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悪の洞穴6層です6


 リッチが死に際に使った魔法陣によって召喚されたドラゴンゾンビウォール。

 己の肉体を内側から膨らませてこちらを圧死させんと迫る中、そのすべてをマナが一撃で消し飛ばす。もっぱら無詠唱で魔法を使うようになっていたマナが短文とは言え珍しく詠唱込みで発動した魔法の威力は絶大で、広場一杯に広がっていたアンデッドの死体もろともすべてを浄化し、消し飛ばした。


 ドラゴンゾンビウォールの召喚を見た瞬間に逃亡へ切り替えたユウカは衝撃波によって体勢を崩される程度で済んだようだが、『死龍のブレス』で迎撃を試みた俺はがっつり範囲に入ってしまっていた。マナもわかっていて、退くのを待っていたらもう間に合わないという判断ではあったのだろうが、強い浄化の力、聖属性の魔法を前に俺の体は悲鳴を上げ始めた。


「~~~~~~~~っ!」


 強力な聖属性の魔力が体中を駆け巡る。ただでさえ強力な魔法で、弱点となる聖属性の攻撃を受けたことで俺の体は内側からズタズタに破壊される。


「ちょメイ、やっぱきつかった!?」


「ご主人様!」


「いやあの魔法はメイが耐えるのは無理じゃろ。高位の神官でも使うのが難しい魔法じゃぞ?」


「ですよねー」


 久しぶりの激しい戦闘の後というのもあってハイになってしまっているのか、なにやら楽しそうに語る二人。こっちは笑っている場合じゃないんだが?


「申し訳ないけどメイは少し休んでて。キャラビーはメイの看病。ユウカ、後片付け手伝って」


「あの空箱の片付けか? アンデッドどもの死体は今のジャッジメントですべて消し飛んだじゃろ?」


「端の方にちょっと残ってるのが見えたんだよね。しかも動いてた」


「気配は何もないぞ?」


「だから念のためにね。死体に乗り移って生き残ってましたなんてあったらまずいでしょ?」


「あの散り際で実は逃げてたなど考えたくはないが、浄化で死体だけが消え、アイテムは残っている可能性もあるか。それじゃメイよ待っておるのじゃぞ」


 体をかがめて必死に『再生』と『リジェネレイト』が癒してくれるのを待つ俺をよそに、マナとユウカはかすかに残っていた広場の死体を片付けにいった。




 マナの考え通り、死体の一部にその魂を移していたリッチを今度こそ消し飛ばしたそうだ。アンデッドの召喚能力は失っていたのか単に魔力不足でできなかったのか、死体に埋め込まれていた骨を飛ばして攻撃してきたのをユウカが防いでくれたと語っていた。


 一方で俺はというと、二人が戻ってきてもまだ聖属性の魔力の暴力に晒されていた。

 途中、地面でうずくまる俺が少しでも楽になればと膝枕をしようとしたキャラビーを、不意の事故で突き飛ばしたりしないように断ったりもしながら、必死に回復に魔力を回す。

 残念ながらここまで『リジェネレイト』のレベルが上がることはなく、『ガードエンチャント』と『マジックエンチャント』も楽にはしてくれたがそこまでだった。防御の上昇手段は他にも『強化の舞(守)』もあるが、今の状態で舞えるような気力はない。


「んー……魔力が吸収できれば吸い出したりとかできるのかな?」


「前の、時はそれで楽になったよ」


「ひつ姉に聖雪属性の魔力を流し込まれた時だよね……」


「魔力の吸収と言えばスライム系じゃが、お主スライムは連れとらんからのう」


「強力な聖属性を吸収できるスライムとなるとかなり上位種でないといけないのではないでしょうか?」


「簡単にはいかないよね。スライム研究の第一人者、えっとなんて言ったっけあの人」


「ジルビダ殿か?」


「そうそう。確かアライエの町の大会に出てた人。あの人なら聖属性までいけるかはわからないけど、強力な光属性を扱うスライムを知ってたりしないかな?」


「おそらく現在スライムに関して最も詳しい御仁ではあるが、かなり変人じゃからな。弟子をとって旅をしていると聞いたことはあるが、今どこにおるのかはわからん」


 あの時はそんなに変な人だとは思わなかったが、多くの人間を知るユウカが変人と断じるほどだ。何かあるのだろうな。


 それから五分ほどかけて、体の内を暴れまわっていた聖属性の魔力を抑え込むことに成功した。体の中心、深いところから、倍近い魔力量の暗黒魔法をぶつけて相殺していくやり方が比較的効率がよさそうだ。まあそれはそれで体はボロボロになるが……。いっそなんとかして手足に集中させて切り落とすとかもありかな?


「すまん、待たせたな。休憩は十分とれたよ」


「強がっちゃってー。アイアンゴレムス君でも召喚しようか?」


「みぃちゃんはキャラビーを運ばねばならんし、それがよいじゃろうな」


「大丈夫だって。ほら、奥の通路に進むぞ」


 まだ若干戻り切っていない体力も『再生』と『リジェネレイト』でいずれ回復する。さすがにボス戦でもないのに今と同じレベルの相手が出てくるとは考えられないし大丈夫だろう。

 俺たちは広場の奥、リッチの召喚したスケルトンたちが宝箱を持ってきていた方の通路へと足を進めた。



どうもコクトーです。


『刈谷鳴』

職業

『最大

 ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)

 盗賊  (50) 剣士 (50) 戦士 (50)

 魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)

 冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)

 狂人  (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)

 神官  (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)

 龍人  (20) 死龍人(20) ローグ(70)

 魔導士 (90) 精霊使い(40) 舞闘家(70)

有効職業

 聖魔??の勇者Lv26/?? 大鬼人 Lv29/40

 上級獣人Lv20/30   魔人  Lv18/20 

 探究者 Lv47/99   狙撃王 Lv21/90

 上級薬師Lv21/80    上級龍人Lv6/30

 死霊術師Lv49/100   アーマーナイトLv14/99

 剣闘騎士Lv14/99

非有効職業

 呪術師 Lv1/80    死龍王Lv1/30

 盗賊王Lv1/100    大魔導士Lv1/100

 上級精霊使いLv1/50』

夜勤なのを言い訳に夜更かしを…学生かな?


ではまた次回

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