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第9章 絶対防御の章 第147話 言ってはいけなかった言葉

「仰る通りかも知れません」


 以外にもルキアは肯定した。少しは自覚が有るのか。


「ただ、あなたに言われたくはない、というところでしょうか」


「俺に?」



「そうです、あなただけには、と言ってもいいでしょう」


「どういう意味だ?」


「やっぱり気が付いてはいないのですね」


 俺が過去に何かルキアを不快にしたことがあったのでろうか。いや、ほぼ接触は無かったはずだ。この街に居た頃は遠目で見かけるくらいが関の山だった。


「何に気が付いていないと言うんだ?」


「あなたの名前は沢渡幸太郎で間違いありませんよね」


「ああ、そうだが」


「そして本来ならそんな外見ではなく今なら多分62歳というところですか」


「そうだな、それも間違いない。それがどうした?」


 ルキアの話は謎だらけだ。俺の素性はゼノンから聞かされていただろうから知っていても不思議ではない。


「それでこの世界にそのまま転生して来た」


「だから間違いないって。それがどうしたと言うんだ?」


「私の名はルキア・ストラトスと言います」


「勿論それも知ってる」


「元居た世界での名は神崎美幸といいます」


 元居た世界?なんだ、ルキアも転生者だったのか。ただその名前には憶えがない。


「神崎、神崎美幸と言うのか。お前も転生者だったんだな」


「名前を告げても思い出しませんか?」


「えっ?俺の知り合いだったのか?」


 ルキアの顔から表情が消えた。言ってはいけなかった言葉だったようだ。

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