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~忘れかけてた思い~
偽りの愛を重ねて 嘘の言葉をささやいた
堕ちていく心に 歯止めなどない
幾人かの恋と 幾らかの夢
忘れかけてたあの想いと
疼く傷痕に
そっと 瞳を閉じた
誰かの噛み跡が 傷つけて
思い出さされる
瞳の奥に刺すこの光は
きっと 気のせいだと言い聞かせるのは
辛すぎる
◇元になったもの◇
誰かを傷つけたくて
重ねた過ちに
噛みついた 誰かの首筋の跡
それは 君という存在に噛み付かれた
僕の跡みたいで 笑えた
忘れたかった 衝動に
僕はまた 取り憑かれるのかと
涙が一筋 頰を撫でた