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10 君のせいだ
しんと静まり返った場で、リアンが軽く頭を下げた。
「俺のせいですいません」
「え、あ、」
これにはカナートもたじたじで答える。
「許しを乞いてまた会議を開いて頂きます。この場は一先ず解散していただけないでしょうか」
ユネアが率いるカナート達の部隊はトップクラス。このような状況に陥ることは本隊の士気にも関わる。
一方自分は元から嫌われており、さらには追い詰められている立場であって、この場の責任をとらされても今更痛くも痒くもない。
だからリアンは頭を下げた。
カールは、
あぁ、リアン君だ。
と訳のわからない感想を呟いた後、立ち上がって自分も頭を下げた。
それを見た隊員達はちらほらとこの場を去っていく。
ユネア、カナート、そしてカールとリアンだけがこの場に残った。




