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ANZA-アンザ- ~若き天才考古学者、次元を放浪して古代遺跡の未知なる謎を追う~  作者: 有裏 杉
第一章 超大陸グラード編

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声援

今の王龍の里は危機に瀕している。

里長である父親を殺され、挙句の果てに里が支配されかけている。

そんな状況でも、負けじと抵抗をしようとする真っ直ぐな眼差し。

その戦士の願いを否定する行為などありえない話であった。


「色々あったけど、これも何かの縁。もちろん、協力させてもらいます。」

「ルパートさん・・。」

「友達の頼みですもん、断る事なんて出来ません。」

「ウズタマも助けないといけないし、こんな仕打ちをした奴らを痛い目に合わせないとな!」

「アリア、ティーム君・・。」


マーサの目が潤み始める。

零れ落ちそうな涙を拭いて、再度ルパート達を見つめる。


「皆、ありがとう!皆には、助けてもらってばかりだ!」


緊張が解けたのか、マーサの表情が柔らかくなる。

一時ではあるが笑顔を見せたマーサに安心するルパート達であった。


「うおおお!さすが、フレア協会の皆さんだ!皆もそう思うだろう!?」

「はい!思います!!感動しました!!」


一方のバウアーは、先程の光景を見ていて感嘆の声を上げながら涙ぐんでいる。

それは分かっていたのだが、気づくと周りには人だかりが出来ていた。


「うおっ!い、いつの間に・・!?」


驚くルパート達を差し置いて、マーサが一際高いテーブルの上に乗る。


「皆、聞いたか!フレア協会の冒険者パーティー、クロノス・クロスの戦士達が里の危機を救うために立ち上がってくれた!」


・・・うおおお!!・・・


「我々は誇り高きドラゴンライダーである!龍と共存していき、龍と共に生きていく!権力に溺れて龍と人を支配しようとする悪には屈しない!」


・・・うおおお!!・・・


「亡き里長ドルトンの後継者として、王龍の里の民として!そして、ドラゴンライダーとして!力のある限り、奴らに我々の力を示すぞ!!」


・・・うおおお!!・・・

・・・やってやる!!・・・

・・・マーサ戦士長!!・・・


響き渡るマーサの鼓舞に湧き上がる戦士達。

その光景を見て少々圧倒される。


「・・大したもんだ。」


ポロっと言葉が出てしまうルパート。

さすがは、里長の娘と言ったところである。

演説を終えたマーサは、テーブルから降りる。


「よし、丁度机もあるんだ。ここで作戦を伝える。誰か!里の地図を持ってきてくれ!」

「はいっ、ここに!」

「ありがとう!皆、持ち場に戻る様に!声援ありがとう!」

「「はいっ!」」

「切り替え早いな。」


手際の良さにツッコミをいれてしまうティーム。

マーサの掛け声で、ぞろぞろと人だかりが散っていく。

このスピード感もさすがと言ったところか。


「じゃあ、皆揃っているな・・では、作戦について話す。」

お読みいただき、ありがとうございました!

王龍の里を救うべくマーサの考えた作戦とは…?

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