episode:84
半月が経ち移民達が明日到着すると報告があった。
僕は下水用にスライムを確保したり、セイラルの森に入り食料確保のため、魔物狩りなど忙しい日々を過ごしていた。
セイラルの森には沢山の魔物が生息していた。
主な魔物を紹介しようと思う。
◼️Aランク
・ベヒモスパイダー
巨大な蜘蛛の魔物でベヒーモスのような大きな角が生えている。
凶悪な顎と大きな体からは予想できない速度で森を移動するため現在では目にすることのない魔物となっている。最高級の白身魚よりも美味しい白身肉と言われている。
・ゴリラバード
その名の通り顔がゴリラで腕が異様に発達した鳥だ。
引き締まった腕部分からは口の中でとろけるような赤身肉が取れる。
・レッドスネーク
蛇肉の中では最高級と言われ弾力があり、噛めば噛む程旨味のますお肉は3回味が変化する事から三美変と言われている。
・バーバリアンボア
常に凶暴化しており、突進し続けていないと死んでしまうと言われている。実際に確認した者はいない。ボア肉の中では過去に一度だけ街を襲った際に多くの犠牲を出し当時の勇者により討伐された。その際のボアは王族の食卓に上がったと記録で残っている。味はボアの中で最上級のお肉と記されている。口に入れるとスープのように溶け体中の細胞を若返らせてくれると言われている。過去に食べた王族は若返った自分を見て狂ったように探し続けたが、多大な犠牲だけで結局見つける事が出来ず捕獲をする事は叶わなかった。
◼️Bランク
・ジャイアントミミズ
開拓する際に群れで襲ってきた魔物だ。
群れで動く習性がある。なぜ開拓地を度々襲うのかは解明されていないが、一説には日光浴をしているのではと言われている。
グロデスクな見た目から食べた者はいないので味はわからない。
・ソードウルフ
全身が鋼の刃で出来ている狼の魔物。
食べる事は出来ないが、魔剣に次ぐ最高品質の武器の素材として使われる。
・フレアテントウムシ
敵を感知すると物凄い勢いで燃える虫の魔物。
群れで移動するので、フレアテントウムシが敵を感知した後その場所は焦げ跡しか残らないと言われている。見かけたらすぐに逃げなければならない。だが、フレアテントウムシの分泌する液からは極上のシロップが取れる。巣の中に溜め込む習性があり、巣を求めて一攫千金を狙い犠牲となる冒険者が後を絶たない。
・デッドポイズンリザード
触れれば即死と言われる致死性の毒を纏った大きな蜥蜴の魔物。
死ぬと無害な毒に変わりその皮は弾力があり、柔らかく、丈夫で加工もしやすい事から最高級の革製品を作る際に使われる。
棲息地域はあまり多くなく、オークションなどで数年に一度くらいのペースで見られる程度だ。
以上が僕が遭遇した魔物だ。
とても凶悪な魔物ばかりだ。開拓が進まないのもセイラルの森に入る者がいないのも頷ける。
だが、僕にとっては宝の山だった。
こんなに美味しい魔物が沢山取れるのだ。長年人の手が入っていない森には色々な群れの群青地が存在し縄張り争いが行われている。
だが、基本的には自分の縄張りを守るだけ、弱い魔物は消え強い魔物が結果的に残った。
強い魔物同士の干渉は多くはない。数も本来は少ないはずだが、この森の魔素濃度の高さが影響し繁殖力が異常になっている。
なぜ、外にジャイアントミミズ以外が出てこないかはわからないが、森から群れが出てきたら大災害になっていただろう。
一体が大きいので取れる量も半端じゃない。
スーパーの倉庫には時間停止の付与を行なった。屋敷の冷蔵庫も同じく付与をした。
元々出来ず諦めていたのだが、毎回僕の亜空間倉庫から出す訳にも行かないし、腐らすのも勿体ない。なのでソフィアにお願いをし訓練に付き合って貰ったのだ。移民が到着する2日前になんとか付与する事が出来た。
そして、美味しいお肉を沢山紹介したのだが…
移民が来る前にみんなで食べようと言う事でマーニに料理をお願いしみんなで食べた所。こんな美味しいものを普通に販売してしまってはこの先ここに住む住民は普通の物を食べれなくなるとの意見で満場一致した。
少し高い値段設定で特別な時に食べて貰えるようにスーパーでは販売したり、来客や祭り行事の時に出す事になった。
じゃあ、屋敷でもたまに出す感じがいいよねっと僕が言うと猛反対に会い、屋敷では常時この魔物達のお肉が使われる事になった。
屋敷では僕が狩れば他のお肉を食べる必要がないから態々品質を落とす必要がないと言う事らしい…
凄い気迫に逆らえず即座にはい、と返事をしてしまった。
なので、ゲンコウ湿地近くのドストの森でツノウサギや、ボア、オークなど、王都でもよくみられる魔物を狩り移民や職人用のお肉を確保した。その他野菜など必用な物は王都やヴェールの街で買い漁った。
生活して貰う上で困る事もあるだろうが…
これで何とか生活はして言ってもらえるだろう。




