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十八年前の赤子の取り違え——婚約破棄された「養女」が、公爵家のただ一人の正統な令嬢だと判明した日  作者: 歩人


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15/20

第15話: ハーロウを治める人

 雪を踏む足音が、いつもより重かった。


 一頭の馬蹄が混じり、坂の下から確かに上ってくる。


 メリルは草を裏返す手を止めて、戸口のほうへ顔を上げた。


「ニーナ。お客さまだわ」


「お客さま、ですか」


 ニーナが竈の前から振り返った。




 戸を細く引くと、北の冷えが膝まで切り込んできた。


 坂の半ばに、毛皮の外套をまとった長身の男がいた。


 その後ろからマーサが、雪を蹴るようにして追いついてくる。


「ご領主」


 マーサの声が坂の下で響いた。


「足が速うございますよ。年寄りが、ついていけやしない」


「先に行く。冷える」


 男はそれだけ言って、坂を上りきった。




 男はメリルの前で足を止めた。


 肩に薄く雪を乗せ、息はほとんど白くならなかった。


 濃い灰色の目が、ひと度メリルの全身を測った。


 値踏みする目だった。けれど嫌な目ではない。馬の脚を検める者のような、ただ事実を見ようとする目だった。


「ガレス領主さま」


 メリルは戸口で頭を下げた。


 会ったことはない。けれど、この坂を馬で上ってこられる者がほかにいるはずもなかった。




「私を知っているのか」


「いいえ。けれど、ハーロウを治めておられる方だとすぐにわかりました」


「なぜ」


「馬を、お持ちですから」


 メリルがそう答えると、ガレスの左の眉の傷痕がひと度動いた。


「この町で雪の坂を馬で上れるのは、領主さまだけだとうかがいました」


「……マーサか」


「ええ。マーサさんが、いつも町のことを教えてくださいます」


 ガレスは坂の下のマーサをちらと見た。


 マーサは息を整えながら、知らぬふりで雪を払っていた。




「公爵家から流れてきた癒し手か」


 ガレスの声は低く、無駄がなかった。


「ええ。メリルと申します」


「噂は、町から聞いた。コリンという子の熱を引かせた。炭焼きのハモンドを看取った」


 ガレスはひと度言葉を切った。


「悪い話は、町には回ってこない」


「……それは」


「だが、町の噂と私の目は別だ」


 ガレスは戸口の向こうの薄暗い院をひと度見た。


「公爵家が要らぬとして手放した者を、私は黙って抱え込みたくない。厄介の種なら種のうちに見極める」




 メリルは、その言葉をまっすぐ受けた。


 追放されてきた身だ。よそ者だ。それを訝られるのは、当たり前のことだった。


 屋敷であれば、ここで目を伏せただろう。けれど、なぜだか今は伏せたくなかった。


「見極めて、いただいて結構です」


 メリルは戸口の中へ半歩退いて、道を空けた。


「どうぞ、お入りください。火だけは、絶やしておりません」


 ガレスの眉が、ひと度わずかに上がった。




 ガレスは院の中へ入った。


 毛皮の外套の裾が、敷居の雪をひと筋払った。


 狭い院の中を、灰色の目が端から端まで一度なめた。


 掃き清められた樫の床。上段に草を並べた薬棚。井桁に組まれた竈の火。隅に積まれた割りたての薪。


「……整っているな」


「ニーナと二人で起こしました。十八年、打ち捨てられていた院です」


「十八年か」


 ガレスは薬棚の前で足を止めた。


 上段に乾かし直した草が、ひと束ずつ並んでいる。


「草が、薄いな」


「ええ。半量から、薄く使っております」


「足りるのか」


「足りません」


 メリルは、繕わずに答えた。




「足りません。今年の冬籠りの熱は、ひと月早うございます。各軒の草の備蓄も、もう底が見えて」


 ガレスはひと度メリルを見た。


「よそ者にしては、土地のことを知っているな」


「マーサさんに教わりました。北の冬は、毎年これが出ると」


「そうだ。毎年出る」


 ガレスは草の束をひと房だけ指でつまんで、香りを確かめた。


「だが今年は、重い。私の目にもそれは見えている」


 言って、草を元の場所へ戻した。


 戻す指は、見た目のごつさに似合わず丁寧だった。




 その時だった。


 戸の外で、子供の小さな手のひらが戸を叩いた。


 ぽふぽふという、拳ではない柔らかい音。


「せんせい」


 メリルがその声を知っていた。


「コリン」


 戸を引くと、鼻先を真っ赤にしたコリンが立っていた。


 その後ろから、母のベスが息を切らして上ってくる。


「せんせい。となりのちっちゃい子が、せきが——」


 コリンの言葉が、ガレスの姿を見て途切れた。


 大きな男を見上げて、コリンの赤い鼻先がひと度すくんだ。




「……ご、ごりょうしゅさま」


 コリンが半歩、母の後ろへ隠れた。


「ご領主さまも、いらしてたの」


「コリン。いいのよ」


 メリルはしゃがんで、コリンの目の高さに合わせた。


「それで、お隣のちっちゃい子。咳が、どうしたの」


「ゆうべから、ずっと。むねが、ぜろぜろって」


「ぜろぜろ、ね」


 メリルは、すでに立ち上がっていた。


「ベスさん。その子を、こちらへ。今すぐ」


「は、はい」


 ベスが坂を駆け下りていった。




 メリルはガレスのことを、ひと度忘れた。


 忘れたわけではない。けれど、咳の子が先だった。


 領主が見ていようがいまいが、胸の鳴る子が先だ。それは考えるまでもないことだった。


「ニーナ。湯を。それから、桔梗と甘草。雪の草は半量で」


「はい。ただいま」


 ニーナが竈へ走った。


 メリルは薬棚の前で、乏しい草を素早く見分けた。


 ガレスは戸口の脇に立ったまま、その背を黙って見ていた。




 ほどなく、ベスが赤子に近い幼子を毛織りにくるんで運んできた。


 まだ三つか四つの女の子だった。


 顔が熱で赤く、息をするたびに胸が浅く上下している。


「お名前は」


「リタ、と申します」


「リタちゃん。いい子ね。少しだけ、お胸を診せてね」


 メリルは幼子を竈の脇の藁に横たえた。


 額に手のひらを当てる。熱が、ふだんの咳の子よりひと指ぶん深い。


 首筋に指を添える。脈が速く、細い。


 胸に耳を寄せる。吸うたびに、奥で湿った笛のような音が鳴った。




「胸に、水が溜まりかけています」


 メリルは顔を上げずに言った。


「冬籠りの熱が胸に下りた手前の段です。今なら、まだ間に合います」


「間に合うのか」


 ガレスの声が、戸口から落ちた。


「ええ。胸が固まる前に、湿りを切れば」


 メリルはニーナの運んできた湯布を、幼子の胸に当てた。


 温めた布で、湿った息の道をゆるめていく。


 それから、両の手のひらをそっと胸に重ねた。




 手のひらが、ふっと淡く光を帯びた。


 若草色の光が、幼子の小さな胸の上で薄くまたたく。


 メリルの背から、力がひと匙ぶん抜けていくのがわかった。


 湿った笛の音が、ひと呼吸ごとにやわらいでいく。


 ぜろぜろという音が、すうすうという音に変わっていった。


「……息が、楽になった」


 ベスが、幼子の顔をのぞき込んでつぶやいた。


「リタ。リタ、息が」


「ええ。峠の手前で、止められました」


 メリルは手を離して、額の汗をひと度ぬぐった。




「あとは煎じ薬を二日。胸を冷やさぬよう、湯布を朝晩」


 メリルはベスへ、薬の包みを手渡した。


「お代は、いりません」


「で、でも」


「いまは、リタちゃんの胸が先です」


 メリルがそう言うと、ベスが目元を押さえた。


 コリンが、母の袖を引いてささやいた。


「な。せんせい、ほんものだろ」


 その声が、狭い院の中に小さく落ちた。


 戸口の脇で、ガレスがその子供の声を聞いていた。




 ベスとコリンとリタが、薬の包みを抱えて坂を下りていった。


 院の中に、また竈の音だけが残った。


 メリルは藁を片づけながら、ようやくガレスのほうを見た。


「失礼いたしました。お話の途中で」


「いや」


 ガレスはひと度首を横に振った。


「いいものを、見せてもらった」


「いいもの、ですか」


「あんたが、私を忘れた」


 ガレスの灰色の目が、ふっと深くなった。




「領主が見ていれば、たいていの者は私に向かって腕を見せようとする。よく治してみせようと気を張る」


 ガレスはひと度言葉を切った。


「あんたは私を忘れて、子供に向かった」


「……それは。咳の子が、先でしたから」


「そうだ。それが、本物だ」


 ガレスは戸口の脇からひと歩、薬棚のほうへ寄った。


「私はな、メリル殿。あんたの手が本物かどうかを見に来た」


 メリル殿、という呼び方がふと変わっていた。




「腕は見た。中身も見た」


 ガレスの声は、低いまま確かだった。


「公爵家が要らぬとした者を、私は得難い人材と見る。冬を越すのはいつも我々の手だけだ。その手がひとつ増えた」


「……ガレス領主さま」


「礼は、いらん」


 ガレスは、メリルの言いかけを短く制した。


「私は、あんたを庇うのではない。あんたを使うのだ」


 その言葉に、メリルはひと度目をみはった。




「使う、と」


「ああ」


 ガレスはまっすぐにメリルを見た。


「庇うと言えば、あんたは私の下に立つ。使うと言えば、あんたと私は横に並ぶ」


 メリルは、その言葉を胸に落とした。


 横に、並ぶ。


 屋敷では、メリルはいつも誰かの下にいた。養女として。身代わりとして。日陰の手として。


 誰かに守られることはあっても、誰かと横に並んだことは十八年なかった。




「あんたの手が町を救う。私の権が人と物を動かす。どちらが欠けても、冬は越せん」


 ガレスはそう言って、毛皮の外套の前を合わせ直した。


「草が足りぬと言ったな」


「ええ」


「町の蔵に、まだいくらか乾物の備えがある。それと薪。人手も私の名で回せる」


 ガレスはひと度、戸口のマーサを見た。


 マーサは、もう院の戸口に立っていた。


「マーサ。聞いていたな」


「ええ、ご領主。耳は遠くありませんよ」




「町の蔵から、咳の薬になる草を白鳩の家へ。人手の段取りは、お前が組め」


「承知しました」


 マーサは、短くそう答えた。


 答えた灰色の目が、ふっとやわらいだ。


「ご領主が、わざわざ坂を上ってきなさるとは。よっぽど見極めたかったんですねえ」


「黙れ、マーサ」


 ガレスは、つっけんどんに言った。


 言ってから、その口の端がほんのひと粒だけゆるんだ。


 メリルはその小さなゆるみを見た。見て、胸の奥がふと温かくなった。




「ガレス領主さま」


 メリルは、頭を下げた。


 けれど、卑屈な下げ方ではなかった。横に並ぶ者が相手に礼を尽くす下げ方だった。


「お力を、いただきます。そのぶん、わたしの手が一人でも多くを春へ渡します」


「それでいい」


 ガレスは、ひと度うなずいた。


「私は、数えるのが仕事だ。冬を越せた者の数を。あんたがその数を増やせ」


「はい」


 メリルは、まっすぐにそう答えた。


 屋敷では「はい」が、いつも目を伏せる「はい」だった。


 いまの「はい」は、顔を上げたままの「はい」だった。




「ひとつ、忠告がある」


 ガレスは敷居をまたぎかけて、ひと度立ち止まった。


「聖癒という力は、術者の身を削ると聞く。さっきもあんたの背から、ひと匙ぶん何かが抜けたように見えた」


 メリルは、ひと度息を呑んだ。


 手のひらの光は、ほかの誰にも見えていないと思っていた。


「あんたが倒れれば、その手は誰も救えん。一人で抱え込むな」


 その言葉を、メリルは前にも聞いた気がした。


 マーサも同じことを言った。ひとりで抱えるな、と。




「……ご忠告、ありがとうございます」


「忠告ではない。算盤だ」


 ガレスは、ぶっきらぼうに言い直した。


「あんたという手は、この冬の北辺でいちばん高い駒だ。高い駒を安く使い潰す領主はいない」


 言って、ガレスは敷居をまたいだ。


 毛皮の外套が、戸口の雪をひと筋払った。


「冬を、越そう。我々の手で」


 ガレスは振り返らずに、そう言い残した。




 ガレスが坂を下りていく。


 雪を踏む重い足音と一頭の馬蹄が、坂の下へ遠ざかっていった。


 その背を、メリルは戸口から見送った。


 守ってくれる人ではなかった。庇ってくれる人でもなかった。


 けれど、横に並んでくれる人だった。あんたの手が町を救う、と言ってくれる人だった。


 メリルは、自分の両の手のひらをひと度見下ろした。


 咳の子に当てた手。聖癒の光をまとった手。日陰で生きてきた手。


 その手を、領主が「いちばん高い駒だ」と言った。




「メリルさま」


 ニーナが、隣に来た。


「ご領主さま、お力を貸してくださるんですね」


「ええ」


「よかったです。お草も、お薪も。人手も」


「ええ。ほんとうに」


 メリルは、ひと度ニーナを見た。


「でもね、ニーナ。守っていただくのではないの」


「守って、いただくのでは」


「ええ。横に、並ぶのよ」


 メリルは、ふっと口元をほどいた。


「わたしの手で、お返しするの。いただいたぶんだけ。ううん、それより多く」




 マーサが、戸口の中へ入ってきた。


「先生」


「マーサさん」


「ご領主が坂を上ってくることなんざ、めったにないんだよ」


 マーサは、竈の前にどっかと腰を下ろした。


「町の困りごとは、たいていあたしが下りていって伝える。ご領主はご自分で坂を上る人じゃない」


「では、なぜ」


「あんたを、自分の目で見たかったのさ」


 マーサの灰色の目が、ふっとやわらいだ。


「あの人は、人を噂じゃ決めない。自分の目で見て、自分の算盤で決める。その算盤に、あんたが乗ったのさ」




「マーサさん」


「なんだい」


「ガレス領主さまは、いい方ですね」


「いい方、ねえ」


 マーサは、ふんと鼻を鳴らした。


「口は悪いよ。情も、表に出さない。だがね」


 マーサはひと度戸口の外を見た。坂の下に、もうガレスの背はなかった。


「冬を越せなかった者の数を、あの人は全部覚えてる。一人残らずさ。だから坂を上ってきた。あんたなら、その数を減らせると踏んだのさ」


 メリルは、その言葉を胸に落とした。


 冬を越せなかった者の数を、全部覚えている人。


 その人と、横に並ぶ。




 日が傾いて、北の空が藍に沈み始めた。


 メリルは薬棚の前に立って、乏しい草をひと度数え直した。


 明日には、町の蔵から草が回ってくる。薪も人手も。


 けれど、それで安心したわけではなかった。むしろ肩にかかるものが、ひと回り重くなった気がした。


 ガレスが言った。あんたという手はいちばん高い駒だ、と。


 高い駒には、高い駒の務めがある。一人でも多くを春へ渡す務めが。




「ニーナ」


「はい」


「明日から、忙しくなるわ」


「ええ。お草が来て、人手が来て」


「咳の子も、増えるわね。リタちゃんみたいな子が、きっと何人も」


 メリルは薬棚の和紙の角の凹みを、指でひと度なぞった。


 いつもの凹み。自分の指の腹と同じ幅の、古い凹み。


 この凹みを残した人も、こうして草を数えただろうか。乏しい草を前に肩を重くしただろうか。


 メリルはその問いをいつものように胸の隅に置いた。置いて、軒のほうへ目を移した。




 戸の隙間から、軒の白い鳩の背が見えた。


 藍に沈んだ雪の中で、鳩だけが別の白だった。


 嵐の日にも、軒へ帰る鳥。


「お客さま。今日は、領主さまがいらしたわ」


 メリルが小さく声をかけると、鳩はちらと丸い目を上げた。


「ええ。わたしの手を、いちばん高い駒だと言ってくださったの」


 鳩は、もうひと度胸の羽をふくらませた。


「あら。あなたも、そう思う?」


 ニーナが戸口で、ふっと吹き出した。




 その夜。


 メリルは藁に横になって、天井の闇を見上げた。


 隣でニーナが、毛糸のさやを両手にはめたまま寝息を立てている。


 明日からのことを、メリルはひと度数えてみた。


 町の蔵の草。動く人手。回ってくる薪。


 そして、自分の手。削れていく自分の手。


 ガレスの忠告が、闇の中でまだ耳に残っていた。一人で抱え込むな。




 メリルは、両の手のひらを胸の上で合わせた。


 合わせた手のひらに、今日一日の温度が薄く残っていた。


 リタの胸の熱。コリンの赤い鼻。マーサの低い声。ガレスの灰色の目。


 屋敷の十八年には、ひとつもなかった温度だった。


 一人ではない。ニーナがいて、マーサさんがいて。いまはガレス領主さまもいる。


 横に並ぶ者が、ひとり、またひとりと増えていく。


 メリルはその手応えを胸に抱いて、目を閉じた。




 眠りに落ちる手前で、メリルはふとひとつのことを思った。


 今年の冬籠りの熱は、ひと月早い。雪も重い。リタの胸はすでに水に下りかけていた。


 まだ、冬の半ばにも届いていないのに。


 いちばん重いものは、これから来る。


 その予感を、メリルは闇の中でひと度握りしめた。


 握りしめた手のひらが、ほんのわずかに汗ばんでいた。



最後まで読んでいただきありがとうございました。


第十五話「ハーロウを治める人」をお届けしました。いよいよ、辺境ハーロウを治める領主ガレスの登場です。


この回でいちばん気をつけて書いたのは、ガレスを「メリルを守ってくれる優しい保護者」にしないことでした。ガレスは、メリルを庇いません。むしろ「庇うのではない、使うのだ」と言います。庇えばメリルは下に立つけれど、使うなら横に並ぶ——その不器用な言い方の中に、ガレスなりの公正さと敬意があります。


メリルは、領主の前で気を張って腕を見せようとはしませんでした。咳の子が運ばれてきた瞬間、領主のことを忘れて、子供に向かいました。ガレスが認めたのは、まさにそこです。「あんたが、私を忘れた。それが、本物だ」——彼は、噂ではなく自分の目で、メリルの中身を見極めにきたのです。


そして、横に並ぶ者がひとり、またひとりと増えていく。ニーナ、マーサ、そしてガレス。この辺境で結ばれた絆が、やがて来るいちばん重い冬に、メリルを支える土台になります。


物語の遠くで、いちばん重いものが、もう近づいています。


毎日19時更新予定です。☆評価・ブクマ・感想をいただけると、何より次話の励みになります。

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