デュラハン共
デュラハン。
「……」
「……」
暗い森の中、ガチャンコガチャンコと鎧を鳴らしながら、何やら相談をする二つの影が。
「……」
「……」
そう、メイドさんがたまに見に来るデュラハンである。ひっそり修行している二人に、事ある毎にご飯と応援をくれる、そんな実の娘のようなメイドさんを二人して気に入ってるようだ。
「……」
「……」
そうして、なんとかして毎日来てもらうことはできないか。というようなことを画策しているらしい。なんと欲深い。この罰当たりめ。
「……」
「……」
決めては流しそうめんの時に、呼び止められたからだそう。知り合いのみ招待されるような会合に、隅の方とはいえ混ぜてもらったことで、そこそこ嬉しかった模様。
「……」
「……」
しかし、向こうにも都合はある。あの出で立ちからして、どこぞの従者であることは容易に想像がつく。その地位から空き時間に来ているのだ。良好な関係を築くことが目的であって、相手方に面倒をかけるわけにもいかなない。とまあそんな具合に、メイドさん側についても考えて探っているみたい。
「……」
「……」
押しかけては迷惑だが、従者を引き抜くというにもタダではいかないだろう。納得するだけの金品を用意して、穏便に事を済ませるのが得策か。そこまでいって二人が鎧を開くと、中には少なくない宝石や財が。合わせて小国一つ傾きそうなレベルである。
「……」
「……」
さすがに過剰だと感じたか、出して選別を始めている。近いうちにこの二人は動きそうだが、どうなることやら。
鎧の中は実体はなく空洞。




