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ANZA-アンザ- ~若き天才考古学者、次元を放浪して古代遺跡の未知なる謎を追う~  作者: 有裏 杉
第一章 超大陸グラード編

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牢屋にて

鈍い痛みがする。

ズキズキと頭に鈍く響く様な感覚。


「・・う、うう。」


頭痛がルパートの目を覚まさせる。


「ルパートさん!気がついたんですね、よかった・・。」

「・・ア、アリアさん・・?」


気が付くとアリアとティームが側にいた。

心配そうな顔をしてルパートを見ている。


「・・こ、ここは・・牢屋・・?」

「そうだよ、俺達は捕まったんだ。」


ティームが悔しそうにルパートへ語りかける。

ルパートは、何があったかを思い出そうとする。


「そ、そうだ・・あの、マーレインとかいう奴に身体を拘束させられて・・頭をぶたれたのか。」

「そう。その後に、この牢屋で長時間拘束っていう訳だよ。」

「どのくらい経ったんだ?」

「分からない。日は跨いでいないとは思うけど、それなりに時間が経っているとは思う。」

「そうか・・。」


一部屋くらいの岩で出来た空間。

目の前には鉄格子がある。


「ティーム、ウズタマはどうしたんだ?」

「俺が捕まったのを見ただろ?ウズタマも捕まったよ。俺はルパート達の方に連れて行かれて離れ離れにさせられた。」

「ウズタマは、奴らに捕まっているのか・・。」


身体を起き上がらせて鉄格子の外を確認してみる。

他にも複数の牢屋があるのが分かる。


「ここを出ないと、この拘束は不当すぎる。」

「そうしたいのは山々だけど、困った事がある。」

「・・魔法が使えないのか。」


ルパートは違和感を感じた。

魔法を繰り出そうとしたが一切出ない。

拘束魔法は解除されているはずだが、魔力を制限されている感覚がある。


「おそらく、この牢屋自体に魔法がかかっているのかもしれません・・。」

「そうですか・・まずい状況だ。」


魔法を使えない状況に頭を悩ませるルパート。

周りを見渡して何か使えそうな物を探してみるが特に目ぼしい物は見当たらない。

あるとしたら、飲み水として垂れているであろう水だけ。

鉄格子は人の力でどうにかなる物でもない。

完全に詰みの状況であった。

そんな途方に暮れかけている中であった。

足音が聞こえてきた。

ーー誰だ?

誰かがこちらに近づいてくる。


「お、いた!」


こちらに気づくと駆け足で寄ってきた。

ようやく顔が見えてくる。

人影の正体は、里に着いた時に出会ったマーサと同じドラゴンライダーである青年バウアーであった。

お読みいただき、ありがとうございました!

今回から、1話毎の文字数を1000文字を目途に書いていく予定です!

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