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ライバル。  作者: める252
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廊下に足音が響く。

ふと中庭に目をやる。


いる。


鼓動が速くなる。

歩いているせいだろう。きっとそうだ。


目が合う。

目を逸らされる。


近づく。俺は言った。


「お前が悪い。でも…。

 でも、そんなつもりではなかった。」


奴はちらっとみて空を見上げ言う。


「説明できない感情だ。空が高く見える。」


理解できない。

そう思ったが今は少しわかる。


「さっきは言いすぎた。

 でもお前も教授に謝っとけ。」


奴は笑う。

そうする。と。


「なあ。フレンチ行かないか。

 好きなんだ、フレンチ。

 行ったことないけど。」


少しの緊張。


奴は。いや彼女は静かに微笑んだ。

"French"ね。と。


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