12話:目覚めの時
「エリア、力を解放するのだ。」
アルカディア様の言葉が、私の心に響き渡った。
力を解放する…?
一体どうやって…?
「君の心の奥底に眠る力。」
私の心の奥底…?
「その力、世界を救う力。」
世界を救う…?
そんな力、私に…?
アルカディア様の言葉は、まるで魔法の呪文のように、私の心を揺さぶった。
世界を救う…?
そんな、大それたこと、私にできるはずがない。
私は、ただ、猫が大好きな、普通の女の子なのに…。
でも…
アルカディア様は、私に、世界を救う力があると言っている。
ルナも、レオンさんも、そしてアルカディア様も。
みんな、私を信じている…?
「エリア。」
アルカディア様は、私の目を見つめ、優しく言った。
「君は一人じゃない。」
アルカディア様の言葉に、私は、涙がこみ上げてくるのを感じた。
私は、一人じゃない…?
ルナも、レオンさんも、そしてアルカディア様も…?
「私たちはいつも君を見守っている。」
アルカディア様の言葉に、私は、心が温かくなるのを感じた。
私は、一人じゃないんだ。
その言葉は、まるで、温かい毛布のように、私の心を優しく包み込んでくれた。
私は、今まで、ずっと一人で戦ってきたような気がしていた。
でも、違ったんだ。
ルナがいて、レオンさんがいて、そして、アルカディア様がいてくれた。
みんなが、いつも、私を見守っていてくれたんだ。
そのことに気づいた時、私の心は、感謝の気持ちでいっぱいになった。
「エリア。」
アルカディア様は、私の手を握りしめ、力強く言った。
「君は世界を救える。」
アルカディア様の言葉に、私は、勇気が湧いてくるのを感じた。
私、世界を救える…?
本当なのかな…?
でも、もしも…
もしも、私が世界を救えるのなら…。
私は、世界を救いたい。
ルナとレオンさんのために。
この猫カフェ「ルナ」のために。
そして、私の大好きな、この世界のすべてのために。
「エリア、信じろ。」
アルカディア様は、私の目を見つめ、静かに言った。
「君自身を、そして君の力を。」
君自身を…?
そして…
私の力…?
私は…自分の…力を…?
私は、自分の胸に手を当てた。
心臓が、ドキドキと高鳴っている。
その鼓動は、まるで、私の力が目覚めようとしているみたいだった。
私は、深呼吸をして、目を閉じた。
そして、自分の心の奥底に意識を集中させた。
静寂。
私の周りには、何もない。
ただ、静寂の世界が広がっている。
その静寂の中で、私は、自分の内なる声に耳を傾けた。
すると…
心の奥底から…
何かが…
湧き上がってくるのを感じた。
それは…
温かい…
光…。
その光は、私の体を包み込み、そして…
私の心の奥底に…
眠っていた…
力…
を…
目覚めさせた…。
私は、目を開けた。
私の体は、光に包まれていた。
その光は、まるで、太陽のように暖かく、そして、優しい。
私は、その光に包まれながら、不思議な感覚に陥った。
それは、まるで、世界と一体化しているような感覚だった。
私は、世界を感じることができる。
風のささやき…
木々のざわめき…
鳥のさえずり…
そして…
人々の心…。
私は、すべてを感じることができる。
その感覚は、今までに感じたことのない、素晴らしいものだった。
私は、世界と一体化している。
私は、世界の一部なんだ。
そして…
私は…
世界を…
救うことができる…?




