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英雄譚  作者: 枕木きのこ
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 能力、というと仰々しい。

 彼から授かったものは、僕の手の中のものと、目に見える範囲に居る誰かの手の中のものを瞬時に交換できる、というものだった。何かもっと、銃弾にも負けない身体への硬質化であったり、百キロ先まで透かして見える視力であったり、シンプルに、空を飛べるだとかと言ったヒーロー然としたものを想像していた僕は、正直に言って、落胆した。

 しかしそれも見越しているかのように、

「例えば悪党が現れ、拳銃で脅してきたとして、君はこの力を使えば、自分の手の中の小石とそれを交換することができる。形勢は簡単に逆転する。これは、小さな力だが、思いがけず便利なものなのだよ」

 例え話まで持ち出し、男はその力の重要性を、諭してくる。

 しかし、これで、日本を牛耳るあの悪党を倒せるかと言えば、全くそんな想像はできない。

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