第一話 「フウカ」
今日テストが返ってくる。
私の大嫌いな時間だ。
あれだけ簡単な問題、間違えるはずもない、
そう信じていたんだ...
実際、テストを見て目を疑ったよ
98点だなんて。
先生や友達はみんなすごいって言う。
でもこれじゃダメなんだよ、
こんな結果じゃ、許してもらえない…
憂鬱な気分のなか家に着いた。
「ただいま」
いつも通り返事などない。
部屋について一息つくと母が部屋に入ってきた。
「テストどうだったの?」
なんで知ってんだよ、くそ
「98点だった、」
嘘をついてもバレるだろうし本当のことを言った。
でも嘘をつけばよかったや…
母は冷たく
「そう、」
とだけいい出て行った。
しかし私は聞こえたんだ
「どこで失敗したのかしら」
と呟く声を。
しばらくして父も帰ってきた。
父は帰ってくるなり母から話をきき
「あれだけ金をかけたのに」
とだけ言い寝てしまった。
辛い辛い辛い辛い辛い辛い辛い
なんで私だけこんな!
あの親さえいなければ、
もうやだよ…頑張ってるのに、
期待に応えるのも疲れたよ
満点ずっと取ってたじゃん
もう二度と感じたくなかったのに
様々なことを考えるうち、私も眠ってしまった。
目が覚めて最初に死にたいと思う。
いつからだろうか毎日感じる
毎朝毎朝まだ生きてるのかと、
朝ごはんなど作ってくれるわけもなく
1000円を置いて2人は仕事に行っていた。
学校をサボってしまおうか、
いっそのこと道路に飛び出してみるか?
登校中そんなことを考えながら学校に着く。
学校について早々に先生からの相談を受けた。
生徒会に入らないか?というものだった。
生徒会に入れば親は認めてくれるだろうか、
でも、また期待の目で見られて
失敗したら切り捨てられるのか、
少し考え、「やります。」と答えた。
授業が終わり部活が始まった。
部活動の時間だけは辛いことを全て忘れられる。
大好きなテニスに打ち込める。
後輩たちが部長として慕ってくれるのも嬉しい。
ただ、最近嫌な気配を感じる。
どこからか見られているような、
また狙われているような、、
こうして毎日が過ぎていった。
あの日までは……




