表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/380

勇者とメイドさん その72

ラーメン屋ではやりません。

「メイドさん、ラーメンの前でしばらく待機してるけど、食べないの?」


「いえ、麺を伸ばしているので」


「……そういうとこあるよね」


「お得ですよ」



 ラーメンはまず伸ばすところからです。十分くらい放置、以降は様子を見つつですが、ボリュームが増してこれがなかなか。


「でも伸びると美味しくないでしょ」


「私は質より量派ですから。コスパを良くしています」


「美味しくないのもそれで片付くのね」



 実際に伸びていますし、問題ないでしょう。実際は一本数センチと誤差の範囲ではありますが。


「ええ……デロデロじゃん」


「これがいいんです、この麺が密集してる感が。食べます?」


「いや、遠慮しとく」


「まあそう言わずに」


「待って! それおかしいくらいに伸びてない!? なんでそれだけ出して、なおスープに浸かってるの!?」


「これは予想外ですね」



 ご主人様の口にぶち込もうと麺を持ち上げると、不思議なことに際限なくスープから麺が出てきます。これは。


「そうですね……では言い方を変えます。これの処理を手伝ってください」


「正直不気味で仕方ないけど、それなら仕方ないか」


「少しでも残れば、そのうちこの家は麺で満たされますよ」


「嫌すぎる」


 もしそんなことになれば、油汚れのため掃除が大変そうですから。進行形で増え続けるここは、協力してもらうということで。処理の最中ご主人様の顔が赤く染まっていたのは、体調が優れなかったからですかね。最初も断っていましたし、無理をさせてなければいいのですが。




 スープが無くなれば麺が伸びるのが止まるのに気づいたのは、処理が終わってからの話。

カップ麺は伸ばします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ