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彼と彼女たち  作者:
第1章
26/37

茜と過ごす昼休み 5 ≪一方その頃②≫

 一方その頃。

 朝霞学園高校生徒会室にて。


 この組織の長である、柏愛は室内で昼食を食べていた。

 その横では、美味しそうに弁当を頬張る会長補佐である宇佐美七海〔うさみななみ〕の姿がある。


 愛と七海は同級生であり、共に高校三年である。

 が、七海単体を捉えると、その容姿からは決して同年代とは思えない。


 まず、七海の身長だ。

 彼女の身長は149㎝しかない。小学高学年か中学生クラスである。いや、もしかしたら彼女らよりも低いかもしれない。制服こそこの学校のものだが、普通にランドセルを背負ってもいてもおかしくはない。


 そして髪型だが、七海は桜色をした髪を小さくツインテールにしている。髪を纏めるリボンは対象の青色を使い、そのリボンも長いのか、だらんと肩くらいまで垂れ下がっている。その要素も彼女をより一層幼くしているのだ。

 一部の趣向には大ウケする事間違いない。


 こんな容姿だからか、同級生だけではなく下級生にもしばしばマスコット扱いをされる。女子にはギューっと熱い抱擁をさせられ、男子からは弄られからかいを受けるのだ。



 そんな七海が弁当を食べ終えて、愛に話しかける。


「ねえねえ愛!」


「どうしたの?」

 元気な七海とは反し、愛はおっとりとした雰囲気を醸し出す。


 七海とは対称な抜群のプロモーション。

 背丈も普通の女子よりは高いし、その分脚も長い。胸もある方だし、ウエストのくびれも美しい。

 髪は基本黒く、生糸のような美しい光沢を持ち、腰まで真っ直ぐに伸びている。

 容姿だけではない。頭脳明晰で学園トップクラスの成績を誇る。

 性格も温和。まさに有り余る能力の持ち主である。


 そんな彼女ゆえ愛のファンとなる者も多い。特に女子からの人気は絶大である。


「今度の新入生に愛の弟君がいるんでしょ?」


「ええ、そうよ」

 ここでも晶の話題になる。


「ねぇ、どんな子なの?」

 興味津々と言わんばかりの目で愛を見る。

 そんな姿を見て愛は微笑を浮かべた。


「晶は、自慢の弟よ」




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