冒険の再開です1
翌朝、今日のところは冒険者ギルドに顔を出し、その足で『悪の洞穴』に挑むことにした。
結局昨晩は今後についての話をほとんどできなかったが、とりうる選択肢としてはそれほど多くない。大前提としてこの館を拠点とするから他のダンジョンに挑むつもりはないし、別の町に移動するというのであればそれは『アーディア』にいるであろうヒツギの元へ向かう時だ。俺としてはすぐでもいいが、マナも含めてある程度形ができてからでもという思いもあるな。
マナが合流したことにより、戦闘時の配置や役割にも見直しが必要となる。
俺とユウカとキャラビーの三人の時は遊撃兼罠解除役のキャラビーにその護衛。そして残った一人が前衛という形が多かった。とはいってもみぃちゃんをつけているから機動力も高いし、そもそもキャラビー自身ある程度戦えるように鍛えてはある。だから護衛としてよりは後衛としての役割の方が多かった。まあ俺もユウカも戦闘の終盤、ちょっと行ってくると勝手に前に出るということがなくもなかったが……。
いつも通り朝一の込み合う時間帯を避け、俺たちは冒険者ギルドに顔を出した。
一応何かいい感じの依頼がないかどうかを見るという目的もあるが、やはり目的は『暗の森』の件だ。
「あ、『マツノキ』の皆さん、タイミングが悪かったですね」
今日挑む予定の『悪の洞穴』第一層でこなせそうな依頼があったので受けようとしたら、受付嬢からそんなことを言われた。
「む、何か指名の依頼でも出ておったかの? 数日来れておらんかったから諦めたか?」
「あ、いえ失礼しました。指名依頼というわけではないのですが、ある程度実力のあるパーティの方々に『暗の森』攻略のための協力依頼の話をしておりまして。今朝必要な役割のメンバーが揃ったので打ち切ると連絡がありました」
「私はまだどこもだけど、『暗の森』はみんなも挑んでなかったんだよね? なら受けられないんじゃない?」
「『悪の洞穴』に挑んでおるから、他のところはあまり手を付けておらんのよな」
「作戦までは数日あると思いますが、その間に最前線まで行けというのは皆さんでも厳しいですよね。あ、依頼でしたよね。無駄話でお時間をとってしまい申し訳ございません」
「なに、これくらいなんてことはないのじゃ。そもそも時間を気にするというのであればもっと早く来いという話なのじゃから」
「混雑してる中来るの面倒なんだよ」
「八つもダンジョンがありますから、冒険者様の数も多いですからね。その分こちらも人数を増やして対応していますがそれだけでは……」
「今もよそからの冒険者は増えてるんでしょ? なら仕方ないよ」
残念ながら既に作戦メンバー集めは終了しているとのことだったので話は聞けなかったが、ある意味選択肢を増やさずに済んだとも言える。何はともあれ無事作戦成功することを祈るのみだな。
冒険者ギルドを出た後、俺たちは予定通り『悪の洞穴』に向かっていた。
「昨日の今日で間に合わなかったって聞くとちょっと惜しかったって感じちゃうよね」
「『暗の森』の件か?」
「確かに、昨日お話だけでも聞いておけばよかったと思ってしまいますね」
「そりゃ結果論だろう? あの感じだと俺なしで話を聞いてきたとして、協力依頼を受けるかどうか回答するまでもなく受付終了してそうだし」
「昨日のうちにいいメンバーが合流したんじゃろうな。じゃが『青き空』と『黒き翼』の誰が中心でやっておるのかはわからんが、わしらが参加するかどうかくらいは待つ可能性はあったと思うぞ?」
「どんな役割を求めてるのかわからないけど、マナが帰ってきてなかったらかなり前衛に偏ってたから案外いらなかったかもしれないぞ? しっかりは知らないけど歴戦個体のエルダートレントが相手だそうだし、近づいて切り殺すというよりは遠くから殺す方だろうから」
「にしてもその魔法使いたちを守るための役割は大事だよ。というわけでメイ、私の護衛はよろしくね」
「了解了解。今日は俺自身はあんまり前には出ないようにするから」
「ふっふっふ。強化された私の魔法を見せつけてあげるよ!」
マナの力強い宣言を聞き流し、だらだらと雑談を続けながら歩き、俺たちは『善の洞穴』までやってきた。
『悪の洞穴』に移動し、各自武器の準備を整えるとすぐに近場にある広場に向かって歩き出す。
ここ数日挑んでいた第四層と比べるとやはり第一層は人の数が多く、『探知』には複数のパーティの反応があった。一応反応のない通路を選んで進んでいくと、途中でモンスターの襲撃に遭うことなく広場までやってこれた。
「うーん、五体、いや六体かな?」
「六体だな。通路から入ってきた。気づかれるとこっちにも来るかもしれないし、先手を打つか?」
「キャラビー、罠はどうじゃ?」
「私の感知できる範囲にはなさそうですね」
「よし。それじゃ敵が見えたらマナ、先制攻撃は頼んだ」
「わしらはひとまず待ちの姿勢じゃの」
「その必要はないと思い知らせてあげるよ。それじゃ突撃!」
杖を構えて広場の方に走り出したマナを中心に俺たちも続く。そして広場に入る直前、マナの構えた杖から魔法が放たれた。
どうもコクトーです。
『刈谷鳴』
職業
『最大
ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)
盗賊 (50) 剣士 (50) 戦士 (50)
魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)
冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)
狂人 (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)
神官 (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)
龍人 (20) 死龍人(20) ローグ(70)
魔導士 (90) 精霊使い(40)舞闘家(70)
有効職業
聖魔??の勇者Lv26/?? 大鬼人 Lv29/40
上級獣人Lv20/30 魔人 Lv18/20
探究者 Lv47/99 狙撃王 Lv21/90
上級薬師Lv21/80 上級龍人Lv6/30
死霊術師Lv49/100 アーマーナイトLv14/99
剣闘騎士Lv14/99
非有効職業
呪術師 Lv1/80 死龍王Lv1/30
盗賊王Lv1/100 大魔導士Lv1/100
上級精霊使いLv1/50』
新年度が始まりましたね!つまり2026年がもう4分の1終わったってこと…?(怖)
ではまた次回




