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悪の洞穴6層です7

後半はマナ視点です。ご注意ください。


 俺は休憩ということでユウカが一人前衛に出て、広場の奥の通路へと足を進めた。

 通路に入ると、すぐに奥の方に別の広場が見えていた。間に分岐はない。


「む、転移陣のある部屋ではなかったか」


「もう少し先だな。そこの広さにもよるけど、繋がる可能性はあるぞ」


「敵は?」


「二体だな。今度こそ先手で仕留めるか?」


「さすがにあんなのがまた出てくるわけではないじゃろ。お主は休んでおれ」


「ご主人様の分まで私が頑張ります!」


「はーい、キャラビーも休んでようねー」


「あー……」


 精神的な疲れからか、まだ少し震える足でみぃちゃんから降りて自分も戦闘に出ようとしたキャラビーを、マナが持ち上げて俺の腕の中に持ってくる。逃げないようにがっちりキャッチして腕を固定すると動かなくなった。俺も動けないが仕方ない。


「それじゃ行ってくるかの」


「すぐ仕留めてくるから」


 護衛として俺の背後にみぃちゃんが座り、マナとユウカの二人は広場に向かっていった。


------------------------------------------


 キャラビーとメイの二人を残し、私たちは広場に入った。

 広場は先ほどの場所と同じくらいの広さで、中央に大きな獣型のアンデッドが二体、こちらを威嚇するように口をパクパクとさせていた。


「ふむ……あのリッチほどではないが、なかなか厄介そうなのがでてきたものじゃの」


「ビッグブラックタイガーゾンビにビッグレッドタイガーゾンビ。黒に対して白じゃないんだね」


「ここまで見なかった種類じゃな。ホワイトタイガーでもそんなに変わらないと思うぞ」


「そんなもんかな? エンチャントはしっかりやってあるけど、やっぱり先制攻撃しとくべきだったかな」


「今更じゃろ。来るぞ!」


 二体のタイガーゾンビたちが先を競うようにこちらに突進してきた。


「足止めいくよ。アイスロード!」


 まずは手始めにと二体に向かって氷の道を伸ばす。ゾンビではあるけど獣型のアンデッドということもあって機敏な動きで二体は左右に飛んで躱してきた。


「読んでるけどね」


「じゃの」


 私を守るために前に出ずに構えていたユウカがよけ先に合わせて斬撃を飛ばす。ビッグレッドタイガーゾンビの方はジャンプが低かったことで地面を蹴る動きが間に合い、その加速のおかげで尻尾の先が切れる程度で逃げられてしまった。しかし、ビッグブラックタイガーゾンビの方は着地前にユウカの斬撃を受け、足の一本を切り落とされていた。

 そのチャンスを逃さないよう、アイスロードからスピード重視でアイススピアを飛ばす。向こうの警戒の外である側面からの攻撃は、前足を片方失ってバランスの崩れている中で避けられるものではなく、腹を貫いてそのまま地面に縫い付けた。


「レッドの方をやってくるのじゃ。そっちのとどめは頼む」


 助けに入るでもなく、周りこみながら向かってくる赤い方がユウカに吐いた炎をマジックシールドで防ぎ、ユウカのダメージを抑えるために水のベールをかけてあげた。ユウカなら炎でも切り裂いてしまうだろうけど乙女の髪が焼けたらいけないからね。


「ホーリーレイ!」


 アイススピアで貫いた状態から、確実に動けなくなるように追加でアイスロードで固め、動けなくしていた黒い方を弱点の光属性で攻める。

 どうやら力づくで氷を突破するために体を半分切り裂いて地面から跳びあがろうとしていたようだけど、そんなことを許すわけもなく上からもエアバーストで押さえつけて光線で飲み込んだ。これでよし。


 黒い方を片付けてすぐにユウカの援護に移る。と言っても、超至近距離での戦闘を行うユウカに対し、赤い方は先ほどのようにブレスを吐くこともできずに少しずつ傷が増えていっていた。黒い方は何もさせなかったけど、こちらはどうもブレス以外にも炎を纏う力があるみたいで、ユウカに纏わせた水のベールが熱に反応していた。

 アンデッド特有の痛覚のなさによってダメージを気にせずに攻めている赤い方ではあるけれど、隙があれば頭を落とされ、そのまま終わりだと理解しているようで、大振りな攻撃は避け、連撃に重点を置いている。


「横やり失礼、マジックソード・ライト!」


 ユウカの邪魔はしないように相手の周りに光属性を付与したマジックソードを飛ばした。後方に逃げたら剣先が突き刺さるように。横に逃げようとしてもすぐに切り落とせるように。


「ナイスじゃマナ! このまま切り刻ませてもらおう!」


 距離をとられる心配もなくなって、ユウカはより苛烈に赤い方を攻め立てる。爪が、肉片が跳び、ついには振り上げた右前足が根元から切断された。

 振り上げた勢いでそのまま上に飛んでいく前足を見て、厳しいと判断したのか一人でももっていってやると、炎を吹き上げてユウカに覆いかぶさろうとする。


「させないよ」


 ユウカはバックステップを踏みながら、防御を捨てた赤い方を切り捨てる。切り口からさらに炎が噴き出そうとするが、その前に私のマジックソード・ライトが左右から突き刺さり切り口を塞ぎながらユウカから引きはがした。

 少し後方の抑えを甘めにすることで、最後の一撃として内側からの爆発を後方に逃がす。それでも完全には防げないけど、ユウカが下がったおかげで結界が間に合った。


「おっと、助かったのじゃ」


「最後下がってくれてよかったよ。水のベールは消えかかってたし」


「さっき役に立たなんだから少し力が入って前のめりになっていたようじゃ。反省せんといかん」


「普段から助けられてるんだからお互い様だよ。メイはともかく、アンデッド相手だと不利なのは仕方ないって」


「やりようはあるんじゃがな。っと、宝箱が残っておるとはラッキーじゃな」


 ユウカの言葉で広場を見渡すと、小さめの宝箱が壁際にポツンと置いてあった。


「全部あのリッチに持ってかれちゃってたわけだし、何気にこの階層で初の宝箱? 頑張って戦った甲斐があったね!」


 ウキウキで宝箱に向かって、中を確認した私たちだったが、中に入っていたのはゾンビボアの腐肉。無言で頷き合い、光魔法で消し飛ばしてから私たちはメイたちが待つ通路に戻っていった。




どうもコクトーです。


『刈谷鳴』

職業

『最大

 ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)

 盗賊  (50) 剣士 (50) 戦士 (50)

 魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)

 冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)

 狂人  (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)

 神官  (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)

 龍人  (20) 死龍人(20) ローグ(70)

 魔導士 (90) 精霊使い(40) 舞闘家(70)

有効職業

 聖魔??の勇者Lv26/?? 大鬼人 Lv29/40

 上級獣人Lv20/30   魔人  Lv18/20 

 探究者 Lv47/99   狙撃王 Lv21/90

 上級薬師Lv21/80    上級龍人Lv6/30

 死霊術師Lv49/100   アーマーナイトLv14/99

 剣闘騎士Lv14/99

非有効職業

 呪術師 Lv1/80    死龍王Lv1/30

 盗賊王Lv1/100    大魔導士Lv1/100

 上級精霊使いLv1/50』

案の定?風邪ひきました…なかなかきつい一週間だったよ…


ではまた次回

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