21.歴史的大台突破なるか!? 「劇場版鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」~その3~
※本項は2026年2月にカクヨムに記載したものをそのまま転載しています
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鬼滅無限城編第一章については9月に既にその2までを書きましたが、その後も少しずつ特典を積み重ね、9月末で350億を突破。2026年1月中旬には390億突破と、400億の大台まであと10億を切った!というところまで来ました(しかも世界規模で見ると1000億を突破)
この大台を突破出来た作品は、国内では1作のみ。勿論あの無限列車だけです。
つまり現在、無限列車VS無限城でまさしく頂上決戦が行われている真っ最中!
国内350億を突破してからの勢いですが、チェンソーマンや爆弾などの良作が次々と公開された結果、さすがに少しずつ落ちてきた感はあります。11月下旬になると先述の「果てしなきスカーレット」公開により多くの作品が一斉に座席減を強いられ、鬼滅も例外ではありませんでした。
さらに12月に入ってからはズートピア2などの大作が出てきたこともあり、1週間の興行が一気に1億未満に落ち込むことに。
無限列車編の時と比べて無限城編が不利だと言われていた理由が「競合大作の有無」と、他の新作公開に伴う「必然的な座席減」ではありましたが、350億を超えたあたりからそれらの不利な条件が一気に牙を剥いてきた感があります。
その上今年は邦画実写で「国宝」が社会現象級の大ヒットを飛ばしており、メディア(特にテレビ・ラジオといったいわゆるオールドメディア)の話題が国宝に集中してしまい、メディアによるブーストがほぼ期待できない状況。
それでなくとも、何故か、どういうわけか、どういう理由でかは分かりませんが、地上波各テレビ局は(フジ以外は)執拗なまでに鬼滅無限城編を無視。
史上最速で100億200億300億を突破しようが、ニュースで最低限度にちょろっと触れるか、ヘタすると殆ど報道しないケースも。
アニメの放映権がフジテレビにあるからというのが主な理由かと思いますが、それを加味してもこの歴史的偉業に対するこの無視っぷりは異常。
無限列車の時はあんだけ煉獄さん煉獄さんと毎日毎日大騒ぎだった癖にお前らなんやねん、という気分になります。局によっては「鬼滅」の名を出すことすらNGなのか?という扱いの時すらあるし。
「踊る大捜査線」の映画が大ヒットして実写邦画歴代一位になった頃のフジ以外での取り上げ方を考えてみると、そこまで不思議なことでもないのかなとは思いますが。
しかし
・競合作品多数
・容赦ない座席減
・テレビ報道によるブーストほぼゼロ
・上映時間の長さ(必然的に回転数が悪くなる)
・三部作の第一部(続きものなので綺麗に終われない)
これらのハンデも跳ねのけての、390億突破。
事前予想の多くが150~200億だったことを考えると、ろくでもないレベルに歴史的快挙かと思います。
日本アカデミー賞(日テレ主催)では優秀賞を受賞したし、ゴールデングローブ賞でもノミネートを果たし(惜しくも受賞はならずでしたが)、本家アカデミーでもまさかのノミネートなるか!?というところまで来て惜しくもノミネートならず。しかしオスカー公式にufotableによるメイキング動画がアップされ、それが非常に話題をさらいました。
いやいや、普通に考えてゴールデングローブ賞ノミネートだけでも凄くないかと思うんですが……単体で成立する映画じゃなくテレビアニメの続編、しかも三部作の一部が。
それはともかく、本エッセイ的に重要なのはその特典。
9月以降も相変わらず、本作は隔週で特典を出し続けております。
個人的に滅茶苦茶盛り上がった、善逸VS獪岳のキービジュイラスト特典。
そこから続く特典は以下の通り。
・9/20~10/3 パンフレット副読本~決戦編~
映画の舞台のビジュアルや、それぞれの戦いをテーマにした原画などを収録した冊子
・10/4~17 第6弾キービジュアル イラストボード (狛治ver.)
・10/18~31 第6弾キービジュアル イラストボード (恋雪ver.)
・11/1~14 第1弾キービジュアルクリアスタンド
・11/15~28 蛇腹ポストカードセット~決戦編~
決戦CMの場面写真を使用したポストカードセット
・(IMAX版限定特典)11/15~28 IMAXビジュアル スペシャルポスター
ご覧の通り、ここまでの殆どがキービジュアルとか場面写の流用。キービジュアルは新規描き下ろしと言えなくはないですが、劇場などで散々見るし流用もされる点を考えるとレア感はそこまで……という気もします。
蛇腹ポストカードは1枚ずつ切り取って3種ランダムにしてもバチは当たらなかったのでは?と思わなくもない。というか松竹だったら間違いなくそうしてたw
ですがこの時期、同時にIMAX版の特典も配布されていた点(しかもIMAX版と通常版の特典は別で配布)も考えるとさすがにそれは……との公式判断だったのか。
そして11月末、遂にファン待望の原作者描き下ろしがキタ!!
・11/29~ 原作者たる吾峠先生が描き下ろし、さらに来場感謝のメッセージもついたしのぶさんのイラスト!
当方もドルビーシネマの無限城を見たいあまり平日に一人で観に行き、同時にこのしのぶさんもゲット。今もなお、机の上には善逸と恋雪の隣にしのぶさんがおりますw
この特典は配布当初は期間限定ではなかったので、もしやこれが最終特典……?と思いましたが、どうやら3週間ほどの限定配布だった模様。
原作者描き下ろしイラストとして大々的に宣伝したのに、特典効果があまりなかったのでは?という意見も残念ながらちょいちょい見ます。
しかしちょうどその時期はスカーレット公開&ズートピア2公開と競合大作の公開が重なって座席数自体が非常に危うく、さらにスカーレットのラージフォーマットまで大規模展開された為、鬼滅の得意とする特殊上映の席までが大幅に削られておりました。
その上、その時点で公開から20週目。殆どの映画は最早店じまいも同然の状態です。
さすがの鬼滅も12月に入ると、殆どの劇場で上映回数が1~2回に……
そんな中でも当たり前に週間平均1億以上稼ぐこと自体がおかしいんであってな!?
とはいえ、この原作者イラスト特典については、そもそも配布数(100万部)が多すぎた感はなくもない。
期限を決めず、来場した観客全員にまんべんなく行き渡るようにとの100万部。転売対策も兼ねてのこの数字だろうし、そんな公式の意気込み自体は非常に良いと思います。
ですが、その結果余った特典がどれほどあるのかと考えると……
既に自分でもデイリーデータを参考にざっと計算しちゃっていますが、あまり書きたくない数字になる(;´Д`)
ゲ謎やら忍たまやらで「特典が数日で配布終了しちゃった!!」というケースは結構見ましたが、逆に余った場合はどうなるのか。それもあまり考えたくないことではある。さ、再配布……あります、よね??
そしてしのぶさん描き下ろしイラストの配布が終了し、12/20以降の特典はこんな感じ。
・12/20~1/9 パンフレット副読本~鬼殺隊編~
鬼殺隊キャラを中心とした原画集。原作者描き下ろしに続き、これも強力な冊子特典。
ちょうど冬休みの時期も重なったせいか、やはり週間平均1億以上を稼ぎ切った。
特に年末年始の1週間は2億近く稼いでおります。25週目で。
同時期に31週目の国宝も5億稼いでるのがヤバいですがw いや2025年度はマジでバケモン多すぎww
「国宝は特典も殆どないのに凄い!」という意見もよく見ますが、国宝はかつての無限列車並みのメディアブーストがほぼ毎日のようにあるから……これは毎日新規に特典だしてるようなもんだからw
事前予想が鬼滅より遥かに低かった(しかも無限城編より上映時間も長い)にも関わらず、そこまでのブーストを獲得できたという点自体が非常に素晴らしいと思いますが>国宝
さらに冬休み明け以降の特典はこんな感じ。
・1/10~23 卓上スタンディ(劇場などで公開されていたスタンディをミニサイズにしたもの)
・1/24~ ティザービジュアルクリアスタンド
いずれも描き下ろしではなく、既存絵を加工したもの。
ここまでの特典総数はIMAXや4DX版限定特典や再配布含めて18弾。総数だけで言えばかの忍たまをとっくに超えてガンダムSEED劇場版に届いてしまっていますが、そろそろ30週目にもなろうかという点を考えればこれも致し方ないとは思います。
(ちなみに2/6からはIMAX特別版も上映となり、それに合わせてIMAX版特典が新規に登場。絵柄が以前のIMAX版特典と同じだからてっきり再配布かと思ったらポスターサイズじゃなくA5のイラストカードらしい。
そして特別版とは、一部シーンの映像が上下に拡大されての上映とのこと。この試みは日本アニメ映画初だそうで。
あの無限城をさらなる規模で体験できる!!となるとこれはかなり需要がありそうですが、上映予定館は今のところたったの2館……チケット取れるわけないだろ!!!(;´Д`)となる人がどれだけいるやら)
以前私が作った特典依存度計算だと、本作の特典依存度は42点にもなってしまいます。忍たまSEEDプロセカ級とはいかないまでも、ジークアクスあたりに近い数字になってしまっている。ほぼ隔週で、殆どがランダムなしの特典といえどこれだけのロングランになるとこうなってしまう。
それを加味して興行収入から42%を差っ引いたとしても226億。依然としてバケモンには違いないのですが、さすがにここまでくると特典の弾数の多さが目立ってきます。
ならばもう少し、全く新規の描き下ろしイラストを出してもいいのではと思いますが……
何故か鬼滅公式は頑なに、入場者特典での新規描き下ろしはやらない。やるのは既存絵やら場面写やらの使いまわしか、新規であってもビジュアルポスターとの流用とかばかり。
エンディングで出てきた全員集合絵は絶対ここぞという時の特典になるはず!と思っていたら、特典ではなくグッズで出てきたというオチ(しかもキャラごとに分割されて(;´Д`)……せめて全員集合絵のまま売ってくれぇ)
というかランダムフィルム特典をやってほしい。無限城編だったらあらゆる部分に需要があるはずだ……キャラでなくても、無限城のあの膨大かつ美麗な背景だけでもかなり喜ばれそうな気がするんですが。
応援上映も年末あたりからようやく開催されたものの、その規模は全国10館……
1月末に開催の「鬼」の応援上映も話題になっていますが、やはり全国で10館限定。童磨による応援上映レクチャー動画まで作っておいてのたった10館。
特典もだけど、もっと盛大にやっていいのよ!?と言いたくなりますw
……と思っていたら、2/8の義勇さん誕生日に何と、ロングラン御礼舞台挨拶ライブビューイングが開催! そして義勇さんをはじめ炭治郎・善逸・しのぶ・カナヲといった今回の鬼殺隊メインの中の人たちが集合。しかもその規模は全国350館超!
昨年9/6以来の開催となる舞台挨拶LV。大盛り上がりになること間違いなしですが、このへんで第二章の予告とか新規映像とか公開されないかな……ともちょっと期待しております。夏ごろの鬼滅LVは何故かデバフになるという怪現象が起きていましたが、今回は相当なバフになると思われる。
さらにさらに、2/24は胡蝶しのぶ誕生日。そして2/21~23は三連休なので、ここでも公式が何かしらやってくる可能性が……と思っていたらついに、2/20からScreenXとULTRA4DXでも公開が決定!!
というか今までなかったのが不思議なくらいですが、あの無限城を三面スクリーンで観られるとなればこれはもう、ファンならば是非とも体験したいところ。自分も3D酔い体質さえなければ……(;´Д`)
同時に終映告知も来そうな気がしなくもないですが、特別版が公開されるIMAX、そしてScreenXはまだまだ需要があるはず。
今年度、あらゆる数字の感覚をマヒさせてくれた鬼滅無限城編第一章。ここまで来たら是非とも、400億超えの歴史的瞬間を拝みたいものです!
仮に鬼滅が忍たまSEEDプロセカ並みの鬼畜特典商法やっていたら、今頃とっくに400億どころか500億見えてた気もします。その評判がどうなるかは別として。




