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勇者とメイドさん その71
プレゼントについて。
「誕生日プレゼントってもらった本人の前で開けて、すぐに感想言うのが定番じゃん?」
「ええ、まあそうですね」
「ならプレゼントを包装する意味ある?」
「……お金をかけてまですることではありませんね」
包装を破かないとしてもだ、どうせ後で捨てられるのであれば、気持ちとお金はプレゼント本体に込められているわけだから、包装はするだけ無駄なのでは。
「そこは気持ちとも言いますが……」
「まあプレゼント用意してる時点で祝う気持ちはあるからね、包装してないってんで白状だって感じるのは、ワガママってもんよ」
「二、三百円浮きますね」
「ジュースでもつけてあげたほうが良さげかな?」
よっぽどでない限りは、ラッピングは控えてよし。それくらいで怒る狭量な人とは、あまり関係を持ちたくないし。
「あ、無料のオプションなら別ね」
「タダで貰えるのものは貰っておく精神ですね」
「大事よ、そういうの」
「試食コーナー回ってそうですね」
「バレたか」
チョロチョロと試食コーナー渡り歩いてるのバレた。
その日の夕飯はちらし寿司だった。
親には百均のよさげな道具を買ってる。
誤字報告感謝します。




