ」
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