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猫カフェと世界の秘密  作者: lughrugh
世界の秘密、猫の手ほどに
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10話:アルカディア

水晶玉の光に包まれ、私の意識は、深い眠りへと落ちていった。


どれくらい時間が経っただろう。


私は、誰かに優しく名前を呼ばれる感覚で、ゆっくりと目を開けた。


「…エリア…エリア…。」


その声は、深く、温かく、そして…どこか懐かしい響きを持っていた。


私は、まばゆい光に目をしばたたかせながら、声のする方を見た。


そこにいたのは…


…大きな…


…白い…


…竜…


…だった…。


竜は、翼を大きく広げ、私を見下ろしていた。


その姿は、まるで、神話の世界から抜け出してきたかのように、神々しく、そして…美しい。


「…あなたは…?」


私は、竜に尋ねた。


竜は、優しく微笑むと、答えた。


「…私は…アルカディア…。」


アルカディア…


ルナの…師匠…?


「…エリア…よく来てくれた…。」


アルカディアは、そう言うと、私に近づいてきた。


私は、アルカディアの大きさに圧倒されながらも、その優しい瞳に、恐怖心は感じなかった。


アルカディアは、私の目の前に座り込むと、静かに語り始めた。


「エリア、君は《破壊者》だ。」


破壊者…?


その言葉に、私は、ドキリとした。


破壊。それは、何かを壊すこと。傷つけること。奪うこと。


そんなネガティブなイメージが、私の頭をよぎった。


「君の力は、世界を破壊する力。」


アルカディアの言葉に、私は、不安な気持ちになった。


私の力は、世界を破壊する…?


そんな、そんな力、私は欲しくない。


「でも、エリア。」


アルカディアは、私の目を見つめ、優しく言った。


「破壊は、創造の始まりでもある。」


破壊は、創造の始まり…?


どういうこと…?


「エリア、世界は常に変化している。」


アルカディアは、空を見上げた。


空には、満天の星空が広がっていた。その星空は、まるで、宝石を散りばめた黒いビロードのようだった。一つ一つの星が、キラキラと輝き、まるで、私に何かを語りかけているようだった。


「星は生まれ、そして消えていく。」


アルカディアは、星を指さした。


「生命は誕生し、そして死んでいく。」


アルカディアは、私を見た。


「それは、悲しいことではない。」


アルカディアは、静かに言った。


「それは、自然の摂理。」


自然の摂理…?


「エリア、破壊は終わりではない。」


アルカディアは、私の手を握りしめ、力強く言った。


「破壊は、新たな始まりなのだ。」


新たな始まり…?


「エリア、君の力は、世界を壊す力、そして再生させる力。」


世界を壊す…?そして再生させる…?


「エリア、君には、その力を使って、世界を再生させる使命がある。」


世界を再生させる…?使命…?


アルカディアの言葉は、まるで、私の心に直接語りかけてくるようだった。


世界を救う?再生させる?私にそんなことができるの?


「エリア、君ならできる。」


アルカディアは、私の目を見つめ、力強く言った。


「君には、その力がある。」


アルカディアの言葉に、私は、希望の光を見た気がした。


私、世界を救える…?


でも、本当に私にできるのかな…?


不安と期待が、私の心の中で入り混じる。世界を救う。それは、とてつもなく大きな、そして困難な使命。私に本当にできるのかな…?


「エリア。」


アルカディアは、私の不安そうな表情を見て、優しく微笑んだ。


「恐れることはない。」


アルカディアは、私の頭を撫でた。


「君は一人じゃない。」


アルカディアの温かい手に触れて、私は、少しだけ気持ちが落ち着いた。


「ルナも、レオンも、そして私も。」


アルカディアは、私を見つめ、静かに言った。


「私たちは、いつも君を見守っている。」


アルカディアの言葉に、私は、涙がこみ上げてくるのを感じた。


私は一人じゃない…?


ルナも、レオンさんも、そしてアルカディア様も…?


「ありがとう、アルカディア様。」


私は、アルカディアに感謝の気持ちを伝えた。


アルカディアは、私の頭を撫でながら、優しく微笑んだ。


「さあ、エリア。」


アルカディアは、言った。


「君の力に目覚める時が来た。」


アルカディアの言葉に、私は、身震いした。


そして私は、自分の力に目覚める…?


アルカディアは、両手を広げ、私を包み込むように言った。


「エリア、力を解放するのだ。」


力を…?解放…?


「君の心の奥底に眠る力。」


アルカディアは、私の目を見つめ、力強く言った。


「その力、世界を救う力。」


私の心の奥底…?世界を救う…?力…?


私は、自分の力を…?

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