11.講習を受けて
道具屋には、初心者から中級者あたりが使いやすい道具や武器が置いてあった。
話を聞くと、道具や武器の引き取りもしているとのこと。また講習を受けた後、見にくる人もいるとのこと。ならばと、一つ提案してみた。
「初心者セットみたいなのを作ったらどうですか?店主から見て、まず最初にこれは必ずあるといいよ、というセットを安く提供する、という感じで。」
「たとえば?」
「薬草取りに最低限必要なものに、万が一魔物が現れた時対応できる一番簡単なもの、もしくは人に知らせることのできるもの、とか。」
「初心者だから、高価なものは必要ないだろうし、でも、選ぶのに困るだろうし。当然お店の利益は必要だから、セットにすると少しお得だよ、っていう程度でいいとは思いますが。」
「なるほどなー。で、高いのがいいやつは好きにすればいいのか。」
「はい。組合側も、何かと都合がいいような気がするんですよねー。」
で、待ってる間、店主さんとあれがいる、これがいいなどとやっていると、レオ様が何故かやってきた。そして、一緒に悩んでセットを決めた。面白そうだと組合長に伝えてくる、と向かわれたので、私たちは、欲しかった薬草採取の消耗品を買って、店主さんと武器の話をして過ごした。
やってきた組合長と、講習を受けたら少し割引をして、その差額は組合が支払うということになった。無茶をする者が減るだろうとのことで、講習ごとにそれに見合うセットを作るよう、店主に頼んでいた。
早速、講習を終えた者たちが道具屋に来たので、組合長が説明していた。これも、学校と同じで組合が立て替えをしてくれるらしい。
サディと、友達の分は私たちが払った。安全第一である。遠慮する友達に、最初はしばらく勝手に森に行かない、行く時は私たちと一緒だ、という条件をつけた。
今日は遅いので、明日天気が良ければ森に行くことを約束して、それぞれ家路についた。




