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私のゆめ物語  作者: なす
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第二話 「タクヤ」

疲れた、

なんなんだよあのクソ上司

ちょっと失敗しただけじゃねーか、

あんなに切れなくたって。

あぁ家に帰りたくねー

帰ったところでクソジジイとクソババアが

うるせぇんだよな。

無職とパートのくせしてなに文句垂れてんだよ


家に着いて早々ババアがジジイのギャンブル癖について

ほざいてきた。

「どうすればいいの?」

だってよ。ふざけんなよ

お前らの貯金だろ

ババアが見とけよ止めろよ


ずっとこんな毎日だ。

何度親を殺そうと思ったことか。

会社にだって行きたくないし

いっそのこと犯罪でも起こして捕まってみるか?

刑務所なら飯もでるしな

そんなうちに寝てしまう、こんな日が続いてる


「タクヤー起きなさーい」

ちっマジでうるせぇなクソババア

こっちもガキじゃねーんだよ

早く仕事行って稼げや

ただでさえジジイが稼がねぇんだから


文句を言いながら家を出ると不意に目を奪われた。

家の前をいつも通っていく中学生にだ。

今まで意識したことも無かったが

中学生って言ったって大人と対して変わらない


『いっそのこと犯罪でも起こそうか』


昨日の考えが浮かんでくる。

彼女を誘拐してしまえば

この毎日から抜け出せるかもしれない。

これは必要なことなんだ。


自分に言い聞かせながら考える。


「いきなりしても無理だ。

しばらく観察して作戦を練ろう」


タクヤは観察を続けていった。


この日から毎日が変わることになる、

そしてこの日を深く後悔することになった。

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