表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
27/38

第27話 守りきる理由

久々に舞にスポットを当ててみました。

ゴールを守る舞が、大きな声で指示を飛ばす。


「まだまだだよ。ゆっくり~!」


(守備の指示は私が出さなきゃ)


技術的にはまだ未熟なフローラル。

だからこそ、自分の役割は明確だった。


ハンドボールのゴールキーパーとして培ってきた経験。

それを活かせるのは、このポジションしかない。


(私が守りきれば、負けない)


舞は柚季の作戦を頭の中で反芻する。


――私たちの強みはスピード。

守備は3人でゾーン。ボールを奪ったら前に預ける。


確かに、オレンジマジックは全員で攻めてくる。

だが、その分、奪えれば一気にカウンターへ持ち込める。


(だからこそ、守備を崩しちゃいけない)


1試合目では、相手の流動的なポジションに対応できず、指示が遅れた。

あんな失態は二度と許されない。


「理沙、斜めに入ってくる人に注意!

柚季、後ろにも一人いる!」


全神経をコートに研ぎ澄ませる。


視線、動き出し、タイミング――

同じGKでも、競技が違えば全てが違う。


だが、それにもようやく慣れてきた。


スクラッチでの経験が、確実に自分を成長させている。


(私がフローラルの守護神なんだ)


あの時、誘ってもらえなければ――

自分はきっと、ただ流されるだけの日々を送っていた。


今は違う。


仲間がいる。笑顔がある。


(みんなの笑顔を守りたい!)


放たれたシュートを、舞は全力で弾き出した。


ゴール前では理沙、志保、柚季が必死に守る。

スペースがなく、オレンジマジックは攻めあぐねている。


(やっぱり……一人じゃ崩せない)


個の力で打開する選手はいない。

だからこそ、全員で攻めてくる。


(柚季ちゃん、すごい……)


舞は素直に感心した。


ボール保持率は相手が上。

それでも、試合の流れは明らかに違っていた。


フローラルのシュート数が増えている。


前線で待つ亜紀の存在が、大きな意味を持っていた。


(この作戦、通用してる)


柚季の作戦は、確実に流れを引き寄せていた。

ここまで読んでいただきありがとうございます!


次回、試合が大きく動きます。

フローラルにとって大事な展開になるので、ぜひ続きを見てください。


引き続き応援よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ