25.サディたちに報告
貴族社会に戻るには早い方がいい、そのためには家に戻るのが一番である。
その道筋は、レオ様たちが担ってくれる。
ただ、こっちの友人とは今後滅多に会うことはできない。
友達を辞める必要はない。
これらのことを子どもたちに話した。
ライヤンが商店の子なので、いろいろ聞き齧っているのかすんなり納得した。トーヤもギルもすんなりとはいかないがサディのためになるならと、理解はしたようだ。
サディは初めてできた友達と離れることが嫌なようで不満なようだ。それでも弟のことはやはり気になるようだった。
当日は弟も来るかもしれないと伝え、とりあえずライトを納得できるように取り組むように話した。
サディはジャンさんに欲しい物を聞いてヘッドライト。
ライヤンは売れそうな物と言われたらしく持ち運べるライト。
トーヤは台の上に石を置いて作業するので光る台。
ギルは手元を明るくしたいと言われて手元ライト。
それぞれの作品を作る時に、先生にそれとは別に一緒にひとつの作品を作りたい、とお願いしたらしい。
許可を得て、がんばって個別のものは作り終わり、4人合同で作り始めた。
どんな形にするのか、どういう設計をするのか、いろいろ案を出して考えていたようだ。一緒に作れるのは最後かもしれないと、思いながら。
だからこそ納得いくものを作りたいと、それぞれが案を出し合っていた。
ライトの傘が4つに分かれていて、それぞれを一人づつ仕上げた。
そして、それを一つにまとめて、光の強さや色を変えて楽しめる作品が出来上がった。
提出期限、ギリギリになったが。




