表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約者に嫌われているようなので私も別の恋を探してみようと思います  作者: 西園寺百合子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/35

27 まさかディアがテイクアウトされるなんて?

「はあ?異性間交流会?」

アルベルトの話を聞いて立ち上がる。

カフェで男2人、なんの話をしているんだか。


「…ってなんだ?」

驚いてはみたものの、異性間交流というのを知らない。

「つまりは、合コン。出会いの場を作りましょうって会だよ」

アルベルトにそう言われて、固まった。


「いや、合コンはいいんだよ。飲み会に男女が参加するってだけだから」

アルベルトがそんなことを言っている。

いいわけがない。

「問題は合コンじゃなくて『泊りになるかもしれない』と友達から言われたってとこだ」

アルベルトにそう言われてもピンとこない。


「パジャマパーティーでもするのか?」

「…あんたとディアはお似合いだと心から思ったよ」

アルベルトにそう言われると、少し嬉しい。

「そ、そうか?」

「褒めてるわけじゃない」

なぜか、アルベルトに馬鹿にされてしまった。


「泊りになるっていうのは、お持ち帰りされるってことだよ」

「…テイクアウトできるのか?」

「そうだよ。ディアをテイクアウトされるってことだ」

アルベルトが、とても恐ろしいことを言った。

「ディアをテイクアウト?…は?!え?…どういうこと?」

狼狽えた。

パニックになって、状況が理解できない。


「行かない方がいいとは伝えたけど、行っちゃってるかもしれないね」

アルベルトがそう言う声が聞こえて、気がついたらカフェを飛び出していた。

飛び出してから、どこに行けばいいのか分からなくて困る。

「こっちだよ」

アルベルトも一緒に来てくれるみたいだ。


そう言って案内された建物は、おしゃれな雰囲気のレストランだった。

入口を入ってする、ここにディアがいる、いや、いたことはわかった。

「こ、この荷物持ってきた女性、まだ中にいます?」

そうお店の人に伝えると、さっき男性と出ていったと教えてもらえた。

「ずいぶんと具合が悪そうでしたよ」

そう言われて、血の気が引いた。

体調が悪いのか?

そんな状態で帰れるんだろうか…ん?

「だ、男性と一緒?!」


「いや、気づくの遅いよ、ギルツハーク」

アルベルトが真面目な顔をしている。

「このあたりに、連れ込み宿ってあります?」

アルベルトがまた恐ろしいことをお店の人に聞いている。

「つ、つ、つ……」


「それなら、そこの角を曲がったところに…」

そう言われて、気がついたら飛び出していた。

そこにいるかどうかもわからないのに、体が勝手に動く。

ディアが、テイクアウトされてしまう…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ