24 異性間交流会に誘われて困っています
新しい恋を探す。
アルベルトにそう宣言したものの、具体的にどうやって探したらいいのかわからない。
できれば、次の恋では、私も愛されたい。
好きになるだけじゃなくて、相手にも好きになってもらいたい。
そんなわけで、今日は女子会なるものに参加することになった。
恋バナをいうので盛り上がるらしい。
「でね、カイロ様ったら~」
「まあ、まだキスもしていないの?」
「ええ。今度は2人でお泊り旅行に…」
「……」
いささか、私には刺激が強い。
そして、恋人すらいない私はこの会話に入っていくことすらできなかった。
「で?クラウディアさんは、新しい恋人ができたの?」
そう話題を振られてとても困る。
「それが…」
悩んだけれど、どうやって新しい恋を探したらいいかわからないと相談してみた。
「まあ!そんなの簡単よ!」
「合コンしましょう」
「異性間交流会よ」
「そう、それそれ!」
突然、なんか盛り上がった。
「え?…あ、はい…?」
なんだかよくわからないうちに、異性間交流会に参加することになってしまった。
当日はお泊りになることもあるから、1泊できる準備をしておくといいと言われた。
会場が遠方なのかしら?
1泊ということは、着替えと化粧品と…何がいるかしら。
カフェで考えていると、またアルベルトがやってきた。
「あら、アル。どうしたの?」
「ディアこそ、何を考えてるの?」
そう尋ねられて、交友関係が広そうなアルベルトなら知っているかもと聞いてみることにした。
「異性間交流会?」
アルベルトが驚いている。
「そうなの。誘われたんだけど、1泊することになるかもしれないから準備をしてこいっていわれて。やっぱり、パジャマパーティー用に、パジャマも持っていった方がいいかしら?でも、泊まらないかもしれないのよね…」
「え?悩んでるのそこなの?…いや、そういう泊まる準備じゃなくて」
「わかってるわ。お金を余分に持っていくかとかよね。…子どもみたいでごめんなさい」
むうっとしていると「ほんと天然だよね」とアルベルトが呟いた。
「…?ストレートよ。こう見えて」
少しくせっ毛っぽいって言われるけど、これは巻いているのであって、天然パーマじゃない。
「あはは」とアルベルトが笑って「敵わないな」と言った。
アルベルトが笑っている意味もわからなくて戸惑ってしまった。
「まあ、ともかくさ。その異性間交流会?には、行かないほうがいいと思うよ」
アルベルトは珍しく真顔でそう言った。




