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当時小学5年の3人のクソガキ女児どもと別れ東京の会社に就職した。7年後、重いうつ病になり体調を崩し地元に帰るととんでもない事になっていた(転載中)  作者: 楽
第一章 7年

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13、(;・∀・)

 ☆


 俺は目の前の唯華に迫られている。

 その事に「オイ馬鹿。唯華!」と慌てる。

 するとそんな唯華に手で口を塞がれた。

 そして「お兄。煩いよ」と言う。

 俺はもがいてから手を退ける。


「どうしてこんな俺を好きになったんだ」

「とっくの昔から。私は小学校時代から恋に気がついていたよ?」

「そ、そうなんだな」

「だからお兄を食べちゃおうって思って」


 そういう問題ではない。

 食べられる訳にはいかない。

 思いながら俺は唯華の腕を止めようとした。

 すると滑った。

 そしてドサッとベッドに俺が押し倒す形になる。

 俺は慌てた。


「アハ。お兄。やる気になった?」

「ならない。お前らは妹なんだ。大切な大切な。だから手出しはしない」

「でもお兄。現に私を押し倒したよね」

「お前の部屋が散らかり過ぎだ」


 そして俺は唯華と見つめ合う。

 すると唯華が「良いんだよ?お兄。私を襲って」と言う。

 俺は「しない」と話した。

 それから俺は唯華から離れる。


「ったく。ジョークでも激しすぎだ」

「お兄。ジョークじゃないよ。私は本当にお兄が好き」

「お前な」


 そんな話をしていると唯華の部屋のドアがゆっくり開いた。

 それから「お兄ちゃん、唯華ちゃん」と声がする。

 俺は「!」となりながら「美弥か?」と言う。

 美弥は「……うん」と美弥は重たい返事をした。

 これはマズイ。

 まさか見られていたのか?


「唯華ちゃん」

「久しぶりだね。美弥ちゃん」

「久しぶりじゃないでしょ。何をしているの」

「聞こえてたんだ」

「見ていたし聞こえてた」


 その美弥の威圧に肩を竦める唯華。

 それから「私、見て分かる通り。聞いて知った通り。お兄が好きなんだよね」と言ってから肩を竦める唯華。

 俺は「お前な」と言う。


「どうしてそんな吐出した真似をするの?昔は協力していたよね」

「協力?」

「私達がみんなお兄ちゃんが好きなの知っているよね。仲間として」

「私は違う。私はお兄を異性として見ている」


 ギュッと拳を握ってから「そんなのないよ」と言う。

 唯華は薄ら笑いを浮かべた。

 そして「昔とは違う」と言う。

 俺は「お前ら。喧嘩するな」と怒る。

 するとじわっと美弥が涙を浮かべてから「そんな真似するんだ」と言う。


「私はどんな真似をしてでもお兄を手に入れるよ」

「私はそんなやり方は許せない。嘘を吐いたの?」

「嘘は吐いてない。真面目に病気ではある。……でもそうだね。半分は偽りかもね」

「唯華の馬鹿!」


 そして美弥は駆け出して行く。

 俺は絶句しながら唯華を見てみる。

 唯華は「あーあ」と言う。

 こんな意地悪な女の子じゃなかったぞ。

 昔の唯華は。


「オイ。唯華。お前な」

「私、お兄が好きだからさ。どんな真似でもするよ」

「だがこれは流石に」

「美弥と未来は敵の様なものだよ」


 そんな言葉に俺は盛大に溜息を吐く。

 それから俺は「……美弥を追いかけてくる」と言ってから部屋を後にした。

 そして心配しているおばさん達を見てから俺は表に飛び出した。


 ☆


「美弥」

「どうしてここが分かったの」

「1年ぐらいお前らを見た結果だな」


 そう。

 美弥はいつも。


 そんな美弥は近所の公園の遊具の中で丸くなっていた。

 その姿に俺は苦笑しながら横に腰かける。

 美弥は動かない。

 喋らない。

 すると1分ぐらい経ってから美弥が話した。


「……恋ってそんなに人を歪ませるものなの?」


 という感じで、だ。

 俺は「それはどういう意味だ」と聞いてみる。

 すると美弥は「唯華ちゃんってお兄ちゃんが好きなんでしょ?」と聞く。

 俺は「まあそうだな。好きって聞いたよ」と隠さずに言う。

 美弥は俺に向いた。

 その赤い顔に俺は「?」となる。


「美弥?」

「私だってお兄ちゃんが好きなのに?」

「え」

「私、お兄ちゃんが異性として好きだから」


 その言葉に「え」とまた絶句する。

 そして美弥は「危険を冒して救ってくれたヒーローを好きにならない訳無いよね」と言いながら赤面で告げてくる。

 俺は「美弥……」となる。


「私はお兄ちゃんが世界の誰よりもすきだよ」


 俺は美弥の告白に「そうか」とだけ言った。

 そして「アイツにも言ったがお前らとは付き合う気は無い。俺は保護者だから」と言ってから「それに俺はうつ病を患っているし」と言う。

 美弥は「知ってるよ。だからこそ私は」と俺の頬に手を添えてくる。


「こうして告白したんだから」

「お前な」

「世界で一番お兄ちゃんが好きなんだ」


 その言葉に俺は何も言えなくなる。

 そして俺は空を見上げる。

 入道雲が見える。

 これはいけない。


「雨が降るぞ」

「戻りたくない」

「美弥。俺達は傘を持ってない」

「嫌だ!」


 拗ねる美弥。

 激しく頭を横に振る。

 俺は「オイ馬鹿。戻らないと雨が降ったりしたら打たれるぞ」と言う。

 美弥は「お兄ちゃん。私は唯華が許せないから。戻りたくない」と話す。


「ったく。分かったよ」


 そんな拗ねる美弥に俺は溜息を盛大に吐く。

 それから俺は立ち上がるのを止めてから腰かける。

 すると美弥が俺に寄り添って来た。

 まるで映画館の恋人の様に。


「私はお兄ちゃんが好き。そして多分未来もお兄ちゃんが好き。だったら今は少しくらいわがままでも良いじゃん」

「いやそういう問題かよ」

「取られたくない」

「いやだから俺は」


 俺は妹としてしか見れない。

 だから美弥や唯華が俺にアプローチしてもなびかないんだ。

 それは分かってほしい。

 そう考えながら俺は外を見ると予想通り雨が降り始めた。

 そして雷が鳴り響き土砂降りになる。

 俺は「あちゃー」と言う。


「ね。お兄ちゃん」

「何だよ」

「キス、しても良い?」


 その言葉に俺は「お前な。無……」とそこまで言った時。

 全身で体当たりされた。

 それから倒れた俺に美弥が跨る。

 こ、コイツ!


「えへ。主導権は私が握ったね」

「お前な!」

「私はお兄ちゃんが好き。大好きだから」


 仮にも、じょ、女子高生になんて事をされてんだ。

 俺は慌ててもがく。

 だが美弥は必死に押さえていた。


 そして美弥はあろう事か上着のボタンを2個外した。

 胸の谷間が見える。

 クソッタレ!?

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