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久しぶりの休日です1

後半はマナ視点となります。ご注意ください。


 マナの帰還という喜ばしいはずの事態から始まった事件も片がつき、今日はお休みとした。

 さすがに帰ってきたばかりのマナを置いてダンジョンに行くような選択肢はないし、今後のことを話し合わないといけない。

 それに何より無事こうして帰ってきたお祝いってことで今日の夕食は豪華にしたい。全員が揃ったわけではないからパーティとまでは行かないが、生死不明のばらばら状態からこうして生きて集まることができたのだ。少しくらいは祝わなければ。帰ってきた結果俺が死にかけたのはまあ別の話ということで。



 ユウカたち三人に準備はお願いし、荷物運びとしてみぃちゃんを派遣した俺は、残りの従魔達を引き連れて森の広場に来ていた。コルクが持ち帰ってきた『暴食の王』による大量の魔法。『ベルゼブブ』で還元されたそれらの試し撃ちのためだ。


「それにしてもいろいろ増えたな……。便利そうなのもあれば使わなさそうなのも」


「かう?」


『もともと使ってこなかったスキルも多くあるでしょうし、すべてを使いこなすのは無理があります。私としては新しい個体のヒントになりそうなスキルがあれば嬉しいです』


「くわーくわー!」


『カルアももっと『迦楼羅』を使うようにと言ってますね』


「あれ背後を守るのには便利なんだけど、みんなと一緒に戦うとなると邪魔なんだよ……」


「かうかう、かーう!」


「くわー!」


「ヒメがまうんと? をとりはじめたのだ!」


「『獣化』とか『ファングショット』の使いやすさは認めるがやめんか」


「うむ。主が最も使いこなしているのは『暗黒魔法』だ。つまり私の勝ちだな」


「かうー!」


「くわー!」


「ぬわにぉー!」


「がぁ……」


 一晩じっくりと休んで疲労からもなんとか復活し、こうして出てこれるようになったコルクが参戦した。ヒメとカルアと黄龍のチビトリオ対コルクの小競り合いを呆れたように眺めるゼルセ。うん、お前が参戦したら周りの被害が増えそうだからやめてこっちの調査を手伝ってくれ。


「まあお腹がすいたら終わるだろ。アンナ、ゼルセ、試し撃ちの相手を頼む。森を壊さないように」


「が!」


『承知しました。キングプロテクトアントも全方位に配置済ですのでお任せください』


 なんかまたキングクラスの知らない名前が出てきた気がしなくもないが、気にせず俺はスキルの試し撃ちを始めた。



----------------------------

 ちょっと会えていない期間が空いたことで溢れる愛が暴走してしまったけれど、なんとか正気に戻ることができた。前まではここまでじゃなかった気がするんだけどやばいのでは?


 今晩は豪華にしようということで私の好きな物をメインにするべく、女性陣で町に買い出しに来ていた。

 明日以降どうするのかについて相談はご飯の後に話し合いになるけど、その前に昨日身につけた能力を試しておきたいそうなので居残り。仕方ないけど、久しぶりに一緒にお出かけしたかった。その分は料理作りを頑張ってもらおうかな。


「それにしてもそんなに経ってないはずなのにもう何年もここを離れていたような気分」


「6年半くらいかの」


「なんの話ですか?」


「まだご主人様と出会って一年くらいですが……」


「すまんすまんこっちの話じゃ。なんならわしのほうが短いしの」


「まあいいや。食料は思いのほかあっさりと揃ったね」


「野菜はかなりアンナと配下のアントたちが育てておるからの。メイのアイテムボックスに色んなお肉も入っておるし、調味料の類もキャラビーがしっかり管理してくれておる。むしろそれで足りなくなるとは何を買うんだという話じゃの」


「まあ野菜は時期とかもあるだろうからさ。それにあんまり使わないような物はさすがに育ててないでしょ?」


「……この間聞いたらまた畑を広げたと言っていました」


「嘘じゃろ!?」


 私としてはアンナの畑と言うと屋敷の裏にある薬草畑のイメージしかなかったけれど、私がいなかった間にいろいろと手を広げているらしい。今度見せてもらおう。


「あれ、ユウカさんじゃないっすか! この間は見なかった方もいるっすね」


 おしゃべりしながら町を歩いていると、前方からやってきた女性に声をかけられた。ユウカの知り合いかな。


「マナ、紹介するのじゃ。こ奴は『アーキテクト』のパラボラ。『悪の洞穴』最前線パーティの一つじゃ」


「すごいんですね。初めまして、マナって言います。しばらく訳あって『魔法学園』でお世話になってまして、昨日戻ってきたところなんです」


「おっほ、『魔法学園』! いいっすねー。なかなかギルド以外のメンバーが施設を利用することなんてできないはずっすけど、ユウカさんの伝手ですか?」


「そうだともそうでないとも言うの。あまり詮索はしてくれるなよ?」


「わかってるっすよ。うちだって死にたくない。話を変えましょう。ユウカさんのとこは討伐戦参加するっすか?」


「む? ギルドには行っておらんが何かあったんじゃな」


「あーそんな感じでしたか。『暗の森』の激ヤバ個体がしゃれにならなくなってきたってんで『青き空』と『黒き翼』が合同で人を集めてるそうっす。ギルドで話聞けると思うっすよ」


「なかなか思い切った提案じゃの。メイも連れてきた方がよさそうな話じゃ」


「その二つが組んで、まだ足りないと判断されているのですか?」


「どっちもトップが参加するわけではないんだろうけど、第二段階の最前線を進もうってくらいだから実力者なのは間違いないはずですよね?」


「その辺はギルドで直接聞いてくださいな。『アーキテクト』は『暗の森』は挑んでないので不参加っすからあまり聞いてないんですよ」


「そうか。情報感謝するのじゃ」


「いえいえ。『暗の森』が先に進んだらうちらが一番遅れてることになるっすからね。五層で足止めされてる身であんまり焦ってもいいことなんてないっすけど」


「じゃな。合同パーティも必ずしもいい方向を向くわけではないじゃろう。わしらはわしらで鍛錬を積むだけじゃ」


「ユウカさんに足りないって言われるとうちらももーっと頑張んないといけないっすね!」


 『暗の森』の攻略のためにとトップクラスのパーティ二つが組み、なおかつさらに人を集めようと判断を下すだけの何かがあったということは間違いない。明日以降どうするかの検討材料の一つくらいにはなるかな?


 その後、情報のお礼だと言ってパラボラさんも一緒に街はずれのカフェに向かう。研究者でもなく、貴族でも、王族でもない人との久しぶりのお茶会は非常に楽しい時間になった。


どうもコクトーです。


『刈谷鳴』

職業

『最大

 ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)

 盗賊  (50) 剣士 (50) 戦士 (50)

 魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)

 冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)

 狂人  (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)

 神官  (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)

 龍人  (20) 死龍人(20) ローグ(70)

 魔導士 (90) 精霊使い(40)舞闘家(70)

有効職業

 聖魔??の勇者Lv26/?? 大鬼人 Lv29/40

 上級獣人Lv20/30   魔人  Lv18/20 

 探究者 Lv47/99   狙撃王 Lv21/90

 上級薬師Lv21/80    上級龍人Lv6/30

 死霊術師Lv49/100   アーマーナイトLv14/99

 剣闘騎士Lv14/99

非有効職業

 呪術師 Lv1/80    死龍王Lv1/30

 盗賊王Lv1/100    大魔導士Lv1/100

 上級精霊使いLv1/50』

先週はすみませんでした。ぽこポケ我慢しても体調崩してたら意味ないよね…


ではまた次回。

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― 新着の感想 ―
6年半かー いったいなんのはなしなんだー マナってだれだー
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