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episode:82.5




ルイフ達が実家に帰っている頃。


「ヴェヴェルダ様…帝国での件、そして今はまだ表にされていませんが、聖国に潜り込ませている者からの報告によると聖女が居なくなったとの事。そして帝国の件では、ルイフ・アリオスをマークしていました。結果は何も掴めませんでした。しかし、後追いした者を全員倒しています。そして聖国の聖女の件…国同士で行なっている対抗戦の時に居なくなったようですが、その時にも代表としてルイフ・アリオスが来ているのです。若干11歳の身でありながら冒険者ランクはA、これは無関係なのでしょうか」



「ふぉっふぉっふぉ…面白いのう。それだけでは確定は出来んが面白い人材じゃ。焦る必要はないが聖女は後々必要になる。探すついでにそやつの動向を監視してみるかの。だが…儂自身が会ってみたいとも思う。さてさてもう少しで儂の実験も終わる様子見じゃの」



「はい、では監視用の魔道具を設置しに行って参ります。それと…ディレアブル様が帝国乗っ取りの際に我も同行させろとの伝言を預かっております」


「ふむ…彼奴が同行してしまっては、何も残らなくなってしまうのではないか?長い間の平和のせいで彼奴もストレスが限界なのじゃろう。元々魔王軍幹部の中では一番の好戦家じゃ。魔王様と邪神様の復活前に戦争を始められても困るからの。条件付きで同行を許可するかの」


「条件ですか?」


「うむ、1時間だけ暴れても良い、だがその時間を過ぎたなら帰還する。そう言う契約を結ぶのであればいいかのう」


「そんな条件をあの方が呑みますかね?」


「今回の計画は魔王様の復活、ひいては邪神様の復活に繋がる重大な案件じゃ。承諾せざるおえんだろう。伝えてくれるか?」


「はい、確かに承りました」


「ふぉっふぉっふぉ…面白い展開になってきたの。瘴気玉も量産も進んでおる、山の主もかなりの衰えが見える。もうすぐ儂の傀儡となろう」


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