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気がついたらSSの女勇者になりました! ふざけんな、転生させた神、出てこいや!

2018/7/4 【本当に本当にどうでもいいネタ】「気がついたらSSの女勇者になりました!」は活動報告として投稿したものです。


こちらはまあ、サイズとランクではSSの意味も違うなということでできたお話です。

SSと書かれたら大抵の人はこう思います。

SSランク、最強。今は何個「S」がつくかにかかっています。


ところがですね、ひたすらSを考え続けているとおかしなことに気がついたんです。

ランクとかだとAの方が高い意味を持ちますよね。Sはもともと特別の意味を持っていたようでそれに英語を当ててSpecalやSuperiorでSだと書いてありました。


まあこの辺りはいいんですけど、サイズとすると、Aの方が小さいんです。

まあぶっちゃけ、ブラのサイズ、Aが小さい。ということはSSが胸のサイズになると一番小さくなるのではないかと。

要するに「Special Small」最弱です。


下品でスミマセン。


【あらすじ】


神の手違いで死んでしまったわたしは、神の特典付きで転生することになった。

悩みの末に選んだのは、メロンな胸を持つ女性勇者。なのに、早とちりした神が勇者イコール男と思っていたらしく、慌てて女性体に修正。


ところが中途半端な修正だったらしく、生まれたわたしは絶壁の胸を持つ女勇者となった。

家族たちは権力と金を駆使して不憫な娘のためにSSランクの意味を捻じ曲げた。


すなわち、女勇者限定解釈。Specal Smallと。



*****


「うーん、どうしよう?」


 ここは白い部屋。

 目の前にいるのは、ちょっと中性的なオネエ的な?神さま。


 神さまが『ちょっと手が滑って』によって、なんとわたしは瀕死の状態です。神さま、おおざっぱすぎ。もちろんわたしの寿命は25歳ではないので、運命が捻じ曲げられてしまったのだけど。この神さまはそこそこの力があるようで、色々特典付きで異世界転生をさせてくれるらしい。


 そんなわけで、わたしは今絶賛悩み中。


「そろそろ決めてもらわないと。上司にバレてると面倒な上に大変なのよ」

「は? 上司?」

「そうなのよ。神だって組織なの! 私は中堅どころだけど、ね」


 ね、とウィンクされても……。

 やだ、ちょっとキモイ。


「じゃあ、決めた! 折角の異世界転生だもの。チートたっぷり勇者になるわ!」

「勇者? ああ男でいいのね」


 神さまはオッケーと軽い感じで何かを唱えている。


「え、男じゃないわよ! 女よ!」

「女?」


 神さまが呪文を唱え終わった後、驚いて顔を上げた。


「そうよ、胸がメロンのような妖艶な勇者よ!」

「胸がメロン??? あ、ごめんなさい。女と変更したところまでしか修正できなかったわ」


 神さまは申し訳なさそうに言う。同時に足元に大きな穴が開いた。真っ暗な穴。驚く間もなく落ちて行った。


「もう会うことはないでしょうが、頑張ってね。チートたっぷりつけておいたから」


 語尾にハートがついてしまいそうな口調で送り出された。

 ここで、意識がブラックアウト。



***



 剣を横に滑らせれば、あっさりと切り裂かれる魔物。

 クマのように大きな魔物だったが、わたしにとっては大したことではない。剣についた血を払ってから、鞘に仕舞う。


「ありがとう! 勇者様!」

「ふわー。勇者様って女性っぽい美貌をしているのに強いのね」


 今助けた子供たちがわたしに駆け寄ってきた。あれほどガタガタと震えていたのに、今は倒したクマもどきの魔物を食べられるかどうか見ている。そんな逞しい子供たちをため息交じりに見つめ、一緒にいた大人の男性に声をかけた。


「助けてくれてありがとう。助かった」


 30歳を超えたかどうかの男性がじろじろとわたしを見る。その視線が鬱陶しくてイライラする。


「確かにスゲーな。SSなんて伝説だと思っていたのに」

「先を急ぎますので」


 にこやかに笑みを浮かべてその先を言わせないように遮った。男の視線が遠慮なくわたしの体に注がれた。無意識に右手を握りしめる。


 我慢だ。耐えるんだ。


「神が作ったような美貌をしているのにもったいない。民のことなど考えずに勇者など自ら選ばなければ、SSなんかにならなかっただろうに」


 耐えろ、まだ大丈夫だ。


「えー? お父さん、どういうこと?」


 肉に群がっていた子供の一人が父親に寄ってきた。子供特有のなぜなぜタイムだ。


「うん? ああ、女性が勇者に選ばれるとな、胸がSSになってしまうんだ。その犠牲を持って勇者としての計り知れない力を手に入れることができるんだ」

「お母さんみたいにふわふわじゃないの?」


 子供はこてんと首を傾げた。


「残念ながら……」


 苦笑いする男。子供はふうんと頷き、わたしに寄ってきた。


「うわ、本当だ。お父さんの胸みたい」


 ぺたぺたぺたぺた。


 遠慮なく子供が触る。


「ふふふふ」


 おかしくなって嗤った。男がぎょっとして、慌てて子供を抱き寄せた。


「すまない。子供の行動だと思って許してくれ」

「ふふふ」


 笑いが止まらない。


 この胸が男のようにまな板であることは、別に勇者だからではない。転生させた神が男として登録していたのにもかかわらず、わたしが最後に女性と変更したから中途半端になっただけだ。

本来は勇者チートを持った男性勇者だったのを、女性勇者に変えた。あの出来損ないの神は手間を惜しんでブツを外しただけに過ぎない。


 いや、あの神は自分がおねえだから外せば標準の女性になると思っていたに違いない。神の手で作られたこの体は確かに胸が異常に平べったい女性体である。子供だって産めるはずだ、多分。母乳は出そうにないが。


 わたしの異常な胸の成長度合いに真相に気がついた両親である国王と王妃は不憫に思い、わざと勇者チートを持つために胸を犠牲にしたと苦しい言い訳をわたしが旅立つ15歳になるまでの間に広めたのだ。


 両親と兄弟たち、それに宰相や各大臣が一丸となって取り組んでくれた結果。

こうして王都からかなり離れたところに暮らす民にも知れ渡ることになる。


 ああ、皆の愛情が辛い。



 くっそ、あの転生神、文句言ってやるから出てこい!



このお話を育てるにあたって変更してはいけない点は以下となります。


1.神の手違いにより転生。

2.主人公は転生する時の記憶がある。

3.家族には愛されている。

4.胸糞展開不可


勇者として世界を回り助けていきます。魔王もいます。この後、魔王に絶壁と呟かれてブチ切れてメタ殺しでもいいし、魔王にメロンにしてやろうとそそのかされて悪の幹部になってもいい。魔王をそっちのけで世界を巡り、微乳、いや美乳を愛する男性を探してもOKです。


できれば、誰かに書いてもらいたいなー。

本当に書いてもらいたい。相談はいくらでも乗ります!



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