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『やったー!貴方と結婚できて最高に嬉しい』とあまりに妻が言うのでだんだんその気になって来た男爵  作者: 三輪 有利佳  (旧 美輪 伊織)


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8/8

私のクラスには王子様がいる 2

ノート紛失事件の結末です。

ヒロインがモブです笑

そして事件は起こった。


「どうしましょう!歴史のノートがないわ!」

 史学の資料をまとめたノート提出日が迫っていたので今日は放課後には資料作りとレポートを終わらせましょう!と決めていた日だった。

 一限目が終わりアンドレアの分担箇所を提出して頂戴、と私が催促したところ彼女は騒ぎ始めた。


 ナイナイ!どこにもないわ!と鞄や机をひっくり返す大袈裟な動作に思わず私も手伝うが史学のノートは出てこない。


「移動教室があったからノートを間違えて持って行ってしまったのではないの?授業のとき確認してみた?」私が聞くとアンドレアはムッとした顔をした。


「そんな間抜けなことしないわ。私は史学のノートは持ち歩いていないわ」

「じゃあ、家に忘れてきたんじゃない?」そう言いながら、(この子またサボって史学の分担の場所をやってないんじゃないでしょうね?)と疑い始めた。


 アンドレアは前科がある。以前も自分で『ここの担当は任せて!』と請け負ったのに途中で放り出し、男子生徒にさせようとしていた。やっていないならやっていないで良いのだ。そこを他のみんなと急いで仕上げれば良いのだから。でも正直に話してほしい。


 だが、アンドレアは認めない。


「今日は本当にノートを持ってきていたの!本当よ!だって皆と表を仕上げてレポートを終わらせましょう!って言ってたんだもの……あ……」

 そう言うと急にチェリオ・ハンクスをジロッと見つめた。


「ハンクス様……もしかして私の私物……触られました?」


「は?なんで?」チェリオが驚いた顔をする。私も驚いた顔になった。


 何を言っているんだこの勘違い女!思わず怒鳴りそうになった。


 すると何故か一人の女生徒が急にフンフンと訳知り顔を始めた。


「ハンクス様……あなたもしかしてアンドレア様のこと好きすぎてちょっと行きすぎたことをされてしまったんじゃございませんこと?」

 気取ったように腕を組みジロジロとチェリオの全身を睨みつける彼女は、お節介で有名なレバソイド子爵夫人の娘だ。

 するとアンドレアもそれに便乗する。

「もしかして気を回して、私の苦手な史学をフォローしようと思って下さったんじゃないかな?と思って。いつも私のことを()()()()くださるから。だからグループ学習が始まる前に私のノートを確認してくださった……とか?」

 ととんでもない空想をする。


 「そんなわけないで……」

  私が笑い飛ばそうとした時周囲の空気が変わる。

  

 アンドレアの言葉に周囲の令嬢や令息も急に

『彼女の持ち物が欲しくなったのかしら?』

『思いを寄せていらっしゃったみたいだから』

『ちょっと怖いわね』

 などととんでもないことを口にし始めた。


 私は慌てて

「アンドレア、それはないでしょう!」と先ほどより声を大きくし否定しようとした。実際、それはあり得ないと誰よりもわかっていたから。


 なのに周囲の雰囲気は何となく

『片思い男子、ハンクス子爵令息が思い余ってアンドレア嬢の持ち物を盗んだらしい』というとんでも無い着地に向かっている。


 するとロマーノ王子殿下が騒ぎを収束しようと声をかけてくれた。


「大丈夫かい?アンドレア・バイオムント伯爵令嬢。私で力になれることはあるかい?」王子の姿勢は正しい。

 正しいが聞いてほしいところはそこではない。

 困っているのはチェリオ・ハンクスなのだ。

 私は慌てて

『王子殿下!あのですね』と声を発したが、その細い声量はアンドレアにかき消される。

 

「王子殿下!すみません騒ぎになってしまって。実は……実は私のノートが()()()てしまって!!」アンドレアは急に王子殿下に媚びるかの如く情熱的にノートがないことを話し始めた。


「え、そうなのか?」と殿下も話を聞き出しているが、このノートの事件はただの紛失の可能性もあるのだ。なのにトラブルメーカーのアンドレアは随分と熱心に話を盛り上げていく。

 そして運の悪いことに噂好きのサニー・レバソイド子爵令嬢がそれに乗っかっていく。


「いえ、別に疑っているわけではありませんけれど……殿下、実はアンドレア様はハンクス子爵からちょっとした気持ちを向けられておりまして……」

 とチラチラとチェリオを見ながらこそこそ話を始めた。


 まずい!何とかしなくちゃと思うのに、誰も私の声を拾ってくれない。それどころか火に油がどんどん注がれていく。普段が地味で大人しい私の声は彼らにとっても蚊の鳴くような声。全く届かない。


(どうしよう、先生を呼んでこようかな?)と後ずさって出入り口のドアに向かおうと振り返った瞬間、ドンと誰かにぶつかった。



「あ、すみません!」

 謝った相手は見上げるほど背の高いオーランド・ガッシュだった。この時間に登校なのか?と驚いたが、それどころではない。


「あの!皆様聞いてください!」

 アンドレアが急にみんなに向かって声を上げた。

「私のせいでお騒がせしてすみません。たかがノートの()()でこんなにお騒がせしてしまって……」

 そう言うと辛そうに涙目になった。

「諦めますから……ですからもう、ハンクス様を疑うのは……私も心苦しいです。私が我慢さえすれば良いのですから」

 その言い回しはないだろう!と私もヒュッと息を呑む。


 ロマーノ王子殿下が(そう言うことか……)と言わんばかりに、一瞬チェリオに厳しい視線を向ける。


 アンドレアはこうなる展開を分かって自然とやってのける。

 幼馴染の自分が幾度も見せられてきた『アンドレア劇場』だ。

 これでは思いを寄せているチェリオが、拗らせてノートを盗んだが、『犯人は分かっているけど(アンドレア)は耐えます……』とアピールしている状態になっている。


 元々情報を煽っていただけあり、全員とまでは言わなくても、クラスの女子はチェリオを犯人扱いだ。

 私からすると、『万が一拗らせた男がいたとしても、たかがノートを盗みますか?貴方なら盗まないよね?』と常識の範囲で考える。それを何故かおかしな方向に煽るのがアンドレア。


 ロマーノ王子殿下は優しげな笑みを浮かべて控えめにチェリオに近付いた。

「ハンクス子爵令息。ごめんね、もし良ければ君への疑いを簡単に晴らしてあげたい。勿論君が同意してくれたらだけど私と、友達のリドリーがサッと君の荷物を調べたら終わりなんだけどどうかな?」


 と提案してきた。


 私は驚きすぎて顔面が蒼白になった。


 チェリオは普段は優しく怒ったりもしない。だが、流石に頭に来たのだろう。唇を噛み締め、

「殿下のお気持ちは嬉しいですが、僕はしていません。なので机を触らせることもしたくはありません」

と断固拒否した。


 ロマーノ王子は困った表情で

「そんな態度じゃ疑われるよ。見つからなければ疑いが晴れるから。君を守るためにも見せて欲しい」

とクラスメイトの視線を受けて穏やかに言う。


 (どうしよう!アンドレアが妄言を吐いているだけなのにこんな展開になるなんて!でも言わなきゃ!)

 普段おとなしい私が声を上げるなんて天変地異のような出来事だ。けれど私は意を決してチェリオを救うと決め教壇の前に立った。


「皆さん!あの!!」

「誰が犯人か明確じゃないのにそいつ一人に的を絞ること自体、傲慢で恥ずかしい行為だぞ」

 と野太い声が響き、私の霞のような声は掻き消えた。


 周囲がシンッと静まる。


 オーランド・ガッシュ伯爵令息だった。


 いつも静かで何かに興味を持つ人ではないのに、チェリオを助けようとしてくれている!そう思っただけで目頭が熱くなる。

 オーランドは王子の周囲の生徒をギロリと睨みつけると皆が目を伏せ、顔を背けた。


「やめておけ。ノートだったか?出てこなかったら皆彼に土下座でもして謝罪するのか?貴族が貴族を疑うってのはそういうことだろ?」


 その声にアンドレアもビクリと肩を震わせる。

 さっきまで威勢の良かった令息、令嬢達はアンドレアの背中に隠れるように並びハンクスはオーランドに向かって小声で『ありがとう、味方になってくれて』と会釈した。


 そのやりとりが堂々としていたからか、生徒は『そ、それもそうね』と誰かが声を上げた瞬間に『そうだね』『ノートだし』などと急に誰に向かってか分からない独り言を始める。


 ロマーノ王子は

「私は穏便に済ませようと思っただけで」

 とオーランドに向かってキッと視線を向ける。

 だが、オーランドは全く怯まない。

 

『王子っぽく解決しようとしてるけど、大したことしてないな』

 

 二人の傍にいたのではっきり聞こえた台詞はあまりに挑発的で、小さな声であったがガツンと心を抉るものだった。


 一瞬であった。


 

「オーーーーランドーーー!!」と叫びロマーノ王子が拳を構え軽く飛び上がった。


 アッと思った瞬間、オーランドの長い足がロマーノ王子の肩にバンッと炸裂した。

 ロマーノ王子は無防備に横に吹き飛ばされる。

「「「「「キャーーーーーーーーーーー!!!!」」」」


 悲鳴が上がり、一瞬のことに誰もが動けずにいた。


 ただ、オーランド・ガッシュだけが


「おい、大丈夫か?」

 と飛んでいったロマーノ王子の肩を冷静に叩いていた。



 ロマーノ王子は軽い脳震盪を起こしていた。


 リドリーが慌てて駆け寄って王子の肩を揺するが、白目をむいたままだ。

 オーランドは

「すまないな、反射的に体が動いてしまった」と言い訳めいたことを呟きながらロマーノ殿下を横抱きにし、抱え上げる。


「今から医務室に行って来るから、先生に言っといてくれ」


 そう言うと立ち上がり、あっという間にリドリーとドアから出ていってしまった。







 クラスメイト達は急展開について行けず呆然としている。


 そんな状況でチェリオが私の手を引き教壇の前に共に立った。


「……すまない。こんなことになるとは思わなくて……」そう言ってちょっとだけアンドレアを睨むと、私の手を握って頷いた。


「ノートの件は悪いが本当に行方は知らない。だが後で先生達に聞かれると思うので先に伝えておくよ。変な噂が出回っているみたいだから」


 そう言うと全員が私たちの方に視線を向けた。


「何でそんな誤解が生まれたのか分からないが、僕はこの夏休みジェシカと婚約したんだ。正式に書面も交わしたから……」そう言って教壇から降りると自分の机に手を伸ばす。

 次に手を出した時には高級アクセサリーショップの箱を手の平に乗せていた。


「僕がジェシカを好きだったのは知っている男子生徒もいると思う。バイオムント嬢に好意を持っているという()()()()()()()噂は、デマだから」そう言うとニコリと私の顔を覗き込んで箱からブレスレッドを取り出した。


「昨日出来上がったんだ。これを今日からつけて欲しい」

 私はみんなの前で手渡されるとは思わず、だがこんな状況だけれどとても感動していた。


「あ……ありがとう」

 そう言って箱を開けると中からプレートタイプのバングルが現れた。貴族学園で認められている学生でも着けて良い、婚約式用の銀細工のバングル。裏側にチェリオの名前と婚約式の日にちが入っている。シンプルながら留め具には花のモチーフ遇らわれ、私のヒョロリとした腕でも洒落た雰囲気になりそうで思わず笑顔が溢れる。


 チェリオがそんな私の顔を見てやっと満面の笑みを浮かべた。


「ジェシカはチューリップが本当に似合うからモチーフに入れてもらったんだよ。これからどうぞよろしくね」

 そう言って優しく手を握る。

 私も今起こっていたとんでもない事件を一瞬忘れてチェリオの瞳に吸い込まれたように息を呑んだ。


「お……おめでとう」

 唐突に声が響きその方向に目をやると、金髪痩躯の男子生徒がぎこちなく微笑んだ。

 チェリオの友人の一人が少し驚いたような表情を浮かべたまま祝いの言葉を口にした。

 すると隣の男子生徒も『あぁ』と頷き

「おかしいと思ってたんだ。チェリオはジェシカのことをいつも褒めていたから……その、交際を認めて貰えたんだな。良かったな」

 と言ってチェリオに握手を求めた。

「ありがとう、うまく行って良かったと思っているよ」

 そうチェリオが応えると周囲も慌てたように


「ああ、おめでとう、良かったな。ジェシカ嬢をお前が口説き落とせて嬉しいよ」

「彼はいい奴だ、よろしく頼むよ」

「これから毎日惚気られるかも」


 と男子生徒が次々と声をかけてきた。


 私は『はい』『ありがとうございます』と順番に会釈を入れながら現実に引き戻されていく。


 視界の端にアンドレアが肩を振るわせ、そこに集まっていた女生徒たちがそっと距離を取り始めているのが見える。


 アンドレアは手を震わせながら直立しているが、きっと顔は羞恥で真っ赤になっているだろう。


 あれだけ騒いだのだ。アンドレアの友人たちも気不味さが拭えないのは当然だろう。

 私は男子たちの対応が少し落ち着いたタイミングで態と話題を振った。


「皆様お騒がせしてすみません。それにしても王子殿下のお怪我が気になりますわ」

 そう言って悲しそうな表情をみんなに向ける。


 すると我に帰ったように女生徒の一人が

「本当です!ロマーノ殿下!大丈夫でしょうか?」

「ガッシュ令息は少々乱暴が過ぎませんこと?」

「アタクシ、あんな風に暴力を振るう姿なんて人生で初めて見ましたわ」


と非難のセリフを口にし始めた。女生徒の責任をすり替えていく姿に呆れてしまいはするが、ことを大きくするのは得策ではないと知っている。


 私は改めて謝罪の言葉を口にする。


「この度の一件。全て私がちゃんと説明をしていれば大事にならなかったのです。誠に申し訳ありません。ガッシュ様にもご迷惑をおかけしてしまったと思っています」

「僕も皆さんに謝ります。噂には気がついていたのに、貴族としての対応が遅れたことが殿下の怪我の発端です。殿下のこともありますから、皆さんには申し訳ないですが穏便によろしくお願いします」


 二人して頭を下げると、そのタイミングでアンドレアが、教室の後ろから出ていくのが見えた。


 いつもなら

『あなたが悪いのよ!』と金切り声をあげるアンドレアだが殿下をこの一件に絡ませてしまったのは『ヤバい』と分かっているらしい。


 クラスメイトの中でも騒いだ人間は気不味そうに席につき気配を消し始めた。

 そしてアンドレアは出て行った後戻ってきてはいない。


 チェリオはみんなへの対応が一通り済むと『医務室へ行ってくる』と出ていった。

 僅か15分ほどの出来事であったが私はドッと疲れが押し寄せた。


 ロマーノ殿下が怪我をしたとなってはガッシュ伯爵令息はただでは済まないだろう。

 私たちはどのように責任を取れば良いのだろうか……



 その後、授業が始まったが先生方は何も言わず、殿下は無事だが念の為休ませるのだと言い、オーランド・ガッシュ伯爵令息は授業に遅れて参加し普通に過ごしていた。


 アンドレアは………………


 恐らく自宅に帰ったのだろう。



 こうして事件の一日はあっという間に終わった。





 >>>>>>>>>>>>>>>>>>



 後日、ガッシュ伯爵はオーランド様に大層お怒りになったと聞いた。

 私たちが平謝りすると

『父が怒るのはいつものことだから気にすんな』とチェリオの肩をポンポンと叩いた。

 その当時は彼が卒業と同時に家を出されるような決定があったなんて思いもしなかった。

 

 

 アンドレアは体調不良を装い学園を一週間休んだ。これは予想通りだ。

 その間に移動教室の机に入っていた歴史のノートを隣のクラスの男子が届けてくれた。

「アンドレア嬢に渡したくて〜」と鼻の下を伸ばしてきた彼にクラスの何名もの人間が敵意のある目を向けた。


 ロマーノ殿下はことを荒立てることを何よりも嫌ったと聞いた。


 クラスメイトに暴力を振るわれたという……結果だけ見ればそうなるが、殿下が先に手を出したのは明白であったし、言葉で揶揄われてしまったとしても殿下は『自分が冷静さを欠いていた』と素直にお認めになられたとか。


 私たちの評価としては彼の好感度が上がったとしか言いようがない。


 人間完璧なものにも憧れるけれど、『ロマーノ殿下でもあんな風に僕たちと同じような行動をするんだって思えたら、親近感が湧いたんだ』と良い方向で捉えられた。


 側近のリドリー様も同じようにみんなに同意していた。

 私たちはまだ若く、地位はあっても大人じゃない。

 こんな失敗があるからこその学園生活だ……と。



 アンドレアは登校し始めた最初は大人しかったが、性質がそんなに簡単に変わるわけもなく、再び困った幼馴染に返り咲いた。

 一つ変化があったとすれば『恋がわからない〜』と私を見下すのは止めたらしい。


「どうやったらハンクス様のような男性を捕まえられるの?!」と本気で聞いてくる。


 見た目の華やかさだけでは結婚相手に選ばれないんだと気がついたようだ。チヤホヤしてくれる男性たちは学生時代の遊び相手にアンドレアを狙っているのだと勘付いたらしい。

 

 貴族には少しばかりの頭の良さも必要で、そしてアンドレアのような気位の高さも必要。匙加減などいまだにわかるはずもない。


 私もまだまだ学び、自分に落とし込んでいかないといけないことが沢山あると分かってきた。


 オーランド・ガッシュ様にチェリオが謝罪した時彼は笑いながら言った。


『俺は未熟な人間だから気に食わないことがあると、すぐチョッカイ出してしまうんだ。すまないな』


 殿下が憧憬の目を向ける理由が女の私にもわかる気がした。

 



 

 

これにて第一章完結・・・?

学園時代からの話は終わり、この話は男爵夫婦の領地改革編へとスタートを改めて切らせていただきます。

この二人に少しでも多くの応援がいただけたら幸いです。

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― 新着の感想 ―
このお話だけですごい面白かったです。 アンドレアは散々迷惑かけておいて、、チェリオとジェシカに謝ったのかな…謝れないって人間として何か欠けてるだろうから、どんなに可愛くても無理だな
現在では主人公を友人認定している品行方正な王子様が、学生時代にちょっとした嫌味に対して飛びかかってきた理由や、ノート盗難事件の詳細&ノートの行方が知られてとても面白かったです。 そりゃあこんなあらゆる…
タイトルの王子様って、婚約者のチュリオとまじもんの王子と、颯爽と現れて事態を展開させたオーランドのことかな。 第二章たのしみにしてます。
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