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悪の洞穴5層です5


 『悪の洞穴』の五層でボス戦二連戦を終えた後、俺たちは休憩を挟んで四層の転移陣を目的地に遠回りしながら広場を回った。

 四層の転移陣を拠点として行ったり来たりするよりは効率的だったとは思うが、六つの広場で計四度の戦闘を行ったものの、残念ながら宝箱などは手に入らず、俺のスキルのレベルアップもなかった。まあほぼ盾を動かし続けるのと、近づいてくる相手にちょっと魔法を飛ばすだけだったしな。一方でユウカは前衛を一人で担当し続けて疲労はあるはずなのだが非常に満足そうな表情を浮かべていた。ヨカッタネ。


 今日の鍛錬の最中、四層で二組のパーティと出くわした。最前線パーティだった二組に遅れること数十日というレベルではあるが続々と後続が到着しつつあるようだ。俺たちが気づいていないだけで五層のボスに挑んだパーティも出始めているのかもしれない。

 どちらも広場で戦闘中だったのを通路から見かけただけだがかなり苦戦している様子で、正直まだ先に進むのは早いように感じる強さだ。もしかしたら鍛錬のために縛りを設けていたのかもしれないし、怪我人が出て万全の状態ではないのかもしれないが、片や五体のスケルトンバイオウル。片や三体のスケルトン上位種を相手に、途中でメンバーが一時離脱しなければならないほどの怪我を負っていた。ソロならともかく、六人パーティでそれはちょっと弱いと感じてしまう。あれで第一段階のボスを本当に倒せたのだろうか?



 途中途中で休憩を挟んではいたが、五層のボス戦で無理をした後で前衛を務めることが多かったのもあって、翌日になってもキャラビーは疲労が抜けきっていない様子だった。さすがにこの状態で先に進むようなことはせず、今日は一日休みにすることにした。

 本人は行けると言っていたが、ユウカ直々にダメ出しをくらい、なぜか俺のハグを受けて諦めてくれた。何が何でも明日には完全な状態になって見せます! と力強い宣言をして自室に向かうキャラビーはちょっとおもしろかったな。


 急に休みになったので特にこれといった用事もなく、俺たちもそれぞれ自由に過ごすことになった。

 ユウカは町をぶらついてくると出かけていき、マナはアイテムボックスや魔法袋に入れたままの本や書類を整理したいと、倉庫として使っていた部屋の一つからランクアップさせた書斎に向かっていった。最近のマナは自身の分け前の大半を本につぎ込んでいる気がするが大丈夫なのだろうか?


 俺はと言うと、いろいろと整理と食材の補充もかねてアンナと共に動龍の若木のところに向かった。

 ミニフォレストドラゴンは変わらず元気そうで、今日はアンナの配下のアントたちと畑の改良に精を出しているようだった。にんじんを気に入ったらしく、よりおいしくすべく品種改良に励んでいるとのこと。心なしかアントたちも楽しそうだ。




 そして次の日、宣言通りに万全の状態に整えてきたキャラビーに合格を言い渡し、俺たちは『悪の洞穴』の第六層の転移陣を目指すことにした。


「ひとまずは転移陣を探すことを最優先とするから、モンスターは見つけ次第殲滅な」


「私の出番だね」


「そうじゃの。転移陣が見つかるまではわしも守りと斬撃に専念するのじゃ。その分、五層では前に出るとするが」


「構わないけど討伐を優先するからな」


「わかっておるわ。さすがに六層の奥までは行かんでよいじゃろうが、下手したら丸一日かけても見つからん可能性もある。場所がわかっていたり、帰りは戦わんでも戻れるならともかく、そのあたりもわかっておらんのじゃから時間をかけようとは思わん」


「俺の『ワープ』が生きてたら何とかなったんだが……」


「そんなの今更でしょ。それに、魔法は私の分野なんだからなんでもやろうとしなくていいよ。とは言っても、転移魔法は私も使えないからね。研究は続けてるけど」


「あればかりは個人の適性が物を言う。特殊な転移魔法にのみ適性があったなんてケースもある。気長に研究を続けるしかないと思うのじゃ」


「だよねー」


 そんな話をしながら転移で四層にやってきた俺たちは、最短ルートで五層へ向かって移動を開始した。




 五層に到着し、さっそくボスの広場に向かうと、ちょうどどこかのパーティが挑んでいる最中だった。


「どこのパーティかな?」


「んー……これまで会ったことがあるパーティではなさそうか?」


「わしも知らんパーティじゃな。キャラビー、町で見たことはあるか?」


「いえ、私も記憶にありません」


「『赤の団』っぽいかなって思ったけど、エンブレムが違う感じかな」


「わからんが……見納めになってしまったの」


 スケルトンチャンピオン達相手に善戦しているように見えたが、魔法を通すために後ろに下がろうと背後を気にかけた隙を狙われ、前衛を務めていた剣士の首がはねられた。即死だ。

 剣士がやられた動揺から魔法が不発に終わり、雷が魔法使いに放たれる。なんとか他のメンバーが防いだものの、その間にもう一人の前衛にも雷が飛んだ。それはジャンプして辛うじて躱すことができたが、身動きの取れない空中で幻影の魔剣を防ぎきれず、二人目の犠牲者となる。

 前衛二人を失ったが、残る四人も撤退する様子はない。そのための手段を確保していなかったのか、それとも二人がやられて仇をとムキになってしまったのか、鬼気迫る表情で攻勢を強める彼らに対し、スケルトンチャンピオン達は冷静だった。

 無茶な攻勢を引きながら捌き、確実に隙をついて一人ずつ潰していく。結局、一人目の脱落から全滅までは十分とかからなかった。


「……見ず知らずの者たちとは言え、こうしてみていることしかできないってのは来るものがあるな」


「通常の広場ならともかく、こういうボス部屋扱いの場所ではどうしようもないことじゃ。わしらにできることは、ああならんように気を引き締め、より強くなるために鍛えるだけじゃ」


「……がんばります」


「特にこれから私たちは誰も挑んでないだろう領域に挑むんだから。合言葉はいのちだいじに! だからね。即死さえしなければ私が癒してみせる」


「頼もしいな。さあ、入れるようになったらしい。エンチャントを済ませて行くぞ!」


 目の前で起きてしまった惨劇を教訓として胸に刻み、俺たちは先に行くべくボス部屋に入っていった。

どうもコクトーです。


『刈谷鳴』

職業

『最大

 ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)

 盗賊  (50) 剣士 (50) 戦士 (50)

 魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)

 冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)

 狂人  (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)

 神官  (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)

 龍人  (20) 死龍人(20) ローグ(70)

 魔導士 (90) 精霊使い(40) 舞闘家(70)

有効職業

 聖魔??の勇者Lv26/?? 大鬼人 Lv29/40

 上級獣人Lv20/30   魔人  Lv18/20 

 探究者 Lv47/99   狙撃王 Lv21/90

 上級薬師Lv21/80    上級龍人Lv6/30

 死霊術師Lv49/100   アーマーナイトLv14/99

 剣闘騎士Lv14/99

非有効職業

 呪術師 Lv1/80    死龍王Lv1/30

 盗賊王Lv1/100    大魔導士Lv1/100

 上級精霊使いLv1/50』

降ったりやんだり暑くなったり寒かったり夜勤やったりと体調がががが。


ではまた次回

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