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迷正世界のカルターレ  作者: レトレトコンボ
~序章~
2/3

世界の摂理。

これからもがんばっていくのでよろしくお願い申し上げます。

なんかこれおかしくない?とかあるかもです。

ご指摘いただきたいです。

「う、うーん…。」

重い瞼をゆっくり開ける。どうやら授業中にも関わらず寝てしまっていたらしい。

だんだん意識がはっきりするようになった。

「君達は五年目だ。もうすぐこんな楽な日々から卒業して対には戦場へと向かう。そのためのおさらいでもやっておこうか。」

結晶板の前でいつも通り博士は授業をしていた。博士がいった五年目というセリフは完全に意識を覚ます。

五年目。ついにこのときがきたんだ。

あのときから復讐を誓いずっとこの為だけに生きてきた。奴らと戦える、復讐の入り口にたてたのだ。今は授業の最中だが最近ではいつも同じことを考えている。

この国、機関は五年間の訓練をし、卒業した者のみ戦うことが許されている。一つの義務だ。

訓練とは一年目から五年目までに分かれる。学年により大幅に内容が違うのだ。

一、二、三年は奇術の制御、基本、戦闘の立ち回り方を教え込まれる。

そして四年目は、敵の変異士についての知識、タイプ、特徴をなど教わる。

五年目は今までの復習だ。だから今みたいに寝ていてもなんにも問題ないーはず。

まあ訓練といえば三年目の戦闘実技の事を思い出す。ただですらキツイというのに、俺は他の人より何十時間と自主訓練を行ったのだから。

「…のように、変異士といってもいろんなタイプや形が存在する訳だよ。昔この地には犬という生き物がいたことが書物で見つかった。その生物は人間と共存できる変わった生き物だったんだ。ではこの資料を見てもらおうか。」

黒服に包まれ、丸い眼鏡、そして白髪と微妙な黒色の髪が特徴的な博士は手元の教卓にあるガラスの画面をスライドされる。すると大きな結晶板に変異士が写しだされた。

変異士とは今から何百年か前に現れ、人類の人口の七割を殺し尽くした人間の天敵だ。なんでも変異士は昔この地に生きていた生物に似ているという話だ。

「この生き物はケルベロス。低いレベルの変異士ではあったがこの世界にいたという犬によく似ているだろう?これはこの世界外からの生き物がこの世界に生き続けたことによって体や原始の作りが似てきていることになる。これはある意味自然の摂理なんだろうね。」

さらりと現実で有り得ないような事を言っているが、その現実で有り得ない事がこの世界では当たり前のようになってしまった。どうして?と質問しても当たり前の一言で解決できてしまうんだ。

「まあ、そのおかげで僕達は変異士と戦う事ができるんだけどね。」

ようは、変異士はこの世界の常識にとらわれない生き物だったため、化学兵器や核爆弾なども一切ダメージにならなかった。だが変異士がこちらに滞在してくれたおかげで「奇術」を生み出すことに成功した。

奇術とは、変異士の細胞を人の体の移植させたときに生まれた新たな細胞だった。

いや生まれたとは語弊がある。作りだした。が正しいだろうか。

この力があるから人は変異士と戦えるのだし、多少の怪我もすぐに完治できる。

人は変異士と戦うためにー

ーーーー人を捨てたーーーー

半分変異士、半分人間という解釈もできるだろう。

中には変異士七割。人間三割という人もいるかもしれない。

そう。奇術は非常に便利な物だが個人差が激しい。全て生まれた時点で決まる。この先どれだけ努力しようと努力では絶対に変えられない。生まれながら奇術が得意なものもいれば苦手な人もいる。得意なら本能が指令し傷を早く完治したりもする。これは変異士と同じなので我々も人間だとはいいきれない。そして

これはスポーツなどとは違う。スポーツは努力すれば次のステージへといけるが奇術はどこにもいけない。最初から底辺だったものは最後まで底辺なのだ。

増やすことも減らすことも出来ないことを上層部を悩ましている。

だから最初から奇術が低いものは足でまといにしかならない。

だが奇術の適応力が高すぎてもいけない。もし仮に変異士十割人間ゼロ割がいたとしたらもうそれは人間ではなくなる。人間だった人もそれで変異士と同じになる。人間をただ殺し尽くす者に。十割になった時点でもう人間としての感情は無くなる。仲間であっても家族であっても殺し尽くすのだ。

でも生まれた時点で決まるなら俺は関係ないな。とも言えない。実際にもう何件か人間が変異士になった例が存在する。それは奇術のオーバーリミットを破った場合だ。奇術とは思いの力で威力を増す。その思いがどんなものでもいい。

憎しみ。嫉妬。悲しみ。殺意。まあ感情と呼ばれるもの全てだ。だから生まれた時点で変異士が九割などいればいつオーバーリミットがくるかわからない。だから高すぎてもいけないのだ。まあ、なによりも、

この世界は理不尽だ。どれだけ戦い戦いたくても戦えないものもいる。そんな世界だ。

では奇術はどんなことに使えるだろうか。この体にある細胞を活性化させ部分的に強くしたり、硬くしたり、何かと合成させたり、繋げたり、剣を持っていればその剣の切れ味を良くしたり、銃なら威力や射程距離を伸ばしたりも可能だ。使い慣れれば足の速さを上げたり、重力を自分だけ増させ早く落ちるようにしたりなど。

なんにでも使える。

一度訓練で上空百メートルや千メートルなどから落とされたことがある。普通ならこの時点で死んだことを確信するだろうが奇術があるなら別だ。

奇術を足に展開させれば傷一つなく着地することも確信できる。

なにこれ最強じゃん。と思うだろうがこれが人類の創り出した武器ではない。

俺たちの体の何処かに小さな卵子がある。これが奇術の塊だ。

もしこれが開けばその人だけのオリジナルの力が手に入る。無限の力といっても過言じゃない。この卵子のことはシーザーの卵と呼ばれる。

だがシーザーの卵を開いたものはまだこの機関の訓練生で一人しかいない。なぜそんなに少ないかというと、開き方が判明していない。教育の方針でもいつか開くであろうとしかいわれない。

それは中には一度も開かず死んでいった者も多いため絶対とは決していわず余計な期待を与えないためだろう。

「変異士にはコアがある。それを奇術で攻撃し続ければコアが侵食され原始に変え消滅させることが可能だ。まあ常識だね。」

コア。

変異士だけが持つ器官の一つだ。人間で例えるなら心臓というのが近いだろうか。他に解釈するなら命の(ライフ)だ。コアは瓶のようなものであり、瓶をいっぱいにすればそれはもう用済みとなる。変異士は瓶の中身がいっぱいになれば消滅、まあ死んでしまうのだ。

だから攻撃し続けれ器をいっぱいにしてやればコアを全て侵食したことになる。変異士がこの現実に長く滞在してくれなければこの唯一の方法でも殺すことは不可能であっただろう。

簡単に言っているようだがこれは難しいことだ。コアは変異士のレベルが高いほど大きく、倒しづらい。

レベル。

変異士は現在全十レベで分かれている。高ければ高いほど強く、ベテランが十人がかりでも勝てるかわからないのだ。

「まあ五年目の君達はもう少しで本当の戦争にいくんだ。訓練用の変異士と比べるな。」

訓練用変異士はコアで作られたものだ。レベルや力も全て制限させることができる。訓練は念のため二人から五人組の生徒と一人の教官をつけることも義務づけられている。まあ命の保証は一応されている。

訓練用といえば訓練前に一度埋め込まれた計算機を思い出す。

計算機。

体の埋め込む場所を決めスイッチを押すと太い鉄の物体が体の内部と結合する。

このときの激痛は本ものだ。四割はこの痛みに気を失ったのだから。

計算機のメリットは奇術の暴走を知らせてくれるのだ。

平常時は緑。暴走を感じると赤になっていく。これは血液の状態と奇術への思いの力、精神状態を計算し色で表情するのだ。

「それといくら実戦に慣れたからいっても奴らを決して嘗めてはいけない。僕達がこうして進化や学習するように変異士も進化を続けているんだ。また新異型の変異士が現れた。まだコアの検出も行われていない為どんなタイプかわからない。まあまとめるとどんな弱い変異士であろうとレベルが低かろうと絶対に一人で戦うなということだ。」

新異型。

それはなんらかの進化の過程で生まれた存在。新異型は完全なオリジナルもいれば、ケルベロスなどの存在が確認されていり変異士の進化系ということもありえる。

そんな未知の相手と戦う為にもコアの検出をしなければならない。それで変異士の生態を調べれることもあれば変異士への謎を明かすこともできるかもしれない。

変異士が現れ、何百年と経つがまだ何もわかっていないのだから。

「まあ、こんな基本中の基本は今頃ではただの知識に過ぎない。結局は奇術の技量や適応力でしか見られないし、どれだけ知識を持とうが評価されることはない。」

とてもつまらなそうに博士は告げ

「結局は実力社会だ。」

どれだけ知識を持とうが実力が無ければ意味はない。そう伝えたのだった。

「疲れた。今日はもうこれで解散。」

授業終了を告げそくさくと帰っていく。扉が閉まると生徒達は席を立ち次の訓練へと向かった。

「天月。そろそろ行こうぜ。」

近くで授業を受けていた実兄園永(そのえ)天月に告げる。

天月は奇術の技量などには全く恵まれていなかったが理解力、記憶力などの頭の回転の速さでは人の何十倍を超えるらしい。

博士曰く奇術の適応力は全て無意識に脳へと回しているということ。

「ああ、うん。いこうか。」

天月は席を立ち次の訓練へと向かった。

理解できましたかね?完全自分の都合で作った設定ですが理解できたなら嬉しいです。

質問等まっております。

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