12話
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「リンク〜アリスちゃんが迎えにきたわよ〜」
「んぁ〜。あーい。今行くって伝えといてくれ」
「あまり待たせちゃダメよ?」
「りょうかーい」
ふぁ〜よく寝たな。今日は入学式か。アリスの奴、起こしに来るなんてよっぽど楽しみにしてたんだな。早く準備を終わらせて行くか〜
準備が終わったリンクはアリスと一緒に学園に向かった。
「おはようアリス。待たせてごめんな」
「おはようリン君。全然待ってないから気にしないで?今日はいよいよ入学式だね!」
あ〜癒されるな〜アリスが俺の事養ってくれたら良いのに。無能とか馬鹿にしてこないし、気遣いができて優しい。最高じゃん。
おっと気が緩んでニヤけてしまいそうだ。流石に女の子を見てニヤニヤしてたら気持ち悪いから気をつけなければ。
「そうだな、確か入学式の後に自分の順位がわかるんだろ?最下位じゃなければ良いんだが」
「流石に最下位は無いんじゃない?シュウさんに魔法を使わせたんでしょ?」
「そうなんだけど、実際は追い込んで使わせたわけじゃないからな〜」
「そうだったんだ。でも安心して!もしリン君が最下位で、納得のできない理由だったら私が学園長に抗議しに行くから!」
「いや、流石に辞めとけ!気持ちは嬉しいけども!」
アリスなら本当にやりかねないから怖いんだよな‥‥‥
「むぅ、リン君が言うなら我慢する‥‥‥」
「アリスは我慢ができて偉いな〜」
アリスの機嫌が少し悪くなってしまった為、俺はアリスの頭を撫でた。
昔からこうすると機嫌が良くなるから不思議だ。
「えへへ〜リン君のナデナデだ〜」
守りたいこの笑顔。そしてやっぱりチョロかった。将来変な男に捕まらないかお父さん心配しちゃうっ!そうなる前に俺を養ってくれても良いんだぜ!
「どうしたのリン君?」
ヤバいっ、顔に出てたか?いや、指摘されてないって事はセーフ!
「な、何でもないよ」
「そっか、体調が悪くなったら言ってね?」
(急にニヤニヤしてどうしたんだろう?そう言うところも可愛くて好きだけど‥‥‥)
アリスは気遣いの出来る女だった為、リンクの威厳は保たれていた。そもそも威厳があるのかは謎だが。
学園に着いたリンク達は、学年で席が違うのでそこでお別れとなった。
「リン君!今日は一緒に帰ろうね!」
「おう。また後でな〜」
「バイバーイ!」
リンクはアリスがクラスメイトの所へ行き合流するのを見送った後、楽しそうに話しているのをガン見していた。
アリスと話している女の人可愛いな〜
グヘヘへ、今度アリスに紹介して貰おうかな!
べ、別にやましい事はないんだからねっ!
と、気持ち悪い事を考えているリンクは、目のハイライトが消えたアリスと目が合ってしまった。そして、すぐに目を逸らす。
ヒェッ!!何であの距離で俺の視線に気づいたんだ!?しかも目が怖い!!たまに目のハイライトが消えるんだが本当怖いんだけど!
(むぅ、リン君ったら今、絶対変なことを考えてた。帰る時にビシって言わないと!)
お仕置きが確定したリンクだった‥‥‥




