茜と過ごす昼休み 2
売店は別の校舎にあった。
これではどんなに歩き回っても見つからないわけである。
しかも売店のある校舎は厚生棟と呼ばれており、本校舎とは渡り廊下でしか繋がっていないのだ。
「…ということで、ここが売店だな」
売店はちょっとしたコンビニくらいのサイズはあった。なるほど、ここで買い物が出来れば事足りそうだ。
何人かの生徒がチラホラ見える。皆昼食を買いに来たのだろう。
ちなみに、売店の先に食堂があった。
しかし、食堂とは名ばかりで、その規模はレストランクラスである。しかも、内装も凝っていて地味さが全く見当たらない。収容できる人数もかなりの数みたいだ。
何が食べられるのか、栞姉ちゃんに後で聞いてみよう。
「柏君はなに食べるの?」
「俺? うーん、適当にパンでいいかなって」
時間もないので。
腹が空いたら途中でなんか買っていけばいいし。
「金田さんは?」
「あたしは……あ!これこれ! カロリーメイドの新味! あたしはこれでいいや」
それ…お菓子だよね。
しかも新味。パッケージには小豆味とある。なんて微妙な……
「それだけ?」
「うん…。ちょっと休み中食べ過ぎちゃってさ。少し減量しないと」
と、腰廻りを気にしているようだが、別段このままでもいいのでは?と思ってしまうくらいだ。寧ろ、高校一年では恵まれた体型をしてるのではなかろうか。特に胸とか。
いやいや、あまり体をジロジロ見るものじゃないな。
金田さんの悩みも少し分かったところで、二人会計を済ませ売店を後にする。
結局俺はカレーパンとコーヒー牛乳を。
金田さんはカロリーメイド小豆味とミルクティーを購入した。
「どこで食べる?」
隣を歩く金田さんに訊いてみる。
「そうだね……それなら中庭にしよっか。天気もいいしさ」




