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勇者とメイドさん その50
夏に備えて買い物を。
「7月入ってるし、去年も聞いたけど一応今年も聞いとく。水着買いに行く?」
「大丈夫です。古いものとはいえ持っていますし、今年も海もプールも行くことはないと思うので」
「まあそうよね」
去年もそうだったが、夏というのはなんだかんだ海行きたいと言いつつ、結局行かないで終わるものなのだ。準備と炎天下の長時間移動が面倒って、それ何度も言われてるし。
「浴衣買いに行く?」
「大丈夫です。この近辺ではフリーマーケットくらいしか、地域の催し物等は開催されないので」
「まあそうよね」
夏といえばお祭りも上がるが、近くでやることはないので、結局行かないのだ。そのために遠出するのも面倒だし。
「キャンプ用品買う?」
「準備に手間がかかりますし、準備していったとしても現地で手間取るのが目に見えてます。買っても結局行かないんですよね?」
「よくわかってるっしゃる」
これから夏本番、その前に何かあればと思ったけど、見事に予想通り。今年も主に家かな。
「メイドさんも遠慮せずに、要望があれば言ってもいいよ」
「では手持ち花火を」
「夏の風物詩だね」
「五袋ほど」
「多くない?」
「遠慮しなかった結果です」
普通にひと袋でいいだろうに。花火好きなのかな?
その日の夕飯は牛丼だった。
バーベキューに花火使えばすぐに火つきそう。




