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第七話 作戦

 第七話 作戦


 埼玉県、さいたま市。

「何!不知火絢音と神楽沙月が裏切っただと?」

 初嶋健太は幹部の二人が裏切ったことを知った。

「はい。何人か仲間を殺したところを望遠鏡で確認した者がいったっす。」

「誰が死んだんだ?」

「星野憲伸、伊藤鈴音、丸亀旺成、井上……どれも雑魚なんで、あまり問題ないっすね。」

 部下の鈴木圭人(すずきけいと)がめんどくさそうに言った。

「まさかあいつら東京の派閥に入ろうとしてるのかよ。」

「そうかもしれないっすね。あっち側の方は伝説級(レジェンド)スキル持ちがボスっすからね。(いっそ俺も裏切ろうかなぁ。)」

「何か言ったか?」

「いえ何も言ってないっす。」

 鈴木は体をビクッとさせて言った。

「しかし、マジィな。俺様の『粘王(ねんおう)』以外あいつらのスキルしか上級スキルねぇのに。」

「(このまま、『よし、降伏しよう。』なんて言ってくれないかな~。)」

「ん?」

「いえ!なんでもないっす!」

「はぁ、仕方ない。やるだけやってみようか。」

「う、う、嘘だろぉぉぉお!」

「あ?」

「す、すみましぇん。」

 ぎこちなく鈴木が言っている。やってしまったとでも思っているのだろう。

 (マジで勝てる気がしねぇ。いや、もう無理でも突っ走るしか無い。)

 健太はそう思うしか出来なくなってしまった。



 東京都、悪魔の自宅。

「悪魔様。連れてきました。」

「分かった。」

 俺は呼んでた本を机に置いた。

「入っていいぞ。」

 そして、凪沙と見知らぬ二人が入ってきた。

「んで、要件は?」

「はい!この派閥に入らせてください!」

「あぁ。別にいいぞ。」

「あっ、ちなみにスキルは……」

「もう知ってる。名前とかもな。要件はそれだけか?」

「はい。」

「それじゃあ。帰っていいぞ。」

「分かりました!」

 そう言って二人は部屋から出て行った。

「良かったのですか?あいつら、埼玉の奴ですよ。」

 凪沙は不安そうに聞いてくる。あいつらというのは、昨日ここに訪れてきた不知火絢音と神楽沙月だ。

「いや、あいつらは俺らを試してる。」

「はい?」

「つまり、予想よりこの派閥が弱ければ裏切り、強ければそのまま残る。そんなところだろう。」

「しかし、裏切るとしても後先どうするのでしょうか?」

「凪沙は不知火絢音がどんなスキルを持っているか分かるか?」

「……いいえ。」

「不知火絢音は『戦機(せんき)』というスキルをもているらしい。名の通り効果は戦争などに使う兵器を出現させる事ができるスキルだ。それを使って軍用機でも出すつもりだろう。」

「なぜ知ってるのですか?」

「『鑑定(かんてい)』と言うスキルだ。ステータスを覗く事ができる。多分、ランクが伝説級(レジェンド)以上になると貰えるスキルだろう。」

「ふむ。便利ですね。」

「そうだな。」

「あとちなみに、神楽沙月のスキルは棒をなんでも切れる刀に変える事ができる『絶断(ぜつだん)』と言うスキルだ。風の刃も放てるらしい。」

「これで降参してくれればいいんですが。」

「いや、それは無いだろう。初嶋健太はそういう人間だ。」

「仕方ありませんか。」

「そうだな。早速明日、作戦会議といこうか。」

「分かりました。皆にも伝えておきます。」



 作戦会議当日。

「もう、作戦いらないんじゃ無いですかぁ?それともこの派閥は作戦立てないと埼玉の派閥如きに作戦が無いと勝てないような派閥なんですかぁ?」

 不知火がめんどくさそうに言った。

「一応、これは練習とでも思ってくれればいい。それに念のためでもあるしな。」

 俺は落ち着いた様子で不知火に言った。

「確かに。練習になるね。」

 不知火は納得した様子でこちらを見た。

 (何この人達、いつのまに仲間にしたの?)

 玖珂咲は疑問に思いつつも話を聞いていた。

「じゃあ初めに、一人一人のスキルを把握しあうか。全員ステータスを見せてくれ。」

 そう言うと全員指を鳴らし、ステータス画面を見せた。


 一ノ瀬悪魔

暴食(ぼうしょく)

 属性・系統………大罪系

 ランク………伝説級(レジェンド)スキル

 効果………倒した相手のスキルを奪う事ができる。大罪武器『暴食刀(ぼうしょくとう)』を顕現できる。

 武器効果………命令によりなんでも”喰べる“ことができる。

雷竜(らいりゅう)

 属性・系統………雷属性・魔物系

 ランク………上級(じょうきゅう)スキル

 効果………サンダードラゴンの力をそのまま引き出すことができる。

鑑定(かんてい)

 効果………相手のステータスを覗くことができる。


 服部輝利哉

糸操(しそう)

 ランク………中級(ちゅうきゅう)スキル

 効果………切れ味や動きを操作できる糸を指から出すことができる。


 服部凪沙

氷結(ひょうけつ)

 属性・系統………氷属性・英雄系

 ランク………上級(じょうきゅう)スキル

 効果………あらゆる物を凍らすことができる。氷属性の中で二番目に強いスキル。


 玖珂咲カエラ

業火(ごうか)

 属性・系統………炎属性・英雄系

 ランク………上級(じょうきゅう)スキル

 効果………あらゆるを燃やすことができる。炎属性の中で二番目に強いスキル。


 不知火絢音

戦機(せんき)

 ランク………上級(じょうきゅう)スキル

 効果………化学兵器を出現させることができる。


 神楽沙月

絶断(ぜつだん)

 属性・系統………炎属性・英雄系

 ランク………上級(じょうきゅう)スキル

 効果………棒をなんでも切れる刀にすることができる。風の刃を飛ばす事もできる。


 椎名飛鳥

貫通(かんつう)

 ランク………中級(ちゅうきゅう)スキル

 効果………半径500mまでの自分が放った攻撃は全て貫通することができる。※貫通時に減速しない。


 椎名和也

加速(かそく)

 ランク………中級(ちゅうきゅう)スキル

 効果………自身や触れた者の速さを加速させることができる。


「全員把握し終わったようだな。じゃあ本題の作戦会議に入ろう。」

 俺はそう言って作戦を伝え始めた。

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