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ライバル。  作者: める252
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不穏

四限が近づく。

教室の前で待つ。


奴とはいつ知り合ったんだっけ。

大学入った時かもしれない。最近かもしれない。


どうでもいいか。


チャイムがなる。

教室に入る。


一番前の席に座る。

いつもここだ。なぜなら真面目だからだ。


5分経つ。

ちらっと後ろを振り返る。


いない。

奴もとってたはず。

寂しい。


教授がインフレの話をしている。

経済基礎だ。


インフレとはインフレーションなのか。

勉強になる。


扉が開く。


きた。


そのまま後ろの方に座っている。

遅いよ。まったく。


講義が進む。

機会費用は失う悲しみらしい。


急に奴が立ち上がる。


「私たちは経済学部です。そんなこと知っている。

 知りたいのは経済です。」


奴は言った。


「なぜそう思うのですか?

 あなただけの講義じゃないんですよ。」


教授、諭す。


必要なのはワールドワイドに見ること。それが経済だ。


なんかこれは違う。


「土台がないやつは足元掬われる。不要なら出てけ。」


俺は言った。


奴はそのまま出ていく。

表情はここから見えない。


講義は進む。

1分、2分…。


俺は席を立った。

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