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ANZA-アンザ- ~若き天才考古学者、次元を放浪して古代遺跡の未知なる謎を追う~  作者: 有裏 杉
第一章 超大陸グラード編

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再開

バウアーの後を追って暫く歩いていると大きな建物が見えた。


「着いた、ここです。」

「ここは・・教会?」


外観は周りの建物と比べると比較的損傷がなく綺麗である。

荒れ果てた環境に哀れみを祈る様な銅像が建物の側に立っていた。

バウアーがゆっくりと教会の扉を開ける。

内観は、少々埃が被っていたり多少の傷なども見えたが目立った損傷は見受けられなかった。


「周りの建物は、あんなに荒れ果てていたのに教会だけはそうでもないのか。」

「その様です。神の護りでもあったのですかね?」


バウアーは冗談交じりに語る。

確かに、何かに護られたと言うのは納得できる意見であった。

教会の奥へと進んで行くとバウアーが教壇をずらし始めた。

すると、そこから扉が現れたのであった。


「ここからマーサ達のいる隠し部屋へと繋がっています。」


足元の扉を開けると階段が続いていた。

扉を開けた瞬間に灯りが点き、先の見えない光景が続いていた。


「また階段かよー。」

「ティーム君、文句を言わない。」


駄々をこね始めるティームを宥めるアリア。

姉と弟の様な光景だ。


「ここを降りれば到着ですから、もう少しだけ辛抱を。」

「それならいいけど・・。」

「では、行きましょう。少々急になっていますので気をつけてください。」


手すりが無いため一足滑ると一気に転がり落ちていく危険があるため慎重に下りて行った。

バウアーを先頭に、暫く階段を下りていくと階段の終わりが見えた。

思っていたよりも長くはなかった様だ。

階段を下り終えて数歩だけ歩いた先には扉があった。

扉の前に立ち寄るとバウアーがリズムよくノックをし始める。

おそらく、中に入るための合図であろう。

ーーガチャ!!

真ん中の部分が横にスライドされて、こちらを誰かが覗いているのが分かった。


「俺だ、バウアーだ。」

「リズムが違う。」


ーーガチャ!!

そう言われると真ん中の部分がスライドされて閉まってしまった。


「・・・。」


全員が沈黙する中、バウアーがもう一度ノックをし始める。

さっきのとは少々違うリズムで扉をノックする。

ーーガチャ!!

再び真ん中の部分が横にスライドされる。


「間違えた、すまない。」

「合言葉は?」

「ドラゴンドラム隊ドラタとドラポンがドラドラムドド()()()()()。」


ーーガチャ!!

再度閉められる。


「・・合言葉、早口言葉なのかよ。」


ティームのツッコミが漏れる。


「・・難しいんです、これ。」

「・・でしょうね。」


しょんぼりした顔で、もう一度バウアーが扉をノックする。

ーーガチャ!!

五回目のスライドである。


「合言葉は?」

「ドラゴンドラム隊ドラタとドラポンがドラドラムドドドラ鳴らしドラゴン踊らせた!うっしゃあ!!」


見事に早口合言葉を言い終えてガッツポーズを見せるバウアー。


「じゃあ、次は・・。」

「まだあるんかい!! / まだあるんかい!!」


思わずルパートとティームが、まだ続きそうな流れにツッコミを入れてしまう。


「もういい、モレー。お前を門番には任命したがやりすぎだ。」

「ムムム、マーサか。」


聞き覚えのある声が聞こえた。

扉がゆっくりと開く。

そこには、扉の前にいたであろう若い青年とマーサの姿があった。

お読みいただき、ありがとうございました!

無事にマーサと合流ができたルパート達!

しかし、里ではいったい何が・・?

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