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夏らしくなってきたので
現実では不用意な外出は控えましょう。
「っと、これは勇者様からの手紙ですかね。ええと、『夏っぽいことやるから、この日空いてれば来てね』。何するんでしょうね」
何やら聖女様の元に手紙が届いた模様。ただ流したのは聖女様宛のみではないとか。
「ああもう、毎日気苦労が絶えないっていうのに手紙? 送り主は勇者様か」
「何?どうかしたの?」
「い、いやなんでもない」
「何かあればいつでも言ってくださいね」
「私たちを頼ってくださいね」
「あなた様ををお慕いしておりますから」
「う、うん……」
現状について多くは語らないが、あの後捕まったらしい剣聖の息子にも届いていたとか。
「何それ」
「……勇者からの手紙です。夏っぽいことやるので来てね、とのことです」
「ふむ、ちょうど暇してたし二人で行くか」
「久々に会えますしね」
戦士と僧侶にも(ry
「お嬢様、勇者様からの手紙でございます」
「ん? 勇者から? ふむふむ夏っぽいことねぇ。毎日研究に明け暮れてるのも疲れるし、たまには出てみるかなー」
「しかし、その日は既に食事会の予定が」
「興味ないし、勇者の名前使ってキャンセルしといて」
「……かしこまりました」
別の二人に届いてたということは、もちろん魔法使いにも。
はてさて、勇者は何を考えているのか。
果たして冬で収束するのか。




