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冒険の再開です2



 敵モンスターたちの待つ広場に入る直前、マナの構えた杖から魔法が放たれた。

 数匹の蛇を模した獄炎魔法の炎が広場に飛び込む。中にいたモンスターたちはスケルトン系の集団で中央付近に構えていたが、動き出す前に炎の蛇が周りを囲いこんだ。


「最初くらいは派手にいくからね! 渦巻け!」


 モンスターを囲む炎の蛇が周りを走るスピードを上げる。警戒しつつもその囲いを抜けるために魔法使いがニードル系の放つも、炎に触れると同時に焼け消えた。

 魔法が焼かれたことで簡単には抜けないと見たのか、弓兵が上から曲射してこちらを狙ってきた。


「『ウィンドウォール』『ダークハンド』」


 上空に展開した風が飛んできた矢を巻き上げ、ついでに回収するべく『ダークハンド』ですべてをまとめて捕まえた。


 「ちょっと遅れたかな?」と呟きながらもマナが杖を振り上げた。その動きに合わせるようにモンスターを囲っていた炎の蛇がそのまま竜巻としてその姿を覆いつくした。


 こちらにも熱のこもった風を届かせながら数秒が経過した後、敵を焼き尽くした炎の渦はきれいさっぱり消え去った。内側にいたはずのモンスターたちは影も形もない。


「どう? この火力」


 どや顔でマナがこちらに振り返った。なんかこう、褒めて褒めてと背後に文字が見えるようだ。


「うん、まあ火力はすごいの。火力は」


「なんかひっかかる言い方だね?」


「あー……あれじゃ回収もできないし、連携も何もないってことは理解できてるよな?」


「それはもちろん。今回は竜巻にしてみたけど、直接噛みつかせるような使い方がメインだよ」


「火力が高すぎて地面が真っ赤ですね」


「えっ!? あ、あー……」


 モンスターが消え去った後の地面を眺めるキャラビーから冷静なツッコミがはいった。あんな簡単に放った魔法がそれほどの火力を出しているとはかなり強くなっているようだな。


「メイなら無事じゃろうが、わしはあの中に突っ込むのは嫌じゃな。足が焼けてしまう」


「俺だって無理だよ」


「ちょっと張り切りすぎちゃったかな? 『魔法学園』である程度魔法を撃っても問題ない環境にいたから加減が狂ってるかも……」


「いきなり前線でやらなくてよかったの」


「広場がありますが森の中で炎の火力調整ってのは怖いですよね」


「俺がやるか、アンナの部下たちに結界を貼ってもらえばいいだろうよ。ひとまず今日のところは炎は禁止で」


「んー、まあ炎以外もいろいろ身につけたから問題はないよ。ひとまずあのままはまずいよね。『フリーズブロック』」


 トンと杖を突くと、熱を帯びている広場の中心に巨大な氷の塊が現れ、ジュウと音を立てながら地面を冷やす。立ち上る蒸気がこちらに来ないように風魔法も使っているようで、先ほど感じたような熱はこちらにはやってこない。


「……これでいいかな? なんかちょっと熱いかな? って思う程度の熱にはなったはず」


「ほんとか?」


「ほんとほんと。ダンジョンだからそのうち元通りになってくれるだろうし完全には消してないけどね」


「まあ後続の冒険者の迷惑にならなければそれでよいじゃろ。次の広場ではわしらが前にでてみようかの」


「じゃあ邪魔しないような魔法にするから。行ってみよー!」


 マナが冷やした地面に向かって弱めの『アクアボール』を出し、問題なく地面が冷えているかのチェックだけして、俺たちは次の広場へ向かった。



 それから、道中の通路で壁の向こうからやってくるモンスターたちとの戦闘も含め、今日一日で十戦ほど戦闘をこなした。最初こそ張りきりすぎてやらかしたマナであったが、その戦闘以外では魔力の調整を完璧にこなしていた。


 ユウカの意見によって、一時的に炎系の魔法を禁止されたマナがよく使っていたのは氷河魔法と毒水魔法、そして大地魔法の三種類だった。氷、水、土の上位属性のそれらは足止めやモンスターたちへのデバフの作用を持つ魔法が多くあるとのことで、今日は全体的に待ちの姿勢をとるとは何だったのかと言わんばかりに突っ込むユウカと俺が戦いやすいように場を整えるための魔法を優先したようだ。

 その一方で、俺たちが前に出ないようすると、雷光魔法と還元魔法をメインに据えた速攻殲滅を行った。俺も強化された『サンダーレーザー』や『ダークネスランス』などを放つが、本職とも言えるマナの魔法の前には数歩劣る。それでも一番得意な炎系の魔法よりも精度が悪いと言ってのけるあたり『魔法学園』での日々がいかにマナを強化したのかが推し量れるな。


 今日一日でだいたい今のパーティでの戦闘感覚を掴むことはできた。まだ一名欠員はいるし、それぞれが大幅に強化されてかなり変わってはいるが、以前とそれほど変える必要はなさそうだった。

 明日以降は早速第四層に向かって数日戦闘をこなしてみて、問題なさそうであれば『白き御旗』と『アーキテクト』が足止めをくらっている五層のボスへと挑んでみる。そんな風に予定をたて、今日のところはダンジョンをあとにするのであった。

どうもコクトーです。


『刈谷鳴』

職業

『最大

 ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)

 盗賊  (50) 剣士 (50) 戦士 (50)

 魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)

 冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)

 狂人  (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)

 神官  (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)

 龍人  (20) 死龍人(20) ローグ(70)

 魔導士 (90) 精霊使い(40)舞闘家(70)

有効職業

 聖魔??の勇者Lv26/?? 大鬼人 Lv29/40

 上級獣人Lv20/30   魔人  Lv18/20 

 探究者 Lv47/99   狙撃王 Lv21/90

 上級薬師Lv21/80    上級龍人Lv6/30

 死霊術師Lv49/100   アーマーナイトLv14/99

 剣闘騎士Lv14/99

非有効職業

 呪術師 Lv1/80    死龍王Lv1/30

 盗賊王Lv1/100    大魔導士Lv1/100

 上級精霊使いLv1/50』

ちょっと浮島の整地をしていたら時間が過ぎてました。いやー時間が溶ける溶ける(汗)


ではまた次回

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