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海なき
おおきな海の
とどろくなみおと
とおくのせかいへ
いざなうつもりか?
砂浜にたち
秋かぜにふかれ
さみしい夕陽の
影さす戯れ
『オマエハイイヤツダヨナ』
あなたの冷たい
あたしをしなせた
ききたくなかったあの声が
あたまの骨にヒビいれた
とおい異国の
市場では
しんだなみだを瓶に詰め
特売している 店もあるとか
これから夜が
深まると
季節はずれのうちあげ花火を
泣きつつ打ちだす ヤツもいるとか
あたしの声を
とどける手段は
あったとしても
あるだけであり
おおきな海の
とどろくなみおと
あたしの声をかき消すなみおと
それですべてを棄てられるとでも?




